ホンダ、米国での四輪車生産が累計2,000万台を達成
ホンダの米国内の四輪車生産工場の第一号であるオハイオ州メアリズビル四輪車生産工場は、3月21日、1,000万台目の米国製「アコード」のラインオフを迎えた。また、米国内にある4つのホンダ四輪車工場は、米国での四輪車生産累計2,000万台を達成した。
これらの累計生産台数の達成には、ホンダの米国製乗用車およびトラックにパワートレインを供給するホンダの米国内にある2つのエンジン工場と、2つのトランスミッション工場も貢献している。
メアリズビル四輪車生産工場は、1982年11月1日に、1台目の米国製「アコード」が生産された工場であると同時に、ホンダが日本の自動車メーカーとして初めて米国での現地生産を開始した工場でもある。その後、ホンダはオハイオ州イーストリバティ、アラバマ州リンカーン、インディアナ州グリーンズバーグに生産拠点を拡大した。
現在、これらの工場では乗用車4車種とライトトラック7車種の計11車種を生産。さらに、米国5番目の四輪車生産工場となるパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターの建設が現在オハイオ州メアリズビルで進められており、2015年以降、世界で唯一の次世代「NSX(Acura NSX)」の生産拠点となる。
2013年のホンダの米国内における四輪車生産台数は、それまで最多であった2012年の生産台数をさらに7.4%上回り、過去最多記録を更新する130万9,917台であった。ホンダの米国における現地生産は、米国内533社のサプライヤー企業に支えられており、ホンダの2013年の部品購入総額は230億USドルを超えることとなった。
メアリズビル四輪車生産工場は、1982年以来、約32年間にわたって「アコード」の生産を続けており、米国で販売される「アコード」のほぼすべてを生産。さらにその一部を米国外の市場に供給してきた。現在メアリズビル工場では、「アコードセダン」、「アコードクーペ」、「アコード・ハイブリッド」が生産されている。なお、「アコード」は過去にイーストリバティ四輪車生産工場で4年間、ホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シーで2年間生産された。
ホンダの米国内にある4つの四輪車生産工場は、アラバマ州リンカーンおよびオハイオ州アンナのエンジン生産工場、オハイオ州ラッセルズポイントおよびジョージア州タラプーサのトランスミッション生産工場に支えられている。これらのパワートレイン工場は、これまでに累計で2,377万基の四輪車用エンジンと1,864万基のトランスミッションを米国内で生産してきた。なお、2013年に米国内で販売されたホンダおよびAcura車の約95%が北米内で生産された。
ホンダは過去3年間で、米国内の四輪車生産工場に約16億USドルを投資し、生産能力拡大および製品や生産システムへの最新技術の導入を行っている。
■ホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッド取締役社長兼北米地域四輪生産統括責任者 岩田秀信氏のコメント
「私たちが累計生産2,000万台を達成できたのは、2,000万人のお客様が私たちの製品に信頼を寄せていただいた結果であることを深く認識しており、この約30年間にわたるお客様のご支援に感謝申し上げます。また、お客様のために最高品質の製品を生産し続けてきた米国内の何万人ものホンダ従業員および何百ものサプライヤー様のコミットメントを高く評価したいと思います」
■ホンダの米国内における四輪車生産
ホンダオブアメリカマニュファクチュアリング
メアリズビル:1,140万台(1982年生産開始)
イーストリバティ:475万台(1989年生産開始)
ホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シー:310万台(2001年生産開始)
ホンダマニュファクチュアリングオブインディアナ・エル・エル・シー:75万台(2008年生産開始)
ホンダの米国内四輪生産累計台数:2,000万台
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