マツダ、メキシコで新型「Mazda2(デミオ)」の生産を開始
エンジン機械加工工場も稼働
マツダは、メキシコの新工場「Mazda de Mexico Vehicle Operation(MMVO)」において、新型「Mazda2(デミオ)」の生産を開始したことを発表した。同車の生産拠点は2014年7月に生産を開始した日本の防府工場、9月に生産を開始したタイの「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」に続いて3拠点目となる。
また、2013年から建設を進めてきたMMVOのエンジン機械加工工場も完成し、2014年10月21日に稼働した。さらには、グローバルで好調な「SKYACTIV技術」搭載車の販売増に対応していくために、MMVOの年間生産能力を2016年3月期には25万台まで増強する。
マツダは、「SKYACTIV技術」を搭載した車両の導入を進めており、2016年3月期にはマツダ車の販売に占める「SKYACTIV技術」搭載車の比率を85%以上にする計画。また、2012年2月に発表した「構造改革プラン」の中で重要施策の一つとして掲げた「グローバル生産体制の再構築」を着実に進めている。今回のMMVOにおける新型「Mazda2(デミオ)」の生産開始、エンジン機械加工工場の稼働、および生産能力増強は、それらの計画を大きく前進させることになる。なお、MMVOのエンジン機械加工工場は本社工場と同じマツダの最新の生産・製造技術を採用したエンジン部品の機械加工ラインで、効率化と多様化を同時に実現している。
MMVO社長 江川恵司氏のコメント
「この度の新型『Mazda2』の生産開始、エンジン機械加工工場の稼働、および年産能力の増強により、日本と同レベルの高品質な『SKYACTIV技術』搭載車をグローバルに供給できる体制が強化されるとともに、クルマづくりを通じて、より一層メキシコ経済の発展に貢献できることを大変うれしく思います。」
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