F1、セナ・プロスト時代を彷彿?激しいメルセデス同門対決に接触禁止令!?(1/3)
- 筆者: 山口 正己
- カメラマン:メルセデス・ベンツ/本田技研工業/ルノー
二人の闘いは振り出しに戻った形で後半戦へ
7月10日は、あちこちでぶつかる日だった。フォーミュラE最終戦ロンドンのスタート直後に、チャンピオンを争う二人が絡み合ったと思いきや、同じ日に行なわれたF1GP第9戦、レッドブルの地元レッドブル・リンクのオーストリアGPでは、最終ラップにポイントをリードする二人がぶつかった。
F1GPは、7月10日のイギリスGPで2016年シリーズも10戦目を終了したが、今年は全21戦で行なわれるから、まだ闘いは半分以上残っている。
今シーズンのF1GP最大の見所は、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンの“メルセデス同門対決”だが、オーストリアでぶつかったのはこの二人。続くイギリスGPでハミルトンが連勝の4勝目で、5勝しているロズベルグとの差を1ポイントにし、二人の闘いは、まさしく振り出しに戻った形で後半戦に突入することになった。
二人が所属するのは、3年前からトップを突っ走るメルセデス。2014年に1.6リッター・ターボ+ブレーキエネルギー&熱回生になったハイブリッドのパワーユニット開発を、フェラーリやルノーより早い段階で開発を始め、そのアドバンテージを活かしてトップチームに君臨している。
2014年、2015年と連続でチームに与えられるコンストラクターズ・タイトルをメルセデスは奪い、そして、ルイス・ハミルトンの手で連続ワールドチャンピオン。文句なしのトップチームだ。
同チーム内で一触即発の関係
今年も他を圧するスピードを見せているが、心配の種は、二人のドライバーのポイント争い。速いマシンに乗る二人のドライバーが敵対関係になるのは、F1の歴史では珍しいことではない。いやむしろ、当然の帰結だったりする。
マールボロカラーのマクラーレン・ホンダに乗るアイルトン・セナと、アラン・プロストのバトルはご存じの通りだが、ロズベルグとハミルトンも例外ではなく一触即発の関係。すでに一触どころか三触している。
ワールドチャンピオンは当然一人しかなれないし、相手に“お先にどうぞ”などと悠長なことを言うF1ドライバーは存在しないから、ロズベルグとハミルトンの先陣争いは激化の一途を辿り、5月15日の第5戦スペインGPから7月3日の第9戦オーストリアGPまでの5戦で、3回も接触した。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。