マツダ ロードスター「大人のニーズを満たすパーフェクトな新型」 ~岡崎五朗のクルマでいきたい(ahead)~
- 筆者:
大人のニーズを満たすパーフェクトな新型
ボディサイズを拡大し、重くなった分を大排気量エンジンでカバーする。そんなループから抜け出したという意味において、新型ロードスターを「先祖返り」と表現するのは間違いではない。
しかし、心情的には先祖返りどころか、より熟成度を高め、深みと味わいを増したのが新型だと感じている。
当時22歳だった僕が矢も盾もたまらずデビュー直後に手に入れた初代ロードスター。あれから26年が経ち、48歳になった僕のニーズを、新型ロードスターは憎らしいほどまでに満たしている。
妖気すら感じさせるセクシーなエクステリア、デザイナーの美意識を細部にまで反映したインテリア、上質な乗り味、優れたオープン時の風仕舞い・・・
こいつなら、ちょっとドレスアップしてグランドハイアットのバレーパーキングに乗り付けても違和感はない。
それでいて、走らせればライトウェイトスポーツらしい熱さと爽快感と操る楽しさがしっかりと演出されているのだ。
さらに、トランクには機内持ち込みサイズのトロリーケースを2個収納でき、上級グレードを買えばシートヒーターも付く。まさにパーフェクト。これほどまでに僕のニーズを満たしてくれてスミマセン、と頭を垂れたくなるほどである。
マツダ ロードスター
世界中で愛されるロードスターの4代目。発売前から注目と期待を一身に集めた。エンジンは先代からダウンサイジングされた1.5LのスカイアクティブGを搭載。最高出力131ps、最大トルク150N・mを発生する。先代モデルに対し、約100kgの軽量化を実現したというだけあって、運転していると" 軽さ" を実感できる。
マツダ ロードスター S/2WD・6MT主要諸元
車両本体価格:¥2,494,800(消費税込) / 全長× 全幅× 全高(mm):3,915×1,735×1,235 / 車両重量:990kg / 定員:2 名 / エンジン:水冷直列4気筒DOHC16 バルブ / 総排気量:1,496cc / 最高出力:96kW(131ps)/7,000rpm / 最大トルク:150Nm(15.3kgm)/4,800rpm / 駆動方式:FR / JC08 モード燃費:17.2km/L
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