スバル レガシィ 実燃費レビュー【総評編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ハイペースに走らなければ、優秀なレガシィの燃費
スバル レガシィの総合平均燃費は、「11.7km/L」だった。
この値をどう考えるか?
途中の「もみじライン」や、国道120号などの山岳地帯でのワインディングロードを、かなりハイペースで走った8.6km/Lや7.7km/Lの値が含まれているので、最終的に11.7km/Lという値になったわけだが、300~400キロまでの16.8km/Lや、400~500キロでの16.5km/Lという区間燃費を見れば、レガシィの燃費に関する優秀性が現れている。
総合すれば11.7km/Lだが、走りっぷりの良さや広く大きくなった車内などを併せて総合的に考えれば、優秀と言える。500キロ以上走ったにも関わらず、疲労感も小さい。
ホンダ インサイトやトヨタ プリウスなど、ハイブリッドカーほどの燃費値を得ることはできなかったが、対照的に、レガシィはクルマにとっての長距離走行の重要性を示した。
山間部のワインディングロードをスポーツカー並みに気持ちよく走り、荷物だって大量に積むことができる。長距離走行は、レガシィがずっと継承している美点である。
スタイリングやインテリアデザインは好みが大きく左右するものだから、最終的にはユーザーが決めることになるだろう。
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