メルセデス・ベンツ Eクラス 試乗レポート/松田秀士 編(2/3)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:原田淳
しなやかな乗り心地のE350と、さらに一クラス上のE550
E350とE550の走りの差は歴然といえるほどのものではないが、やはりE550の余裕の走りには感動が深い。
E350の272ps/350NmのV6エンジンはスムーズで扱いやすいものだが、E550の387ps/530NmのV8エンジンは低速域から余裕のトルクを発揮し+2気筒で振動感のないピックアップはとても高級感がある。
どのような速度域からでも、アクセルを全開にしたときのシートバックに押し付けられるような力感は、ハイエンドモデル(E63AMGがリリースされるまでは)に相応しい。
サスペンションでは、E350に油圧式の減衰力可変ダンパーによるセレクティブダンピングシステムのダイレクトコントロールサスペンションを。E550にはコンピューター制御によって無段階に減衰力を可変させるエアマチックサスペンションを装備している。
E550のシステムは、手元のスイッチでスポーツとコンフォートの2段階に切り替えができ、スポーツでも大きく乗り心地が悪化することはない。
E350は、普段はとてもしなやかな乗り心地を出しながらスポーティーなドライビングや高速での速い入力に対してはしっかりと腰のあるサスペンションのフィーリングに変化するので、その自然な感覚に安心感が高く感じられた。
E550では、E350に比べてよりロールが深く感じられるが、それはサスペンションへの入力レベルに対して電子制御でコントロールしているから。速い入力にはしっかりと腰のある減衰を立ち上げてクルマを瞬時に安定させる。
つまり、乗り心地を含めてE550はやはり一クラス上級な乗り味を持っている。
これら、モデルやシステムの違いによる走り味の変化も如実に感じ取ることが出来るのも、31%ものねじり剛性をアップさせたボディー剛性のおかげだろう。
ギヤセレクトレバーがステアリングコラム横に移動したダイレクトセレクトが採用されたことで、センターコンソールに広々としたスペースが出来たのだが、扱いやすさでも旧型を大きく凌いでいる。
車庫入れなどの前進と後退の切り替えはレバーを上下させるだけで、全くストレスが無い。また、パドルシフトを装備しているのでマニュアルでの操作もとても使いやすいものだった。
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