トイファクトリーの新作「バレイア」は、長距離トリップへの期待感を高める「オーバーランドスタイル」で登場！【ジャパンキャンピングカーショー2022】
- 筆者： 遠藤 イヅル
- カメラマン：和田 清志・井口 豪
バンコンバージョンの名門・トイファクトリーは、ジャパンキャンピングカーショー2022にて、ハイエーススーパーロングがベースの新作キャンピングカー「バレイア」を展示した。オフロードスタイルの外観と快適な内装を備えた1台を紹介する。
長距離トリップへのワクワク感を全身で発散するキャンピングカー「バレイア（Baleia）」
国産バンコンバージョンの製造で、国内シェア50%を誇るToy-Factory（トイファクトリー／岐阜県可児市）。ハイエースをベースとするバンコンバージョンを一貫して製造してきた同社のキャンピングカーは、品質・安全性の高さで定評がある。
同社は「ジャパンキャンピングカーショー2022」でニューモデル「バレイア（Baleia）」を発表した。
バレイアの特徴は、ハイエーススーパーロングの大きな車体を生かした広大なラゲッジスペースと高い居住性だ。2列目をマルチモードシート、後部にクラス最大級の常設ベッドを置くことで、4名が縦方向に就寝することを可能とした。
ハイマウントされるベッド下にも広い空間を有しているため、キャンプ用品を大量に積載できる。ギャレーには電子レンジや冷蔵庫も標準装備。車内もモダンなトーンで統一されており、快適なキャンピングカーの旅が多人数で楽しめる。
車名の「バレイア」はポルトガルの街から命名
外観ではオーバーフェンダーやJAOS製のアンダーバーなどを装着した「オーバーランドスタイル」が目を引く。オーバーランドとは、車中泊をしながら長距離を移動する旅のこと。
バレイアという車名も、ユーラシア大陸西端にある車名はポルトガルの街から命名されており、長距離トリップへのワクワク感を全身で発散するキャンピングカーに仕上がっている。アウトドアの一場面を切り取ったような展示も、とても効果的だった。
ブースのテーマは「With DOG」 愛犬と旅を楽しめるキャンピングカーも多数展示
Toy-Factoryブースのテーマはズバリ「With DOG」。そのため、昨年の「ジャパンキャンピングカーショー2021」で発表された「ベルゲン（Bergen）」と、2009年に発表された同社のフラッグシップモデル「バーデン（Baden）」、1995年から販売されるファミリー向けキャンピングカーのロングセラー「ランドティピー（Land Tepee）」などの4台は、家族の一員でもある愛犬と過ごせる「With DOG仕様」とされていた。
With DOG仕様では、シート生地を汚れに強いプレミアムスウェードシート生地に変更したほか、リードフックなども装備して愛犬との豊かな旅をアシストする。
なお同社では、2022年2月10日に「with DOG MOBILITY事業部」の設立を発表している。今後は、愛犬旅行に最適な装備を備えたキャンピングカー、普通自動車での愛犬とのお出かけにも使えるドッググッズ、ペット用品メーカーとコラボしたオリジナル商品などの企画開発を行なっていくという。
愛犬との旅行を楽しんでいるユーザーにとっては、さらなる朗報と言えるだろう。
[筆者：遠藤 イヅル／撮影：和田 清志・井口 豪]
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1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る
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