マツダが4駆性能を世界一レベルへ “4WDのマツダ”にイメチェン図る(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:茂呂幸正/和田清志
今までのマツダ4WDと違い、アイスバーンでも全開が可能
ただ今までのマツダ車は、ブレーキ側の制御が平均点レベルだった。ごく普通の性能と言ってよかろう。しかし新型CX-5から、制動側の積極的なコントロールも行うようになっている。
これまた外気温低く滑りやすい下り坂だと、最初から後輪側にもエンジンブレーキを掛けて姿勢を安定させておく。この制御で驚くほど安定します。
雨の日に自転車乗った際、前輪だけブレーキ掛けたら不安定になる。滑りやすいアイスバーンのエンジンブレーキも全く同じ。マツダ4WDは前輪と後輪にバランスよくエンジンブレーキを配分するという。
様々な雪道でハードなブレーキを試してみたけれど、今までのマツダ4WDと違い、常にベストなブレーキ制御を行っていた。
試乗の最後は歩いたって滑るようなツルツルのアイスバーン状態になっているテストコースを(アップダウンのある普通の山道をイメージして頂ければOK)、ラリー車のように全開走行で楽しんでしまいました。
これから4WDを買おうと考えているなら、新しいCX-5をぜひともショッピングリストの先頭に挙げるべきだと思う。
[Text:国沢光宏]
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