マツダ 日本市場に3列多人数SUVのCX-8をミニバンの後継として2017年後半に投入か(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:マツダ
CX-8は巨大なCX-9より一回り小さい3列シート車
マツダは2017年の東京モーターショーに『CX-8』と呼ばれる3列シートSUVを出すようだ。今や日本市場の売れ筋は、コンパクトカーとSUV、そして3列シート車といった状況。そんな中、マツダはMPVもビアンテもプレマシーも絶版とし、次期型の開発を行っていない模様。
加えて最近ヨーロッパで3列シートSUVの需要が増えており、プレマシーの次期モデルも必要になってきたのだろう。さらに「3列シート車を作って欲しい」と新興国からリクエストされているとのこと。
そんなこんなで巨大なボディを持つCX-9より一回り小さい3列シート車が必要になった。
ベースとなるのは、来年2月に日本でも発売が開始される新型CX-5になるようだ。中国で販売されているCX-4ベースという情報もあったけれど、3列目のシートを確保しようとしたらボディ後半の作り直しが必要。
加えてヨーロッパ市場を考えればハンドリングも重視しなければならない。当然ながら新しい世代のスカイアクティブしかないだろう。
CX-5のホイールベースを伸ばし居住性を確保
マツダというメーカー“ヨーロッパでクルマを売るなら妥協しない!”という意地を持つ。利益確保を優先にしている中国市場と違う対応です。ただ新型CX-5のまま3列目シートを設定したって使い物にならない。実際、スポーツカーの後席のような狭いシートだと、日本市場で受け入れられないと思う。
そこでホイールベースを伸ばし、ラゲッジスペースのデザインも変更。現行プレマシーと同等レベルの居住性を確保しようとしている。あまり高く評価されていないものの、プレマシーの3列目シートは案外広い。床面が高いため体育座り傾向になってしまうが、そこさえ改良すれば十分イケそう。
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