メルセデス・ベンツ E250CGI 500km実燃費レビュー【vol.5 400-500km】(2/2)
- 筆者： 金子 浩久
- カメラマン：オートックワン編集部
疲れの無さと燃費の優秀性がこのクルマの価値
双葉サービスエリアで、休憩。辺りはすっかり暗くなっている。
「展望台があるんですよ」上下線のサービスエリアが歩いて行き来できるので、下り線側にある展望台とやらに編集のYさんに案内された。
Yさんは、サービスエリアの外れにあるこんなものの存在を、なんで知っているのだろう？ビルの3階ぐらいの高さがある展望台の階段を上っていくと、甲府盆地の夜景が一望できた。
ちょっと曇っていたので、隅々まで見渡すことはできなかったが、晴れていたら、夜でも昼でも、さぞや絶景だったことだろう。再び運転を代わり、藤野パーキングエリアで500kmに到達した。
500kmの平均燃費は10.2km／L。実に立派な値だ。そこから首都高速の国立府中インターからの大渋滞に巻き込まれ、サンシャイン60前に戻って来たのはだいぶ遅くなってしまったが、500km以上走って来た疲労は軽微なものだった。
もう一度、いまから500kmを走れるくらいに元気が残っている。
この連載で500km走って検証したクルマのなかでは最も疲労が小さかった。
「高価なクルマだから当たり前」と反論されるかもしれないが、この疲れの無さと燃費の優秀性がこのクルマの最大の価値だ。
E250CGI ブルーエフィシェンシー 燃費結果
E250CGIの400-500km燃費レビューは、中央道 八ヶ岳PAから出発。途中、双葉SAで甲府盆地の夜景を眺め、藤野PAでちょうど500kmに到達。
さらに、中央道→首都高→靖国通り→池袋サンシャインで、合計550kmの燃費レビューとなりました。400-500km燃費は、区間燃費が9.3km／L、総合燃費が10.2km／Lとなりました。
0-100km：区間燃費11.9km／L 総合燃費11.9km／L（サンシャイン～練馬IC～関越 駒寄PA）
100-200km：区間燃費10.6km／L 総合燃費11.3km／L（関越 越後湯沢IC～国道353～十二峠越え）
200-300km：区間燃費9.9km／L 総合燃費10.8km／L（津南町～飯山市～長野市～更埴IC）
300-400km：区間燃費9.3km／L 総合燃費10.4km／L（更埴IC～松本市～長野道～中央道 八ヶ岳PA）
400-500km：区間燃費9.3km／L 総合燃費10.2km／L（中央道 八ヶ岳PA～首都高4号～靖国通り～池袋サンシャイン）
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モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』（１～４）、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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