三菱 新型アウトランダー 新型車速報
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東京・田町にある三菱自動車本社で開催された発表会において登壇した三菱自動車工業 取締役社長の益子修氏も、「(アウトランダーは)台数・利益の両面で、三菱自動車の中核を担う最重要車種の一つ」と話す通り、アウトランダーは同社の基幹車種へと成長を遂げた。
新型アウトランダーにおける大きなトピックは、先進技術「e-assist」が三菱車として初めて採用されていることだ。
前方の車へ衝突する危険性が高まった時に強力な自動ブレーキを効かせてくれる「FCM(衝突被害軽減ブレーキシステム)」、高速で眠気などにより車線を逸脱した際に警報で知らせてくれる「LDW(車線逸脱警報システム)」、前車と車間距離を保ったまま走行することができる「ACC(レーダークルーズコントロールシステム)」などの安全技術が三菱車にも採用されるに至った。
そして安全技術のみならず、車両重量においても高張力鋼板の拡大採用により約100kgもの軽量化を実現しているほか、新MIVECエンジンの搭載などによって燃費は2WDモデルで「15.2km/L」、4WDモデルでは「14.4km/L」(いずれもJC08モード)へと向上させているなどの正常進化も図られている。
また、新型アウトランダーのTVCMでは、ザトウクジラが海洋を泳ぐシーンが使用されている。
これについて益子社長は、クジラは音波を送受信することで周囲の距離を把握することができ、その中でもザトウクジラは音波を発する時間が長く、歌っているように聞こえる音によって周りの仲間との調和を図ることが出来るという。
さらに、真っ暗な海中でもぶつかることのないその泳ぎを新型アウトランダーと重ね合わせることで、新型アウトランダーの持つ自然や人、社会との調和性や環境性能、安全・安心を表現したいと語った。
販売については、すでに7月にはニーズの高いロシアで販売が開始されており、その受注数は1万2千台超えを記録するという好調ぶり。新型アウトランダーは来年1月にPHEV(プラグインハイブリッド)が発売される予定だが、それを除きグローバルでは2012年度(5ヶ月)に7万台、国内では同じく5千台の販売を目標としている。
なお、前述の新型アウトランダーPHEVについては、9月に掲載している三菱 新型アウトランダー PHEV(プラグインハイブリッド) 新型車速報にてお伝えしているが、EVモードの航続可能距離が55km以上と長く、複合燃費は61km/L以上(2リッターのガソリンエンジンを搭載)と期待のプラグインハイブリッドだ。
そちらの価格については具体的な数値としては明らかにされていないものの、補助金を差し引いて300万円前半から400万円弱程度の価格となる予定だ。4WD SUVとしては世界初となるプラグインハイブリッドの登場に期待したい。
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