スバル XVハイブリッド 燃費レポート(2/5)
- 筆者： 永田 恵一
- カメラマン：永田恵一
スバル XVハイブリッド 燃費レポート【高速道路編】
まず、XVハイブリッドを高速道路で走らせた印象からだが、率直に言うと高速道路でXVハイブリッドが“ハイブリッドカーである”事を感じる場面は非常に少なかった。感じるのは、バッテリー残量が多いときに80km/hのスピードでEV走行を行う時なのだが、それも時間にして僅か10秒程度だ。
動力性能に関しても、私が通常のXVに乗ったことがないので断言はできないのだが、インプレッサの2リッターのAWDモデルに乗った経験からすると、ハイブリッドの方が劣るのではないかと感じた。原因としては、バッテリー残量があればモーターアシストが入るものの、如何せん通常のXVに対し120kgも重い為、トータルでは重量増によるデメリットの方が大きくなってしまうためと推測する。
XVハイブリッドの100km/h時の回転数は、1,750回転と低く抑えられている。
高速道路での乗り心地については、道路の繋ぎ目などに対する収まりが今一つで揺れが残ってしまうケースが多いのに加え、路面のアンジュレーションによってはスコンと一気にフルストロークしてしまうことがあるのが気になった。
全体的に見れば我慢できないというほどではないのだが、これで通常のXVより良くなっているというのはちょっとガッカリしてしまう。ステアリングフィールもセンター（直進）付近が少し渋く、重すぎる感じでまっすぐ走るのに若干気を使う傾向を感じた。
高速道路区間での燃費は「15.8km/L」。燃費自体はまずまずと思うが、インプレッサも地味ながら燃費の良いクルマであり、このくらいの燃費だったら通常のXVでも出るのではないだろうか。
スバル XVハイブリッド 高速道路の実燃費／15.8km/L
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1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る
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