メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 シュポルト(SPORT)」試乗レポート/石川 真禧照(3/3)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
2000回転あたりからドラマチックに加速
内外装のチェックを終えたところで、いよいよメルセデス・ベンツ A250シュポルトに試乗だ。
2.0リッターターボ+7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、2000回転からアクセルレスポンスが良くなる。同時にエキゾーストサウンドもクオーンという乾いた音を響かせる。このようなサウンドもAMGの手が入っている。
動力性能は、ストップウオッチの計測で7秒台で0-100km/hを走りきる(メーカー公表値は6.6秒)ので、FF2ボックスカーとしては十分に速い。
直4 2.0リッターターボは6300回転まで上昇し、シフトアップする。この回転数はスポーツモデルとしてはちょっと低め。ロングストロークエンジンの限界だろうか。
いずれ加わる本物のAMG仕様「A45 AMG」との違いが気になる!
この楽しいハンドリングとドライバビリティの犠牲になったのが、乗り心地だ。とにかく硬い。低速から高速域まで細かい上下動が床やハンドル、シートを通して伝わってくる。おそらく鏡のような路面なら、この細かい振動は気にならないのかもしれない。だが、日本の一般道では落ち着かない。とくに助手席やリアシートではリラックスできないほどなのだ。ちなみにタイヤは235/40ZR18サイズを前後に装着している。おそらくAMGの開発の狙いは、一般道だけでなくサーキット走行も楽しめるセッティングなのだろう。
そこで気になるのが、いずれ加わる本物のAMG仕様「A45 AMG」だ。
最近のAMGは硬派路線ではなくラグジュアリー志向。そうなると、走りを楽しむならA250シュポルトになる。AMG仕様の価格設定にもよるが、A180の上級モデルとして乗るのなら、AMG仕様と比較してから決めることを勧めたい。
[レポート:石川 真禧照]
メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」主要諸元
全長x全幅x全高:4355x1780x1420mm/ホイールベース:2700mm/車両重量:1450kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/ステアリング位置:右/エンジン種類:DOHC 直4 ターボチャージャー付 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1991cc/最高出力:210ps(155kW)/5500rpm/最大トルク:35.7kg-m(350N・m)/1200-4000rpm/トランスミッション:電子制御7速A/T(7G-DCT)/燃料消費率:-[JC08モード]/タイヤサイズ:235/40R18/メーカー希望小売価格:420.0万円[消費税込み]
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