レクサス HS250h 実燃費レビュー【総評編】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
狙いは正しいHS250hは、小さくても安っぽくないクルマ
HS250hは、不思議なクルマだ。
ハイブリッドという最先端動力源を持ち、使いやすいレーンキーピングアシストなどの新技術が用いられているのにも関わらず、新しいクルマを運転している気持ちの昂りが、あまり湧き起こってこない。プリウスからは強烈に感じられる未来っぽい感じが、まるでないのだ。
やっていることはスゴく新しいのに、新しさが表現されていない。表現というのは内外デザインだけのことではなく、特別に優れているわけではない燃費も含まれる。
想定できるユーザーは、同じレクサスのIS250ではスポーティに過ぎると思うような人や、ハイブリッドそのものに興味のある人などだろうか。
冒頭に記したように、どうも、IS250を補完する役割ばかりが目立っているように思えるのは、気のせいか。小さくても、安っぽくないクルマ。
極限の性能ではなくて、日常の使い勝手に優れたクルマを求める中高年の声は、僕の耳にもよく入ってきてる。
個人的には、リタイアした人にはどんどんクルマに乗ってもらって、楽しんでもらいたいと思っている。これからリタイアするような年代だったら、若い頃からクルマの経験も豊富だろうから、舌も肥えているに違いない。
そうした人たちには、HS250hのようなクルマが選択肢の上の方に入って来るはずだ。狙いは、とても正しい。プログレのように一代限りで止めてしまわないで、作り続けて欲しい。将来、僕が買うかどうかはわかりませんが。
レクサスHS250h燃費データ
0-100km:区間燃費15.4km/L 総合燃費15.4km/L(首都高速~東名高速走行)
100-200km:区間燃費14.2km/L 総合燃費14.4km/L(一般道~山坂道)
200-300km:区間燃費13.2km/L 総合燃費14.0km/L(一般道~中高速コーナー)
300-400km:区間燃費11.3km/L 総合燃費13.4km/L(伊豆スカイライン~箱根スカイランなど)
400-500km:区間燃費17.3km/L 総合燃費13.9km/L(中央道~首都高速)
ワインディングが多かった区間では11km台まで落ちたが、最後の高速メインの区間では17km台という燃費になった。500kmを走行した総合燃費は13.9km/Lを記録。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。