レクサス UX200(ガソリンモデル)実燃費レポート | 新エンジン搭載で燃費性能はどうなった?(3/4)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:島村 栄二・和田 清志・永田 恵一
レクサス UX200 実燃費レポート 高速道路編
■レクサス UX200の高速道路での実燃費 18.8km/L
レクサス UX200は高速道路で18.8km/Lという、コンパクトプレミアムSUVとしては想像以上に良好な燃費を記録した。好燃費を記録した要因としては発進用ギアを設けたことでCVTの変速幅が広がったため、巡航中のエンジン回転が低く抑えられたことが大きいと思われる。
この高速道路編ではUX200の動力性能やアダプティブクルーズコントロール、レーントレーシングアシストといった運転支援システムの印象を中心にお伝えする。
まず動力性能は、低回転域から十二分なトルクが出ていると感じられる。アクセルを深く踏むと中回転域から高回転域の力強さが感じられ、CVTとのマッチングも含めエンジンの吹け上がりも素早い。
そのため“2リッター自然吸気エンジン”というイメージで乗ると「おぉ!」と声を上げるくらいの瞬発力を味わうことができる。これだけの動力性能があれば、レクサスに乗るユーザー層も考えるとUX200がハイオクガソリン指定なのも納得できる。
また高回転まで回した際のエンジンも、耳障りでない澄んだ活発なもの。これにも好感を持った。なお100km/h走行時のエンジン回転数は1500回転と、コンパクトプレミアムSUVとしては低く抑えられていた。
高速道路で運転支援システムを使った印象についてもお伝えしよう。
アダプティブクルーズコントロールによる3段階の車間距離は適切で、加減速もスムース。レーントレーシングアシストも首都高の緩いコーナーでも有効に作動しており、運転支援システムとして積極的に使いたい完成度を備えていた。またこのシステムは首都高の渋滞中にも作動しており、渋滞中の疲労軽減に役立ってくれるに違いない。
ただし、斜め後方を監視して進路変更の際などの事故を防止するブラインドスポットモニターがオプションというのは、高級ブランドというレクサスのポジションを考えると疑問を覚える。
なお走行モードについては、エコ、ノーマル、スポーツ、スポーツ+という4種類がある。ノーマルを基準にすると、エコの場合はアクセル操作に対するレスポンスがマイルドでエンジン回転も低めになる印象。スポーツはアクセル操作に対するレスポンスがシャープになりエンジン回転も高めをキープし、スポーツ+はスポーツの状態に加えハンドルも重めになるという違いがあった。「エコ」で特に不満を感じることもなかったことから、普段は燃費も上がりそうなエコモードを使うといいだろう。
レクサス UX200 実燃費レポート 総合実燃費編
■レクサス UX200の総合実燃費 14.4km/L
レクサス UX200は優れた走行性能、燃費に加え、ドアを開閉した感じや革巻きのハンドルの適度な柔らかさといった特長を持つインテリアも魅力的で、輸入車が相手となるコンパクトプレミアムSUV市場においても十分な競争力を備えている。トヨタ C-HRのレクサスバージョンという以上の魅力を感じた。
価格に関しても、414万円のバージョンCまでであれば、納得できる値付けといえるのではないだろうか。
それだけにUX200への4WDの設定をはじめとするラインナップの拡充や各部の熟成など、今後も今以上に輸入車に勝負できる存在となれるよう頑張って欲しいと強く思う。
[筆者:永田 恵一 / 撮影:島村 栄二・和田 清志・永田 恵一]
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