マツダ 新型デミオディーゼル (6速MT)燃費レポート/永田恵一(3/5)
- 筆者: 永田 恵一
マツダ 新型デミオディーゼル (6速MT)燃費レポート/郊外路編
郊外路では最大トルクがATで「25.5kg・m」MTで「22.4kg・m」と3.1kg・mも違うデミオディーゼルのエンジン特性の違いからご報告しましょう。
MTとATの違いを表現すると「低速域からトルクフルで力強い“AT”と、ATに比べると若干トルク感は劣るけれど、5,000rpm付近まで伸びる(回るではありません)“MT”」といったところです。絶対的な動力性能は、コンパクトカーとしては「どちらも十二分に速い」としか言いようがありません。
最も気になるシフトアップのタイミングも、郊外路でも「6速に入ることは皆無で5速も少なく、4速までが中心」のATに対し、MTは「60km/hも出ていれば、(坂などの状況もよるが)6速に入れてOK」(これも後に考えモノであることを知る訳ですが・・・)と、早く上位のギアを使えることでも燃費を稼げます。
という訳で、郊外路の燃費は「27.3km/L」と、ATに圧勝かつアクアとフィットハイブリッドを上回る数値を記録。今、デミオディーゼルMTに燃費で対抗できるのは「スズキ アルト」くらいかもしれません。
【高速道路における実燃費】
マツダ デミオ XDツーリング (6速MT)/27.3km/L
マツダ デミオ XDツーリング Lパッケージ(6速AT)/21.2km/L
トヨタ アクアS(初期モデル)/26.8km/L
ホンダ フィットハイブリッド Fパッケージ/26.1km/L
マツダ 先代デミオ13S Lパッケージ(6速AT)/18.7km/L
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