マツダ CX-8の2列目シートは全3種類存在、一体どのタイプが一番いいのか!? オススメは“豪華仕様ではない”キャプテンシートだった
- 筆者: まるも 亜希子
- カメラマン:MOTA編集部
3列シートSUVでもっとも売れているのはマツダ CX-8だ。SUVでありながら3列目シートに大人が座っても十分なスペースを確保するなど、その人気は納得である。でも購入する際に悩ましいのが、2列目シートをどの仕様にするか? である。というのもCX-8の2列目シートはベンチシート、キャプテンシート。そして巨大なアームレストが装備されるキャプテンシートをラインアップしており、どれも捨てがたい存在なのだ。そこで今回はファミリー層向けに、それぞれの特徴を徹底解説する。結論からいえばオススメはキャプテンシート仕様だった。
“しっかり使える”3列目シートが魅力のマツダ CX-8
子育て世代を中心としたファミリーや、ミニバンからの乗り換え組なら、3列シートを備えたSUVに注目したいものです。
中でも、スタイリッシュでモダンなデザイン。そしてガソリン、ディーゼルと揃うラインアップの豊富さや、走りの良さが魅力のマツダ CX-8はパパも積極的に選びたい3列シートSUVです。
3列目がエマージェンシー的な薄いシートのモデルもあるのですが、CX-8の3列目シートは2列目と遜色ないクッションとゆとりのスペースで、”ちゃんと使える”3列シートSUVなのです。
>>マツダはなぜミニバンをやめてCX-8に賭けたのか!? その答えは市場の先読みとマツダならではの戦略にあった
悩ましいのは2列目シートが3種類もある点
ただ、2列目シートには3タイプあり、それぞれに装備や使い勝手が変わってくるのが悩ましいところ。
ベンチシートの7人乗り、キャンプテンシートと豪華アームレスト付きキャプテンシートの6人乗りという3種類でなのですが、いったい自分たちにはどれがいいのか? 後悔しない選択をしたいものですね。
なのでここで改めてそれぞれの特徴と、どんなファミリーに合うのかを検証していきたいと思います。
>>マツダ CX-5とCX-8のディーゼルエンジンはイイとこ尽くめじゃない!? 長距離運転向きだが、ガソリン車より手厚いメンテナンスが不可欠だ
快適な車中泊がしたいならベンチシート! ベースグレードはUSBポートなし
まず7人乗りのベンチシートタイプですが「25S」と「XD」、特別仕様車「スマートエディション」はセンターアームレストにカップホルダーが2個つく仕様。
「プロアクティブ」と特別仕様車「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」と「25T」、「XD エクスクルーシブモード」には、カップホルダーが2個とUSBポートは2個、小物入れがつく豪華仕様となります。
すべて6:4分割で前倒しでき、5:5分割の3列目シートも倒せばフルフラットになります。
自転車など大きな荷物を積む機会が多かったり、車中泊を楽しみたいファミリーにオススメ。
また「ブラックトーンエディション」と「Lパッケージ」、「25T」と「XDエクスクルーシブモード」にはワンタッチウォークイン機構が備わるので、3列目シートへのアクセスもスムーズに。
5人以上の家族や、祖父母を乗せる機会が多いなど、3列目シートをよく使うファミリーは便利ですね。
一番使い勝手がいいのはキャプテンシート!? 車内に長尺物を積載するのも超便利
次に2列目シートから3列目シートへの移動が車内で行えるセンターウォークスルー機構が使えるので、チャイルドシートを2列目に装着するファミリーなど、小さな子どもがいる子育て世代に何かと便利なのが、キャプテンシートタイプの6人乗りです。
ベースグレードは7人乗りのみの設定なので、特別仕様車の「スマートエディション」と「プロアクティブ」、特別仕様車の「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」がセンターウォークスルーができる仕様となっています。
カップホルダーが付くようなアームレストはないですが、それぞれに角度調整機構付アームレストを装備。
運転席と助手席の間のセンターコンソールの最後部に、カップホルダーとUSBが2個ずつあります。ドリンクを飲むときに、ちょっと手を伸ばす必要があるくらいで、使いにくいほどではありませんが、小物入れがないので後付けのアクセサリーで収納を足すといいですね。
こちらも2列目・3列目を倒すとフラットになりますが、2列目の真ん中にはどうしても隙間ができます。アウトドアレジャーで子どもを寝かせたり、赤ちゃんの休憩などで使う時などは、クッションで隙間を埋めてフルフラットにする必要があります。
また、3列目だけを倒してスキーや釣竿など長尺物を積むのにも、この隙間が活躍しますので、アウトドアスポーツが趣味の3〜4人家族にもピッタリだと思います。
豪華だけど選ぶ際は要注意! 最上級グレードで車中泊はかなり厳しい
最後に、6人乗りの豪華アームレスト付きキャプテンシート。これはトップグレードの「25T」と「XDエクスクルーシブモード」に設定されています。
カップホルダー2個、USBポートが2個、小物入れとストレージボックス付きで、身の回りのものが使いやすくなる装備です。パワーウォークイン機構で3列目へのアクセスがラクになるほか、シートベンチレーションもついているので暑い日も快適に過ごせます。
ただこちらは、2列目シートが前倒しできず、フルフラットにはなりません。大きな荷物が積みたい場合には、2列目シートを前にスライドして、背もたれを前に倒すことで、スペースを稼ぐことになります。
チャイルドシートを2列目に装着してしまうと、背もたれを前に倒しにくくなりますので、小さな子どもがいるファミリーにはあまり向かないのでは? と思います。
子どもがある程度大きく4人までの家族で、2列目シートをゆったりと使いたいファミリーや、普段は3列目シートを倒してラゲッジとして使うことが多いファミリー向き。車中泊にも向かないでしょう。
結論! 一番利便性が高いのはキャプテンシートだった
ということで、車中泊や大きな荷物を積むフルフラットなスペースが欲しくて、シンプルな装備でいいファミリーには、7人乗りベンチシートの「25S」と「XD」、特別仕様車「スマートエディション」を。
同じ7人乗りでも、USBなどちょっと便利に使える装備が2列目にも欲しいなら、「プロアクティブ」と特別仕様車「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」と「25T」、「XDエクスクルーシブモード」。
チャイルドシートが必要な小さな子どもがいたり、子育ての利便性を重視したいファミリーには、6人乗りでシンプルなキャプテンシートの「スマートエディション」と「プロアクティブ 」、「ブラックトーンエディション」、「Lパッケージ」。こちらはアウトドアレジャーが趣味というファミリーにもオススメです。
そして6人乗りでも豪華アームレスト付きキャプテンシートタイプは、子どもが小学生以上で大きく、3列目シートは滅多に使わないというファミリーや、2列目シートをゆったりと使いたいファミリーに。ゲストを迎えておもてなしをしたい場合にもピッタリの仕様です。
いかがでしたでしょうか。ぜひ、皆さんにはどのタイプが合っているのか、じっくり選んでみてくださいね。
【筆者:まるも 亜希子】
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。