メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)

メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ 試乗レポート/岡本幸一郎
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4名乗車へのこだわりが随所に見られる

メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ
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メルセデスのオープンというと、SLやSLKのイメージが強いところだが、4シーターのオープンモデルもずっとラインナップしている。今回、Eクラスのカブリオレとして復活したが、従来のCLKの後継モデルであるのは、Eクラスクーペと同様。

正直、CLKは線が細すぎたかなと感じているのだが、押し出し感も存在感も身につけたEクラスカブリオレのデザインのほうが、セレブにも好まれるではと思う。

ルーフは、SLやSLKではバリオルーフが特徴となっているが、Eクラスカブリオレではあえて電動ソフトトトップとした。これは閉めたときのスタイリングを優先してのことで、遮音性・耐候性・断熱性に優れた「アコースティックソフトトップ」を採用している。

メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ
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クルマに乗り込んで、トップを開けようと開閉スイッチを探したのだが、見つからず。どこにあるのかと思ったら、コンソールのアームレストの前端のカバーを開けたところという、ちょっと意外な場所ににあった。

変身に要する時間は約20秒。40km/h以下であれば走行中の開閉も可能で、かなり複雑な動きをするところも面白い。

ソフトトップのメリットとしてコンパクトに収まるため、ラゲッジスペースはクローズ時で342リットル、オープン時で252リットルと広く確保される。ラゲッジの使いやすさもまた特筆できるポイントだ。

このクルマのキャッチフレーズは、「4シーズン、4パーソン」。4人の乗員すべてが、四季を通じて快適にオープンエアドライブを楽しめることを追求したという意味だが、その答えは以下のとおりだ。

トップを開けて走ると、もともと比較的風の巻き込みは小さめであることに加え、新機構の「エアキャップ」を使うと、まるで透明な屋根があるかのように・・・というと大げさだが、さらに風の巻き込みが抑えられる。

メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレメルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレ

とくに後席で顕著に違いが感じられる。4シーターカブリオレは、前席はまずまずでも、後席ではけっこう風が巻き込むというクルマは少なくないのだが、エアキャップの効果は大きい。

後席の居住性は高いとはいえないが、小柄な人なら十分快適に乗れる。よくあるカタチだけの「+2」とはまったく事情が違う。すでに2シーターオープンをラインナップしているメルセデスゆえ、このクルマでは、4人が快適に乗れるオープンカーという部分には大いにこだわったのだろう。

そして、ソフトトップを閉めたときには、まるで鉄板のルーフがあるかのような、静粛性に優れた車内空間を得ることができる。このあたり、オープンカーらしさを楽しみたい反面、オープンカーとは相反する要素も欲しいという、このクルマに興味を持つセレブユーザーのわがままな注文にもしっかり応えようと、メルセデスも力を入れて開発したのだと思う。

ただ、エアキャップを出すと、外から見たときの優雅なラインがちょっと崩れるのは、仕方のないところではあるが・・・。

また、おなじみの「エアスカーフ」も、温風の吹き出し口に角度調整機構が備わり、よりいろいろな体格の乗員に対応できるようになったこともありがたい。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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