メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ 試乗レポート/岡本幸一郎(3/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
現時点で最も進化した4シーターカブリオレ
ドライバビリティ面では、Eクラスクーペで感じられたよさをそのまま味わうことができる。スムーズなV6エンジンに、軽快さと重厚さを併せ持った走り味には、120kg重量増の影響をあまり感じさせない。乗り心地は十分に快適で、クローズドモデルよりもむしろカドが取れた印象を受ける。
ただし、さすがにボディ剛性はクーペと同等とはいかなかったのか、わずかにボディシェイクは感じられるのだが、こうしたクルマで、あまり走りをとやかくいうのも野暮だと思う。とにかく、クーペと比べてほぼ遜色ないことを確認できた。
安全性については、ソフトトップのオープンカーには装着不能なカーテンエアバッグの代わりとなるヘッドエアバッグが初めて採用されたことを特筆したい。もちろんこれまでどおり、頑強に補強されたAピラーや、横転しそうになると即座に飛び出す後席ヘッドレスト内蔵ロールバーも備えている。
日本に導入されるのは、3.5リッターV6エンジンを搭載する「E350カブリオレ」のみ、左ハンドルのみの設定で、さらにパッケージオプションがいくつか用意されている。選択肢が少なすぎるという声も聞こえてきそうなところだが、クルマのキャラクター的に、これでいいのではないかと思う。
スタイリングや走りはもとより、安全性や快適性についても、オープンカーでありながらここまで進化したのかと思わされる部分がいくつもあった。
深く考えるまでもなく、現時点で世界でもっとも進んだ4シーターカブリオレといえるだろう。車両価格は898万円とそれなりに高価ではあるが、内容の充実ぶりには十分に見合うと思う。
購入を検討するセレブには期待通り、もしくはそれ以上の世界が待っているクルマだとお伝えしておきたい。
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