新型スバルWRX S4の外観はまるでコンセプトカー「VIZIV」のよう! 新設定の「STIスポーツR」はワンランク上の質感

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2021年11月25日(木)に発表された新型スバル WRX S4。先代モデルは2014年にデビューして以来、グレードの追加や安全性能面などの改良を施されながらスポーティセダンとしての地位を確立した。今回の新型モデルでは2.4リッターエンジンを搭載したことが大きなトピックではあるが、デザイン面も大きく変化している。旧型モデルと比較しながら新型WRX S4の内外装を紹介しよう。

目次[開く][閉じる]
  1. ボディサイズが拡大し、後席にゆとりを持たせた
  2. 外観で目指したのはコンセプトカー「VIZIV」の市販化!
  3. アイサイトXを搭載するEXグレードを中心に時代を先取りしたデザインに

ボディサイズが拡大し、後席にゆとりを持たせた

まずはボディサイズから比較していきたい。

新型が全長4670mm×全幅1825mm×全高1465mm。先代が全長4595mm×全幅1795mm×全高1475mmと、全長、全幅ともに広げ、とくにホイールベースを25mm拡大したことで前席後席間の距離やリヤシート座面長を拡張し、大人2人がゆとりを持って座れる後席空間を実現した

新型WRX S4には「GT-H」「STIスポーツR」の2つのグレードにそれぞれ先進運転支援システム「アイサイトX」を装備する「EX」が用意され、全4グレード展開となる。

外観で目指したのはコンセプトカー「VIZIV」の市販化!

エクステリアデザインはWRXらしいアグレッシブさを強調。具体的には2017年の東京モーターショーで発表したコンセプトカー「VIZIV」のデザインの市販化を目指し、今にも走り出しそうな大胆な前傾軸やスバル特有のグリルデザイン「ヘキサゴングリル」から始まる塊感、内圧で張り出したフェンダーなどを採用。「一目で走りへの期待を駆り立て、あらゆるシーンでパフォーマンスを感じられるデザイン」となっている。

また、ボディ下部は空力テクスチャーやエアアウトレットを採用することで操縦安定性を高めるだけでなく、色をブラックで統一させることでボディを引き締めている。

タイヤは245/40R18サイズで、GT-Hグレードではダークガンメタリック塗装、STIスポーツRではブラック塗装に切削光輝が取り入れられている。

ボディカラーはスバルとして新色設定となるソーラーオレンジパールをはじめ、スバルファンからの人気も高いWRブルーパール、セラミックホワイトなど8色を設定する。

アイサイトXを搭載するEXグレードを中心に時代を先取りしたデザインに

インテリアは「安定」「安心」「愉しさ」の3軸を起点に、水平基調のインストルメントパネルによる安定感と、アイサイトXを装備するEXグレードには標準装備される11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイなどで先進感を表現した。

さらにブースト計はWRX S4とレヴォーグのターボ車専用コンテンツとしてEXグレードに用意する12.3インチのフル液晶メーター内に表示。EXグレード以外のモデルにもマルチインフォメーションディスプレイにブースト計を表示させる。

特に新グレードのSTIスポーツRでは、ボルドーの内装で上質な車内空間を演出する。スリムな形状のエアコン吹き出し部やDシェイプステアリングはグリップ断面をよりスポーティに仕上げ、先進感を高めている。

シートはSTIスポーツRグレードにオプション設定として従来型を上回る高いスポーツ性のレカロシートを新たに開発、装備する。スバルの安全性や利便性などの価値も両立させた。骨盤の回転を抑制したり、旋回時のサポート性を高め、長時間運転していても疲れにくい仕様となっている。

GT-Hグレードではファブリックとトリコットのシート、STIスポーツRにはボルドーとブラックの本革シートが標準装備される。

デザインや機能面から感じられる「新しさ」が魅力

7年ぶりの新型モデルであることからも、やはりデザインには新しさを感じる。また今回から追加されたSTIスポーツRは上質な室内空間となっており、EXグレードなら11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイをはじめ先進感が際立つ。

これまでWRX S4を乗ってきた人にはもちろん、多くのユーザーをトリコにする魅力を持っていると言えるだろう。発売が待ち遠しい1台だ!

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

スバル/WRX
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新車価格:
416.9万円474.1万円
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99万円1,598万円

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

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