スズキ 新型スイフトXS-DJE(デュアルジェットエンジン) 燃費レポート/永田恵一(5/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一/オートックワン編集部
スズキ スイフトXS-DJE 燃費レポート【総評】
DJEエンジン搭載のスイフトは指摘した弱点はあったが、動力性能という面でもトルク感の向上というメリットが確認出来たことで、それなりに選ぶ価値があると感じた。
ここでこの種の「価格は上がるけど、燃費も上がる」というデバイスで最近重要になっている「価格差を取り返せるか」という勘定を、DJEエンジン搭載のスイフトの燃費を基準に、机上の計算となるが考えてみたい。
基準となる燃費は、今回のDJEエンジン搭載の数値の総合燃費19.1㎞/Lと、従来型エンジン搭載車(CVT)では14.8㎞/Lと仮定する。
※14.8㎞/Lは、DJEエンジン搭載の総合燃費19.1㎞/Lがカタログ数値26.4㎞/Lの約72%だったことを踏まえ、従来型もカタログ数値20.6㎞/Lの約72%から算出した数値。
グレードはベーシックなXG-DJE(139万7550円)とXG(127万9950円)とすると、価格差は11万7600円となる。しかし、冒頭にも書いたようにエコカー減税が従来型エンジン搭載車の50%減税に対し、DJE搭載車が免税となるのと、翌年度の自動車税の減税率も25%から50%に拡大することを総合すると、実質的な価格差は6万9200円に縮まる。
レギュラーガソリン1リットルの価格を160円と仮定すると、1万㎞あたりのガソリン代はDJE搭載車/約8万4000円、従来型エンジン搭載車/10万8000円と、DJE搭載車の方が1万㎞あたり2万4000円安く付くため、この試算では3万㎞走行時点までには元が取れるということになる。もちろん、信号が少ない地方で使われる場合などには浮くガソリン代の額は変わってくると思うが、比較的早く元が取れる部類なのは間違いないので、DJE搭載車を選ぶ意味は大きいと言えるだろう。
もう1つ、コンパクトカーを選ぶ際には候補に挙がることが多いであろう、ホンダ「フィット」の1.3リッターモデルの燃費と、スイフトDJEの燃費を当企画のデータで比較してみよう。
スイフトXS-DJE (JC08モード燃費26.4㎞/L) | フィット13G Lパッケージ (JC08モード燃費24.4㎞/L) | |
|---|---|---|
高速道路燃費 | 21.8㎞/L | 21.9㎞/L |
郊外路燃費 | 21.1㎞/L | 22.6㎞/L |
市街地燃費 | 15.5㎞/L | 18.0㎞/L |
総合燃費 | 19.1㎞/L | 20.4㎞/L |
道路状況や気候といったコンディションの違いもあるが、燃費という観点ではフィットがリードという結論になる。
さらに価格でも、同等のグレードと言えるスイフトXG-DJE(139万7550円)対フィット13G Fパッケージ(136万円)など、希望小売価格では全体的にフィットの方が安いこともあり、スイフトの良さもあるが、室内空間の広さを筆頭にフィットの総合力の高さを考えると、実売価格は別問題として2台から選ぶならフィットが基本ということになるだろう。
しかし反則技なのかもしれないが、中古車市場まで目を向ければ、スイフトのDJEエンジン搭載車は中古車検索サイトを見ると、走行1000㎞以下の実質的に新車といえる登録済未使用車が車両本体価格110万円程度からそれなりの数が出回っており(フィットの登録済未使用車はそれほど安くない)、そういったクルマも視野に入れるとスイフトも面白い選択肢になるのではないだろうか。
他の燃費レポートをご覧いただきたい方は、以下のリンクをクリック!
以下のリンクから、燃費レポートの各記事が一覧でご覧いただけます!
◇気になる人気車の実燃費=本当の燃費を測定! ~燃費レポートシリーズ~
燃費レポートでは、昨今クルマ購入の目安となっている燃費へフォーカスし、燃費を売りにした新型車を使用して高速道路、郊外路、市街地など様々な道路状況で実燃費をテスト。丁寧かつ時間を掛けて燃費計測を行うレポート記事です。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。





