マツダ CX-5が大幅改良!アウトドアテイストやスポーティな仕様の選択肢が増え期待が集まる中、次期型との兼ね合いを注目する声も【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
マツダは2021年11月8日(月)、同社のグローバル販売台数の約3分の1を占める基幹モデル「CX-5」を商品改良し、12月上旬より発売開始すると発表した。今回の商品改良では、デザイン、走り、使い勝手に至るまで手が加えられているほか、新たにスポーティな「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」、アウトドテイストが加えられた「Field Journey(フィールドジャーニー)」の2種が追加された。
2022年にもフルモデルチェンジかと噂されていたCX-5がこのタイミングで改良モデルを発表をしたことに購入検討者などはどう捉えているのか? ここではSNS上で挙げられているみんなの声を紹介していく。
エクステリアデザインが大幅に改良された新型CX-5
新型CX-5では、SUVらしい力強さと都会的でエレガントな美しさを融合したデザインに仕上げるため、フロントフェイス・フロントグリルのタフさや力強さが感じられるデザインに変更されている。ボディカラーには新たに「ジルコンサンドメタリック」を追加。
また、マツダ3から採用している車両構造技術「スカイアクティブアーキテクチャー」の考え方が取り入れられ、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指し、快適・静粛性が高められている。
新型CX-5の価格(税込)は、スマートエディションが267万8500円~322万8500円、プロアクティブが290万9500円~345万9500円、ブラックトーンエディションが304万1500円~359万1500円、Lパッケージが320万1000円~375万1000円。
これらの改良に対しSNS上では、
「見慣れてきた魂動デザインだが、このCX-5はまた一段とカッコいい」
「上品な印象で良いと思う」
「これまでも内外装で質感の高かったCX-5だが、今回さらにすごみが増した」
など、デザイン面の進化に好意的な声が多く見受けられた。これまで一部ではマンネリ化の声も聞こえた魂動デザインだが、今回の商品改良では、「同じ型でここまでデザインに手を入れて良いの?」と驚きの声も挙がっているほどだ。
新型CX-5では3つの特別仕様車を軸にグレード展開
さらに今回の改良では、CX-5にはユーザーのライフスタイル・価値観の多様化に対応するべく2種類の特別仕様車が追加された。
1つは、スポーティなテイストが加えられた「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」。エクステリアの細部をブラックで引き締めるとともに、フロントグリルには赤のアクセントが施され、内装も黒と赤でシックにまとめられている。
もう1つは、アウトドアテイストが加えられた「Field Journey(フィールドジャーニー)」。エクステリアではシルバー塗装のガーニッシュやブラックのドアミラー、グレーメタリック塗装の17インチアルミホイール、オールシーズンタイヤなどを備え、インテリアはフロントグリルにも用いたライムグリーンが差し色として随所に散りばめられている。
また、フィールドジャーニーでは、走行シーンに応じてスイッチの操作一つで任意に走行モードが切り替えられる「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT」[略称:Mi-DRIVE(ミードライブ)]が新たに採用され、従来のドライブセレクションに加えて新たに「OFF-ROAD」モードが追加されている。
ここに、従来から設定のあった「Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)」が加わり、CX-5はテイストの異なる3つの特別仕様車を軸にグレードが展開される。
新型のエクスクルーシブモードでは、ボディの細部パーツをボディ同色とし、19インチアルミホイールには高輝度塗装が施され、上質さが高められている。さらにインテリアではナッパレザーや本杢を採用するなど、特別感が演出されている。
特別仕様車の価格(税込)は、スポーツアピアランスが325万6000円~380万6000円、フィールドジャーニーが323万4000円~355万3000円、エクスクルーシブモードが352万5500円~407万5500円となる。
オフロードテイストが加えられたCX-5に注目が集まる
今回追加された特別仕様車に関しては、
「お洒落SUVだったCX-5にオフロードテイストが加わったモデルとか気になる」
「オフロード寄りのモデルも魂動デザインで表現されるとこうなるのか」
など、特にフィールドジャーニーに関する声が多く見受けられた。デザインはもちろんのこと、トラクション重視の特性で高い走破性が得られ、未舗装路から深雪道などの悪路走行を含むアウトドア走行に適した「OFF-ROAD」モードの実力にも注目が集まっている。
やはり気になるのは次期型との兼ね合い
今回、デザイン変更だけでなく、特別仕様車の追加など大きな変化があったCX-5だが、SNS上ではこれまでも度々見かけられた「年次改良が早すぎて買い時が分からない」といった声もあったものの、
「次の二桁シリーズに期待が高まる中、既存モデルの改良にも手を抜かない姿勢は企業として信頼できる」
と、その姿勢を評価する声は少なくない。そんな中、次期型モデルに関しては、
「CX-60の価格次第ではCX-5のモデルチェンジはかなり先かモデルの消滅もありそう」
「CX-60は、サイズ・価格的にそこまで売れなさそうだから結局CX-5で台数稼ぐことになりそう」
「当面はごちゃごちゃしたラインナップになりそう」
と、様々な推測が飛び交っている。マツダでは2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を掲げており、その存在が揺れるCX-5。一つの大きなポイントとなりそうな今回の商品改良だが、果たして。今後の展開に益々目が離せない。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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