ホンダ オデッセイ生産終了に「アル・ヴェルの土俵に上がる必要はなかった」の声【みんなの声を聞いてみた】

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ホンダは2021年度中に予定している狭山工場(埼玉県狭山市)の閉鎖に併せ、同工場で生産されているオデッセイをはじめレジェンドやクラリティの生産を年内で終了すると発表した。ホンダを支えてきた人気ミニバンのオデッセイ終了はかなり大きなニュースだが、車ファン、一般ユーザー、購入検討者などはどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

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  1. オデッセイ27年の歴史に幕
  2. SNS上では、一時代を築くも近年では迷走は否めなかったとする見方
  3. 遠くない将来に大型ミニバンを国内市場へ投入予定

オデッセイ27年の歴史に幕

1994年に初代モデルが誕生してから5代目となる現行モデルまで、ロールーフミニバンという独特のポジションを確立しホンダの主力車種として長い歴史を歩んできたオデッセイ。そんなオデッセイを生産する狭山工場の閉鎖に伴い2021年に生産終了のアナウンスが入った。

直近では、2020年11月に現行モデルがフロントまわりのデザイン形状を全面的に刷新したほか、リヤゲートまわりやインパネも新規デザインとするなど、大掛かりなマイナーチェンジを行ったばかり。そんな中でのオデッセイ2021年生産終了のニュースは大きな衝撃を与えた。

SNS上では、一時代を築くも近年では迷走は否めなかったとする見方

そんなホンダ オデッセイについて、早速SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

一時代を築いた当時を知る層からは惜しむ声

まず見受けられたのは、長らくホンダを支えてきたオデッセイが終了することに対して惜しむ声。

「時の流れとはいえ無くなるのは寂しい」

「中高年には寂しいニュース」

「初代から歴代乗り継いできたが本当に良いクルマ。生産終了は残念」

「ホンダの窮地を救った初代など、歴史あるモデルが終わるのはびっくり」

1994年登場の初代や1999年登場の2代目など、他社にはないロールーフミニバンとして人気を博した当時を知っている層などからは生産終了を惜しむ声が上がっているようだ。

「オデッセイのポリシーがブレていった」という声

一方で、

「ヒンジからスライドに変わった現行モデルは中々に厳しかった」

「歴史はあるがモデルチェンジ毎にポリシーがブレてどんどん悪くなっていったイメージ。スライドになった現行はとどめだったのでは?」

「ライバルを真似て良さを犠牲にしたので中途半端な車になってしまった」

などの声も挙がっている。中には、

「アルファードの土俵に登る必要はなかった」

「アル・ヴェル対抗車をオデッセイにするのは無理があった。エリシオンを出していればまた結果は違ったのでは?」

といった声も。

ミニバン市場では近年、トヨタ アルファードが独り勝ち状態ということもあり、それに対抗すべくオデッセイも変貌を遂げたものの、やはりこれまでのオデッセイの良さが薄まってしまった感は否めないと捉えている様子。その結果が現行のオデッセイ不振で生産終了にも繋がっていると考えているようだ。

遠くない将来に大型ミニバンを国内市場へ投入予定

2021年生産終了のオデッセイながら、ホンダ関係者によると遠くない将来に大型ミニバンを国内市場へ投入する予定とのこと。

これに対しても既に、

「後継モデルはどんなものになるのか注目している」

「オデッセイの名前に頼らない新しいモデルを期待」

「後継はアコードのようにタイ生産になって輸入するのか?」

などの声が挙がっており、早速注目が集まっている。

果たして、新型大型ミニバンはどのようなモデルが登場するのか? オデッセイブランドが復活するのか、それとも全く新しい形で登場するのか?

「ホンダは他社にはない、独創的な発想のクルマを出してくれる会社だったが最近はらしさがなく、めっきり軽自動車屋さんになってしまった。そろそろ本気の復活に期待している」

といったホンダ復活を願う声も存在するなど、今後の展開に期待が寄せられている。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

ホンダ/オデッセイ
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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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