マツダ ロードスター ターボ 新型車解説
- 筆者:
- カメラマン:原田淳
「人馬一体」の新たな次元へ。ロードスター・ターボ登場。
マツダ ロードスターにターボエンジン搭載モデルが設定された。新次元の「人馬一体」の走りを追求したというこのモデルは350台限定発売。
マツダのロードスターは、1989年2月のシカゴショーで「MX-5 ミアータ」として発表され、同年9月より国内で発売された。(当時の車名は「ユーノスロードスター」) 2シーターのライトウェイトスポーツというコンセプト自体は従来から存在していたが、当時、量産車で誰もが手軽に楽しめるライトウェイトスポーツカーは稀で瞬く間に「ユーノス ロードスター」は世界のマーケットでセールスを伸ばしていった。(現在でもマツダ ロードスターの約8割は海外で販売されている。) 現在のモデルはフルモデルチェンジで数えて2代目(1998年にデビュー)。初代の発売から15年間 マツダは常にロードスターを改良し続けている。今回発売になった「ロードスターターボ」もご多分に漏れず、「人馬一体」の楽しいドライビングフィールを提供している。
最大の特徴はその名の通り「ターボ搭載」である。ターボ化により、+2ps、+4.3kg-mの高出力化を図っている。たった2psしか増えていないように見えるが、その発生回転は1000rpmも低い6000rpm。あえて、馬力を上げずに、トルクをグーンと増やしておき、ファイナルレシオ(最終減速比=ギア比)を下げてドライビングが楽しめるようにしている。この辺りのセッティングを見ると、「マツダのエンジニアは本当にクルマが好きなんだな」と感心する。
今回は箱根にて試乗をした。ターボモデルは上りのターンパイクでも存分に楽しめる車だったし、細かいコーナーの続く七曲などでもターボを気にしないレスポンスと全域で発生する余裕あるトルクで存分にドライビングを楽しむことができた。
ターボ化によって変更されたことは、走りに影響ある範囲では、ラジエターの容量アップ、トルセンLSDの採用、クラッチの強化をはじめとする駆動系の強化、ファイナルレシオ変更(4100→3900)、ビルシュタインダンパーを採用したローダウン強化サスなどから、地味なところでは各種ブッシュ周りの強化など。 あわせて、外装では前後スポイラーを、内装ではシート、ハンドル、シフトノブ、ペダル、インパネを変更している。
外装色は、ペロシティレッドマイカ(ターボ専用色)、ピュアホワイト、サンライトシルバーメタリック、グレースグリーンマイカの4色が設定されている。 かつて、ボーイズレーサーで青春を謳歌していた、30代~40代の貴方に、あのころを思い出して楽しんでもらいたい1台である。350台限定なので急いでディーラーに行こう!
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