スバル XVハイブリッド 燃費レポート(3/5)

スバル XVハイブリッド 燃費レポート【郊外路編】

郊外路でもXVハイブリッドはモーターアシストがほとんど入らず、高速道路と同様にハイブリッドであることを感じるシーンは非常に少なかった。これは、スバルの「上り坂や追い越し加速の際のためにバッテリーを温存しておく」という考え（その方がメリットが大きい？）によるものかもしれない。

郊外路のコーナーでのクルマの動きは、最低地上高を上げているという不利がありながらもハンドル操作に対しロールはジンワリと起きて好ましかったのだが、高速道路で渋さを感じたセンター付近のステアリングフィールが、郊外路のペースだとセンター付近の締まりの緩さを感じたことが気になった。

逆にアイサイトの悪天候に対する強さには大いに感心した。というのも、この郊外路区間でゲリラ豪雨に遭遇したのだが、「カメラで情報を得るアイサイトは悪天候に弱い」と言われることもあるが、実際には何のコーションが出ることもなく稼働していた。

某社の｢悪天候に強い｣と言われているミリ波レーダータイプの運転支援装置が、ゲリラ豪雨とは言えない程度の雨でも稼働が停止することがよくあるのを考えると、アイサイトは非常に頼もしい。

もちろん、ゲリラ豪雨のような時にアイサイトに頼って運転するようなことはいけないが、悪天候の中でも万が一の際にはアイサイトのサポートが受けられる可能性があるというのは、素晴らしい。

また、運転をアイサイトに任せても、完全停止まで含めて加減速は滑らかでほとんど文句はない。

強いて注文を挙げるなら、もう少しブレーキが早めでもいいケースがあるのと、レガシィに付いている停止中のフットブレーキのホールド機能が欲しいことくらいだ。もっとも、ブレーキのタイミングに関しては全高が高い故にクルマの動きが大きいためそう感じたのかもしれない。

 郊外路区間での燃費は「14.8km/L」だった。この燃費も悪くはないものの、通常のXVと大きな差はないのではないかと感じた。

 スバル XVハイブリッド 郊外路の実燃費／14.8km/L