WRXの顔が変わった!米スバルが2018年モデルを発表

スバル WRX STI 2018年モデル

米国スバルは、2018年モデルのWRXとWRX STIを発表した。新型モデルは2017年春より販売される予定となっている。

2018年モデルではフロントフェイスが変更され、ロアグリルの開口部が大きくなるなど、よりスポーティでアグレッシブなデザインになった。

ヘッドライトの形状も再設計され、夜間運転でカーブを照らすLEDステアリングレスポンシブルヘッドライトとした。また、より多様性を高めるため、新しいルーフラック取り付けブラケットが追加された。

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WRX

スバル WRX 2018年モデル
スバル WRX 2018年モデルスバル WRX 2018年モデル

WRXは、268馬力を発揮する2リッター直噴ターボエンジンを搭載。トランスミッションは、6速マニュアルトランスミッションを標準装備とし、マニュアルモード付スポーツリニアトロニックCVTはオプションとなる。

今回の変更では6速マニュアルトランスミッションのシフター感触が大幅に向上した。

新しいシンクロ設計と摩擦低減、スムーズなクラッチテイクアップなど、ステアリングモーターと電子制御ユニットを一体化して軽量化を図りながら、電動パワーステアリング(EPS)がよりスムーズで自然なフィーリングに変更された。

さらに、高いコーナリング性能を維持しながら、ステアリングの安定性と乗り心地を向上させるため、フロントとリアに新しいサスペンションのチューニングを採用した。

オプションのパフォーマンスパッケージには、レカロ8ウェイパワーシート、レッド塗装ブレーキキャリパーとアップグレードされたJURIDブレーキパッドを備えており、軽量化のためサンルーフを無くした。

また、18インチのホイールはダイナミックなダブルスポークデザインとした。

WRX STI

スバル WRX STI 2018年モデル
スバル WRX STI 2018年モデルスバル WRX STI 2018年モデル

305馬力の2.5リッターターボエンジンを搭載するWRX STIは、WRXと同様のサスペンションチューニングに加え、改訂されたDCCD AWDシステム、大幅に性能が向上したブレーキと、同モデル初の19インチホイールを装備する。

DCCDシステムは、以前は機械式と電子式センタースリップ差動制御の組み合わせを使用していたが、2018年モデルでは電子制御を使用してより迅速かつスムーズな応答が可能になった。

19インチのアロイホイールは、印象的なY字型のスポークデザインと245/35R19タイヤを搭載し、コーナリング性能を向上させている。

ブレーキキャリパーはアップグレードされた黄色のブレンボパフォーマンスブレーキシステムを採用した。前輪にはモノブロック6ピストンキャリパー、後輪にはモノブロック2ピストンキャリパーとし、熱を放出するために、全周に掘削された大きなローターを使用する。

新しいブレーキパッドは、ブレーキフィーリングとフェード耐性を向上させるために、表面積を大きくした。

なお、STIにはレカロシートも用意されている(STI Limitedの標準、ベーストリムはオプション)。

インテリアは質感が向上し、後席にはカップホルダー付きアームレストが追加された。また、内部ドアグリップのデザイン変更を行うとともに、リモートトランクの開閉時間を短縮した。

さらに、騒音低減の対策として、ドアガラスを厚くしてドアシーリングを見直すなどした。

高精細多機能ディスプレイは、一目で車両の情報が見られるように4.3インチから5.9インチに大型化された。

WRXリミテッドでは、運転席の腰椎の調整機能を搭載。スタンダードWRXには加熱ドアミラーが採用され、WRXプレミアムではSTARLINK 6.2 "ユニットからのSUBARU STARLINK7.0マルチメディアユニットにアップグレードされた。

スバル WRX/WRX STI 2018年モデル
スバル WRX STI 2018年モデル

前面衝突性能の強化ため、WRX/WRX STIでは前部構造が見直された。

WRXリミテッドは、EyeSightドライバーアシストテクノロジーを装備したときに、Vehicle Hold(AVH)と新しいEyeSight Assist Monitor(EAM)を搭載した。

EAMは、LEDインジケータを使用してEyeSightステータスと警告をフロントガラスに表示し、ドライバーが前方を見たままでも視認できるようにする。

AVH機能は、ヒルホルダーとヒルスタートアシストの機能を置き換えたもので、たとえば、信号待ちでブレーキを踏むような場面でもスムーズに発進ができるよう、斜面だけでなくすべての道路状況に対応する高度な機能とした。

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