三菱 i-MiEV 試乗レポート/松下宏(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
性能の高いリチウムイオン電池の実用化によって実現
電気自動車の新しい時代を開くモデルとして、三菱のi-MiEV(アイミーブ)が発売された。
スバルのプラグインステラも1日早く発表され、8月2日には日産が来年発売のリーフをお披露目し、電気自動車への期待が大きく高まる状況となっている。
これまで、何度も電気自動車ブームが盛り上がりかけたことがあったが、いずれも電池の性能や価格の問題が解決できず、ブームとして盛り上がる前に萎んでしまった。
今回は、性能の高いリチウムイオン電池が実用化されるようになったため、ブームは今度こそ本物と見られている。それだけでなく、今後10年ではまだ無理だろうが20年から30年先までの間には、クルマのエネルギー源として電気が主役になる時代がくるという共通認識が広く持たれるようになってきた。
電気自動車の良いところは、走るクルマからCO2を始めとする有害な排出ガスを一切出さないこと。
ハイブリッド車はエンジンを回すので、ガソリン車よりは少ないとはいえ一定程度に排出ガスを出すが、電気自動車からは排出ガスが出ない。
その意味で環境性能の高さが大きな特徴となる。(電気自動車も単純に全くの無公害というわけではなく、発電所で電気を作るときにはCO2を発生させている)
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