パジェロやサーフ、テラノまで! 海外で活躍する国内にも導入してほしい「日本にない」日本車SUV3選
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
三菱 パジェロ
1980年代から90年代にかけ、四駆ブームの火付け役となった三菱 パジェロ。スキーブームのこの時代、冬の週末ともなれば雪国へ向かう高速道はパジェロだらけ、というくらいの人気を博した。過酷過ぎる砂漠の競技、“パリダカ”こと「パリダカールラリー」での大活躍も多くの人が記憶していることだろう。
そんな超人気車パジェロも、2019年に日本から消滅。ところが東南アジア諸国などでは、今も“パジェロ”は人気のブランドとして活躍中だ。
その名は「パジェロスポーツ」。現行型で3代目となる同モデルは、実は日本でも初代が「チャレンジャー」の名前で1996年〜2001年まで売られていたのを覚えている方もいるのではないだろうか。
従来よりもボンネットを高くし厚み持たせながらダイナミックシールドデザインで迫力あるエクステリア、質感を高めより快適な室内空間としたインテリアは日本でも人気を集めそうなスタイルだ。
搭載するパワートレーンは、最高出力181ps、最大トルク43.8kgmを発揮する2.4リッター4気筒ディーゼルターボ+8速AT。現地での価格は「GT 2WD」が129万9000バーツ(約455万円)〜、「GTプレミアム 4WD」が159万9000バーツ(約560万円)〜となっている。
トヨタ ハイラックスサーフ
三菱 パジェロと並び、80年代〜90年代にかけてスキーヤーたちの人気を2分していたのが「トヨタ ハイラックスサーフ」。1984年にピックアップトラックのハイラックスをベースに、荷台にFRP製のキャノピーを被せた2人/5人乗りのクロカンとしてデビューした。
ラダーフレームを採用したこの本格オフロードモデルは、1989年に2代目、1995年に3代目、2002年に4代目へモデルチェンジ。現行モデルとなる5代目から海外専売車となり、その名をハイラックスサーフから4ランナーに変更している。
エクステリアは、日本で展開していた頃よりもたくましくなり重厚感が増している一方、ボディに前傾したCピラーや台形のフロントグリルなどは、変わらぬハイラックスサーフ然としている。
エンジンラインナップは最高出力274psを発生する4.0リッター V6のみ。価格は、3万6340ドル(約390万円)〜5万470ドル(約540万円)となっている。
日産 テラノ
ハイラックスサーフの直接のライバルとして筆頭にあがるのが、日産の「テラノ」。日産のピックアップ「ダットサントラック」をベースにしたSUVで、1986年に初代がデビュー。
日本では2002年に2代目の生産終了と共に姿を消したテラノだが、北米では「パスファインダー」の名で、2005年に3代目、そして2012年には現行型の4代目が登場している。
立ち位置としてはムラーノ(こちらも日本から消滅)の兄貴分的存在。3列シートレイアウトを持つファミリー向けSUVへと進化を遂げている。
初代から3代目まではトラックをベースにしたラダーフレーム式の構造だったが、4代目パスファインダーは、ムラーノなどと共通するFF系プラットフォームに一新し、イメージを大きく変更。エクステリアはムラーノとの共通性もある流麗なフォルム。インテリアは使い勝手の良さそうな3列シートレイアウト。見るからにクッションも分厚く、外観同様に車内もアメリカ車らしい明るい雰囲気が漂う。
パワートレインは、VQ35DD型 V6 3.5リッターガソリンエンジン(284hp)を搭載し、CVTと組み合わせる。駆動方式はFFと4WDが選択可能。価格は、3万1680ドル(約332万円)〜4万4610ドル(約468万円)となっている。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。