ランエボがSUVになって復活!? 新型エクリプスクロスはスポーツカー並みのハンドリングマシンだった!(2/2)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂 幸正
もっと三菱らしさが欲しいゾ!
ただ、ここまで走りのレベルが高いと欲が出る。例えばタイヤはもう少しグリップの高い物を奢ってあげたいし、さらなるシッカリ感が欲しいステアリング/サスペンション、もっというと旋回性能に対して体が支えきれないシートなどなど……。また、細かい部分では運転支援系デバイスが軽自動車のekシリーズ(MI-PILOT)のほうが圧倒的に優れているのはちょっと情けない……。
さらに言うと、今回の改良で内外装はどちらかと言うとプレミアム方向にシフトしたように感じるが、その方向を向いたライバルは世にたくさん存在する。そんな激戦区の中でエクリプスクロスを指名買いしてもらうためには、より「三菱らしさ」が必要だろう。
エクリプスクロスPHEVは電動化=エコ/環境だけでなく、リアルにドライビングファンに活用……と言うライバルにはない武器を持っている。だからこそ、個人的にはこの走りの性能を“視覚的”にもアピールできるようにトータルコーディネイトしたスポーティイメージを高めたフラッグシップグレードがあってもいいと思う。そう思うと、今後の展開や熟成にも期待したい所だ。
【筆者:山本 シンヤ】
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