レクサス 新型NXとRXの内外装を比較│豪華な仕上がりの外装、質感・操作性が向上した内装でRXにも迫る新型NX
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部
レクサス 新型NXが2021年10月7日(木)発表された。新型NXはデザインを刷新したほか、ブランド初のプラグインハイブリッド(PHEV)の追加、そしてガソリンモデルとターボ、さらにはハイブリッド(HV)とエンジンラインナップだけでも4種類を設定している。レクサスでは同じく人気を誇るRXが存在するが、ここではそんな同社の人気SUV2台の内外装の違いを写真とともに比較していく!
豊富なパワートレインを用意し、RXの価格にも迫る新型NX
2代目となる新型NXは、次世代レクサスの第1弾モデルとして新デザインのスピンドルグリルや新コネクティッドシステムなどを備える。
パワートレインには、2.5リッターNAエンジンや新開発の2.4リッターターボエンジンのほか、従来同様に主力となるハイブリッドモデル、そしてレクサス初のプラグインハイブリッド(PHEV)も新設定するなど豊富なラインナップを用意する。価格(税込)は455万円~738万円。
現行型RXは2015年にデビュー。歴代モデルのイメージを継承しながらも力強さと高級感が増したデザインや、先進運転支援・予防安全機能が充実している。2019年にはマイナーチェンジを実施。デザインなどを一部改良し、現在に至っている。
パワートレインには、2.0リッターターボエンジンと3.5リッター+モーターのハイブリッドの2種類を用意する。価格(税込)は524万円~796万円。
このように、新型NXはグレードによっては上級モデルのRXよりも高いモデルも設定されるなど、両モデルの価格は肉薄している。
重厚な存在感が増した新型NX、力強さやワイド感を強調し精悍な印象のRX
新型NXのボディサイズは、全長4660mm×全幅1865mm×全高1640mm、ホイールベース2690mm。
外観は垂直に立てられたグリルに対し、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし、重厚な印象を与えている。
レクサスの共通アイコンであるスピンドルグリルでは、メッキ枠を廃止し、重厚な存在感を強調しながらシンプルな構成と軽量化を実現。グリルパターンは、立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口を設け、冷却性能を向上させるとともに、SUVに相応しい力強さを演出している。
リア周りでは、次世代レクサスの第1弾モデルとして、バックドア中央に従来のL字ロゴから新たにLEXUSロゴへとブランドマークが刷新されている。
RXのボディサイズは、全長4890mm×全幅1895mm×全高1710mm、ホイールベース2790mm。
また2017年12月には、全長を110mm延長し、3列シートレイアウトとしたロングバージョン「RX450hL」を新たにラインナップし、さらにユーザーの選択肢を増やしている。
RXの外観はエッジを効かせた攻撃的なデザインに、力強さやワイド感を強調するフロントバンパー、リアバンパーを備える。
スピンドルグリルでは、L字モチーフのブロックメッシュパターンを採用。薄目のヘッドランプやL字モチーフのテールライトなどにより、キリッとした精悍な印象を与える。
新型NXではリモートタッチを完全廃止しタッチパネル化、RXは兼用となる
新型NXでは、市販モデル初となる新コックピット思想「Tazuna Concept」を採用。人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながら各種機能の制御が可能な空間としている。
インパネは、中央に最大14インチの大型タッチディスプレイが備わり、操作はタッチディスプレイ上で行う。レクサス車ではこれまで、ナビゲーションやオーディオ、エアコンなどの操作を、シフトレバーのそばにあるリモートタッチで行っていたが、新型NXではこれを完全廃止している。
そのほか、インパネからドア上部までには上質なソフトパッドが与えられ高級感が増している。また、パネル面はドライバー側に向いており、視認性が高く、操作系も一新。手元操作とボイスコマンドにより、視線移動させずに機能や表示の切り替えが可能となっている。
RXのインパネ周りは、デジタルとアナログを組み合わせ、シンプルで見やすい水平基調のデザインを採用。上面が低く配置されたデザインに横長の12.3インチのタッチディスプレイを組み合わせ、視界が広く、開放的な空間を実現している。
ディスプレイ操作は、2019年のマイナーチェンジ以降では、従来のリモートタッチだけでなくタッチパネルでも可能となっている。
車格の大きいRXはもちろん、ホイールベースが伸びた新型NXも快適な足元空間を確保
新型NXの後席は、居住性はホイールベースの拡大もあり、余裕が生じている。ホイールベースの数値が等しいハリアーやRAV4と同じく、後席の足元空間も十分に広いので、大人4名が乗車しても長距離を快適に移動できる。シートは、6:4分割可倒式(電動格納機能付)が採用されている(NX350h“version L”/NX250“version L”に標準装備)。
後席左右の肩口レバーを操作することで、座った状態でリクライニング調整が行えるほか、荷物の数や大きさに合わせてスペースを拡大する際には、タッチディスプレイ内のソフトスイッチおよび荷室内のスイッチ操作により後席シートバックの格納・引き起こしが可能となる。また、シートバックの格納・引き起こしともに、手動で操作することもできる。
RXは、新型NXよりもホイールベースが長いため、より広い足もと空間を確保している。シートは、4:2:4分割可倒式で、シート左右のスイッチ操作により、座った状態でリクライニング調整を行うことができる。
また、ロングバージョンのRX450hLでは、ベンチタイプ(7人乗り)に加え、左右独立タイプのセカンドキャプテンシート仕様(6人乗り)も用意。1列目から3列目にかけ視点を高くするシアターレイアウトのシート配置とし、3列目専用のエアコンを備えるなど、各席の快適性に配慮した。分割可倒式セカンド・サードシートにより、段差も少ないフラットな荷室となる。
荷室は両モデルとも5人乗車時でも500リットル以上の広大な容量を確保
新型NXの荷室は、5人乗車時でも520リットルの容量があり、倒せば1411リットルに拡大。床下収納があり、デッキボードは折り畳んで間仕切りにしたり、フレキシブルに使用可能。ハンズフリーパワーバックドアも全車標準装備となる。
RXの荷室は、5人乗車時で553リットルの容量。十分な奥行きを確保し、9.5型のゴルフバッグ4個の横置きが可能な大容量のスペースを確保している。また、買い物時に便利な格納式フックを追加するなど、使い勝手を高めている。
ここまで新型NXとRXの内外装を比較してきたが、特に両モデルの細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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