マツダ ロードスター RF(Retractable Fastback)、その美しい後ろ姿に魅了される/プロトタイプ試乗レポート(4/4)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:小林岳夫
実は<RS>グレードの走りの造り込みがホンキ!らしい
なるほどマツダ ロードスター RFは、実に魅力的な1台だった・・・と〆たいところなのだが、試乗を終えて帰ってくると、前・開発主査で現アンバサダーの立場にある山本 修弘(のぶひろ)氏が、
「マツダ ロードスター RFは<RS>グレードもかなり造り込んだんです。私のイチオシなので是非乗って欲しい!」
というではないか!
>>[画像100枚超!]マツダ ロードスター RF(Retractable Fastback) フォトギャラリー
しかし残念ながら時間切れで、スポーツグレードのRSには試乗が叶わなかったのだった。
山本氏によればRSは、このマツダ ロードスター RFのレイアウトを活かした上で徹底的にチューニングしたという。そして走りはさらに味わい深いものがあるというのだ。
なのでマツダ ロードスター RF RSに関しては、公道試乗会で試してしっかりとレポートしたいと思うのでお待ちいただきたい。
RFは、ロードスターの長い歴史に新たな流れを作る1台となるだろう
ということは、マツダ ロードスター RFは、今回僕が試乗したVSグレードでも相当魅力があり、ソフトトップ・モデルとは異なるキャラクターを作ったと断言できるのだから、RSグレードも含めて考えればさらに広い世界観と選択肢が生まれたことになる。
その意味では冒頭で「生まれながらの名車誕生」と書いたが、同時にロードスター史上に、確実に新たな流れを作った1台ともいえるのだ。
[レポート:河口まなぶ/Photo:小林岳夫]
MAZDA ROADSTER RF VS 主要諸元[( )内は6ATモデル]
全長x全幅x全高:3915x1735x1245mm/ホイールベース:2310mm/車両重量:1100kg(1130kg)/乗車定員:2名/駆動方式:後輪駆動(FR)/エンジン種類:SKYACTIV-G 直列4気筒 DOHC 16V ガソリン直噴エンジン/最高出力:158ps[116kW]/6000rpm/最大トルク:20.4kgf-m[200N・m]/4600rpm/トランスミッション:SKYACTIV-MT 6速マニュアルトランスミッション(アクティブマチック6速オートマチックトランスミッション)/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/燃料消費率:15.6km/L(15.6km/L)[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:205/45R17 84W/サスペンション形式:(前)ダブルウィッシュボーン式(後)マルチリンク式/メーカー希望小売価格[税込]:3,574,000円(3,596,400円)
※試乗・撮影車はオプション装着車
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