テスラ「モデルS」のアップデートを実施、モデル3など他モデルと“統一感”あるフロントフェイスに
テスラ・モーターズは、同社で販売しているプレミアムEVセダン「モデルS」のアップデート内容を発表した。
従来の自動車とは異なり、テスラでは新機能を開発または改善が可能となった際、次のモデルイヤーまで待たせることなく、準備ができ次第製品に反映させている。モデルSについても、今年の1月15日に日本国内において「自動運転」を段階的に実現するソフトウエアの提供を開始したばかり。
そして今回は、フロントデザインの変更を始めとする「エクステリア」「インテリア」「充電器」の3つにおいてアップデートが図られている。
エクステリア アップデート
モデルSは、マラソンランナーのパフォーマンスと効率を体現するタイムレスな美しさを目指してデザインされている。
今回のモデルSのアップデートでは、黒いノーズコーンを外し、特徴のある美しいテスラ「T」エンブレムとモデルXに似たフロントデザインを採用。これにより、モデルSのルックスを変えるだけでなく、空力性能も向上している。また、フロントデザインが新しくなったことで空力性能が向上したため、航続距離も僅かに延びているという。
ボディカラーのサイドロッカーパネルはパフォーマンスを重視したクルマの美しさを強調し、スマートになったリアディフューザーのデザインはパフォーマンスと効率を向上。
また、モデルSにはフルLEDアダプティブ ヘッドランプを新たに装備。新しいデザインには、夜間の視界を向上する14 LED 3ポジション ダイナミック ターニングライトが採用され、特徴的な拡散型LEDシグネチャー ライトブレードとインテグレート ターンシグナルによりさらにスタイリッシュになった。
この新しいLEDヘッドライトは、スタイルを向上させるだけでなくアダプティブ ライト機能をも備えている。アダプティブ ライトはモデルSの走行中に前方の道路を照らし、夜間の視界を向上。ステアリング角に応じて3つのスタティック ダイナミック反射型LEDがコーナーを照らし、視界と安全性を向上させる。
インテリア アップデート
モデルSにも、テスラの「HEPAエアフィルトレーション システム」を採用。このシステムは、他の高級自動車用フィルターの2倍の効果が得られ、車内の空気から99.97%の微粒子状汚染ガスとアレルギー源、バクテリアや他の汚染物質を事実上完全に排除する。
2つの新たなインテリア デコール オプション
“フィギュアド アッシュ ウッド デコール” と” ダーク アッシュ ウッド デコール” と呼ばれるインテリアのオプションを追加。車内のデザインがよりパーソナライズできるようになった。
第3世代充電器
モデルSに標準装備される充電器が40アンペアから48アンペアにアップグレードされ、高アンペアの充電源に接続した際、より高速な充電が可能になる。
すべてのクルマがカスタムビルドされる米カリフォルニア州フリーモントのテスラ工場において、これらの変更点を反映した製品の生産が開始される。
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