トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.5 400-500km】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
500km走破後の燃費は果たして!?
再び国道138号に戻り、道志みちから厚木経由の東名高速で東京へ戻る。
「この辺りのキャンプ場は、いいんですよ」釣り人であり、よきパパでもあるS編集長は、道志みち沿いのキャンプ場事情に詳しい。
渓谷が急峻で曲がりくねっているから、かなり下まで降りて行かないと河原のキャンプ場には辿り着けないらしい。話を聞いているだけで、キャンプしたくなって来る。
「次のコーナーは、逆バンク気味になっているから要注意ですよ!」キャンプに来てもトバしているのかと思ったら、若き日に足回りを固めてエンジンをパワーアップさせたKPスターレットで、この道を夜な夜な走り込んでいたそうだ。どうりで詳しいわけだ。
厚木市内に入ると、夕方の渋滞が始まっていた。東名高速も、少し混んでいる。
自然と、プリウスが得意とする走行パターンになる。つまり、発進と停止を繰り返し、エンジンとモーターが補完し合いながら、燃費の良い走り方をつなげていく。燃費計は、22km/L台前半を推移している。
意識して走行車線を続けて走り、追い越すよりも追い越されるようにしてきたが、東京が近付いて来ると、ダメだ。早く家に帰りたいと心のどこかで欲するからなのか、ついついペースを上げてしまう。そうすると、燃費計の表示が、22.0km/Lを割りそうになる。
最終的に、東名高速から首都高速3号に入り、スタート地点の東京都庁に戻って来た時には、燃費計は501.3km走って21.9km/Lを示していた。
ガソリン残量計を見ると、まだ3分の1以上のガソリンが残っていた。
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