メルセデス・ベンツ CLA180 試乗レポート/今井優杏(1/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
メルセデスの新型モデルは、宇宙的価値観
スタートレックが公開されているから、というわけでもないんだが、最近とっても宇宙が気になる。
行ったこともないくせに、これまでにないパワートレーンを持つクルマに乗ると『わあ宇宙船みたい』なんて思ってしまうし、流線形のボディーを見ても然り、『なんと宇宙船的なライン!』と感嘆する。
要するにこれまでにない価値観に出会ったとき、宇宙という言葉を思い出すような気もする。
そういう価値観を商品イメージに掲げるのは企業もおんなじらしく、早くも乱打されているメルセデス・ベンツCLAのCMでも、宇宙を連想させるような画作りがなされている。
有機的なラインの宇宙船が亜空間を横切ったかと思えばそれはまさにCLAのグラマラスなサイドビューで、急降下してきたCLAがウルトラマンよろしくシュタっと現代に降り立つかのようなストーリーだ。
このCLAは世界的にダウンサイジングが大流行のいま、メルセデス・ベンツが投入したまったく新しいクラスのクルマで、2004年発売のCLSに次ぐふたつめの“4ドアクーペ”となる。
4枚ドアによる乗降性の良さはそのままに、ドラマチックでセクシーなクーペラインを備えたCLAはサイズ感も絶妙に日本の交通事情向け。現実的にこのサイズのセダンを待っていた人は多いはずだ。
しかも宇宙船を彷彿とさせる強烈なデザインを引っ提げるならなおのこと。
攻撃的なまでのフロントフェイスの強さに度肝を抜かれる
このサイズのセダンか~、ベンツのラインナップの中に埋もれて地味な存在になりそうだな、と思った当初の私の予想は撤回させていただきたい。
実物はとんでもなく派手だったのだ。
実物のCLAを一般道で見たとき、そのエクステリアの攻撃的なまでのフロントフェイスの強さにまず度肝抜かれた。
ボディサイズのわりに大きなスリーポインテッドスターから左右にぐんと伸びるルーバーがワイド感を強調し、そしてそれを囲むように金属のツブツブが同心円状に拡がっているのだが、ダイヤモンドグリルと名付けられたグリルは、それらツブツブのひとつひとつがまるで光の加減で濡れているかのように印象を可変し、なんともなまめかしいほどの迫力を醸し出す。
サイドビューもさすがメルセデス・ベンツらしいリッチさで、このクラスのクルマにはよっぽど生産能力が高い会社でないと入れないであろう3本ものキャラクターラインが躍動感をさらに強めている。
クーペスタイルのキモとなるリアビューも、空力をイメージさせる線の終息のさせ方はとても美しい。
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