【BMW 新型iXグレード比較】価格差135万円あるが、装備の違いはほんどなし! 異なるのはバッテリー容量だ

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BMWが発表したプレミアム電気自動車のiX xDrive50とiX xDrive40。BMWオンラインのみで販売されるスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)としてすでに先行販売されている。

今回は価格(税込)1116万円となる上級グレードiX xDrive50とiX xDrive40の装備内容の違いを紹介しよう。

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  1. 外観上の違いはなし! 全長5m弱の大型SUVだ
  2. バッテリーの蓄電容量は100kWh! 航続距離は650kmとなる
  3. 室内の快適性を高めるインテリア装備を多数用意

外観上の違いはなし! 全長5m弱の大型SUVだ

iX xDrive50は電動車として専用開発されたモデルで、ボディサイズは全長4955mm×全幅1965mm×全高1695mmと大型に属するサイズだ。

外装ではiX xDrive40との違いはない。

フロントグリルに2020年に発売された4シリーズ同様キドニーグリルが際立つ特徴的なデザインを採用。中にはカメラが埋め込まれており、エンブレム内に用意されるウォッシャー液でレンズの洗浄も行えるため、雪などで汚れてしまっても安心だ。

またヘッドライトはBMWの特徴である4つ目の新デザインとして最もスリムな構造とした。オプションでマトリックス機能付きアダプティブLEDヘッドライトにレーザーライトモジュールを組み合わせた「BMWレーザーライト」も用意した。

バッテリーの蓄電容量は100kWh! 航続距離は650kmとなる

グレードによる大きな違いは搭載するバッテリーだ。iX xDrive50に搭載されるバッテリーの蓄電容量は100kWhで1回の充電での航続距離は最大約650kmを誇る。200kWの急速充電に対応しており、10分の急速充電で120km走行分を充電することが可能だ。

一方、iX xDrive40はバッテリーの蓄電容量70kWh、航続距離は最大約400kmとなる。

また、iX xDrive50の専用装備としてエアサスペンションと四輪操舵システムを搭載する。

室内の快適性を高めるインテリア装備を多数用意

内装で特徴的なのは新開発のシートや大型のディスプレイで、上質感のある内装に仕上げられている。

iXのダッシュボードには12.3インチのインフォメーションディスプレイと、対角14.9インチのコントロールディスプレイからなる大型のカーブド・ディスプレイを備え、ディスプレイ上で操作可能とした。センターコンソールは家具のようなデザインに仕上げられ、クラフテッド・クリスタル・フィニッシュが施されたiDriveコントローラーとFSC認証を受けた木材を用いたセンサーが採用された。

グレードによる違いとしては、ハーマンカードン製のオーディオを標準装備しており、iX xDrive40ではオプションとなる。

オプションパッケージも豊富に用意

さらにオプションパッケージも充実させた。

電動でドアが自動的に閉まるソフトクローズドアやスカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ、赤外線を反射するサンプロテクション・ガラスなどを揃えたファースト・クラス・パッケージ(税込63万5000円)、メモリー機能などのついたマルチ・ファンクションシートなどをセットにしたラウンジ・パッケージ(税込65万2000円)を推奨パッケージとして設定している。

レーザーライトやBowers &Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システムなどを設定したテクノロジーパッケージ(税込75万8000円)といった快適、便利機能も用意する。

プレミアムな電動モデルが増えている

国産モデルでも電気自動車が徐々に発表されはじめており、自動車業界全体として電動化への動きは加速している。国内ではまだまだ高級なイメージの強い電気自動車だが、身近な存在になりつつある。電気自動車を選ぶ際に重要となるのは航続距離だ。一充電あたりの航続距離が最大650kmを誇るiX xDrive50は充電スポットが限られる日本においても非常に心強い存在となるだろう。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

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