シトロエン、これが最後のハイドロモデル!?「C5」ファイナルエディション発売
伝統のハイドラクティブサスペンション搭載した国内最終モデル
プジョー・シトロエン・ジャポンは、シトロエンのフラッグシップモデル「C5」の国内最終バージョン「C5 Final Edition(ファイナル・エディション)」を、60台限定で5月19日より発売開始した。
シトロエン「C5」は2007年にデビュー、躍動感溢れるダイナミックなエクステリアと洗練された室内空間が提供する快適性、そしてシトロエン独自の油圧サスペンション「ハイドラクティブIIIプラス*」搭載により、シトロエンらしい乗り心地を実現したプレミアムサルーンである。
「C6」販売終了後、フラッグシップモデルとして君臨した「C5」の日本向け生産が終了となる。これにともない最終の限定車として発売する「C5 Final Edition」は、C5の最終モデルであるとともに、現行ラインナップにおいてシトロエンブランドの技術的象徴ともいえるハイドラクティブサスペンションを搭載する最後のモデルとなる。
「C5 Final Edition」は、上級グレードのExclusiveをベースに18インチ大径ホイールを特別装備し、セダンタイプの「C5」とステーションワゴンタイプの「C5 Tourer(ツアラー)」2モデルに各2色のボディカラーを設定した。またFinal Editionを記念し長く安心して愛用してもらえるよう、延長保証2年プラン(158,760円相当)を無償提供する。
*シトロエン独自のサスペンション「ハイドラクティブIIIプラス」とは
1955年のパリ・モーターショーで登場した「シトロエン DS」に搭載されたサスペンション「ハイドロニューマチック」の進化系が「ハイドラクティブIII」である。
ハイドロニューマチック(通称ハイドロ)は、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、ギアシフトすべてを油圧で制御するというまさに当時の常識を超越した革新的なもので、一般的な金属のスプリングではなく、オイルと窒素ガスを用いることにより、乗員数や荷物の積載量の変化にかかわらず、常に一定の車高と車両姿勢を保つとともに他にはない快適な乗り心地と、抜群のロードホールディング性能を高い次元で両立させた。
そのしなやかな乗り心地は「マジックカーペット・ライド=魔法の絨毯」とも呼ばれ、世界中から注目を浴びた。「ハイドロニューマチック」はその後も絶え間なく改良が続けられ、半世紀以上を経た現在「ハイドラクティブIIIプラス」へと進化し「C5」に搭載されている。
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