F1、セナ・プロスト時代を彷彿?激しいメルセデス同門対決に接触禁止令!?(2/3)
- 筆者: 山口 正己
- カメラマン:メルセデス・ベンツ/本田技研工業/ルノー
マシンのぶつかり合いの決着はイメージダウン
オーストリアGPでは、残り10周までをハミルトンが先行していたのだが、最後のタイヤ交換後のアウトラップでコースオフしてタイムロス、ロズベルグに先行を許した。しかし、スピードはハミルトンが上。徐々に追い詰めて最終ラップの2コーナーでアウトからロズベルグを抜きにかかった。
だが、内側にいたロズベルグはコーナリングを開始せず、ギリギリまで待って右にステアしたハミルトンと接触。それが原因でロズベルグはマシンを傷めて後退を余儀なくされた。要するに、ロズベルグがガンとして譲らない姿勢に出ているのだ。
しかし、見物する側は、二人の“やり合い”を手に汗握って見つめることになったのだが、メルセデス陣営としては、イメージダウンにつながる接触はありがたくない。それ以前に、走って決まるはずの決着が、ぶつかって決まる事態が続くようでは、観ている方も興ざめになる。
メルセデスから二人に厳重な“接触禁止令”
かくして、イギリスGPを前に、メルセデスから二人に厳重な“接触禁止令”が出されることになった。それを聞いたハミルトンは「内容は言えないけれど、とにかくシビれる厳しさ」とコメントしたという。チームが二人にペナルティを与えることを決めたということ。これは異例な事態だが、二人が「はい」と素直に言うことを聞くとも思えない。
接触禁止令というのもおかしな話だが、幸か不幸か、イギリスGPはスタート直前に土砂降りに見舞われ、セーフティカーの先導でレースが始まったから接触のしようがなかった。不安定なコンディションになると俄然巧さを発揮するハミルトンがどんどん逃げた。
追いすがるロズベルグに、不運なギアトラブルが発生。チームからの指示を受けてプログラムを調整しながら、なんとか2位でゴールしたが『ピットからドライバーにテクニカルな指示を与えてはならない』という禁止規定で10秒のペナルティ。3位でゴールした18歳のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に2位を譲ることになり、ポイントリーダーのロズベルグと2番手ハミルトンの点差は僅か1になったのだ。
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