デビュー4年半経過も販売堅調の2代目マツダ CX-5! ユーザーの好みを反映した特別仕様車の追加や地道な改良の積み重ねが根強い人気を支える

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マツダの主力SUV「CX-5」が安定した売れ行きを続けている。現行型の2代目モデルは、既にデビューから4年半以上を経過。爆発的な大ヒットという訳ではないが、常にペースを変えず販売台数を増やし続けているのだ。その理由はどこにあるのだろうか。モータージャーナリストの鈴木 ケンイチ氏が、CX-5の4年半に及ぶ販売状況の推移とその傾向について、改めて探ってみた。
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  1. 量販コンパクトカー「デミオ/マツダ2」に次ぐ販売台数を継続的に維持する2代目「CX-5」
  2. 常に改良を重ねる姿勢が、高い人気やリセールバリューにもつながる好循環を生み出す
  3. CX-5はこれからもマツダの収益を支える最重要車種だ

量販コンパクトカー「デミオ/マツダ2」に次ぐ販売台数を継続的に維持する2代目「CX-5」

マツダ「CX-5」の販売が堅調だ。

現行のCX-5は第2世代であり、2016年秋に初公開されて、翌2017年2月より発売が開始された。

初代モデルと同様にスカイアクティブ技術と魂動(こどう)デザインを組み合わせているが、その内容は、よりブラッシュアップされていた。エクステリア・デザインは大人の印象を強め、インテリアは質感をアップ。初代でも好評であった「走る歓び」も磨き上げられていたのだ。

デビュー年に先代モデルの販売記録を塗り替えた2代目CX-5

2代目CX-5は、発売前の約1か月半で月販目標の4倍近い、約9000台を受注。発売された2017年2月の新車販売ランキング(一般社団法人日本自動車販売協会連合会調べ・乗用車ブランド通称名別順位)では23位に初登場。翌3月は12位にまで順位を上げる。これはマツダ車としてトップの順位だ。

その後は、順位を落とすものの、1~12月の年間ランキングでは41622台を販売して26位となった。これは、マツダ車トップの「デミオ」に次ぐポジションだ。また、初代CX-5が2013年に達成した38520台のCX-5としての最高記録を更新する好成績でもあったのだ。

デビュー2年後以降も常に安定した売れ行きをキープ

そうしたCX-5の好調さは、翌年以降も続く。2018年1~6月の販売ランキングは27位。そして1~12月も27位。次の2019年1~6月も27位。そして2019年1~12月は29位。2020年1~6月も29位。2020年1~12月は30位。しかし、2021年1~6月では27位に。つまり、登場してから2021年までの5年にわたって、販売ランキング27~30位をキープしているのだ。

初代CX-5のモデルライフは、2012年から2017年という5年間であった。第2世代となる現行モデルは、初代のモデルライフと同じだけの月日がすでに流れているが、発売当初から現在まで、ほとんど同じ販売ランキングを守り続けているのだ。驚くべき堅調さだ。

常に改良を重ねる姿勢が、高い人気やリセールバリューにもつながる好循環を生み出す

そうした、息の長いマツダ CX-5の人気を生み出した理由は何だろうか。その理由のひとつに挙げられるのは、マツダの努力があるだろう。それは継続的な商品改良だ。

振り返れば、CX-5の商品改良は、2017年2月の発売から、現在までに4回を数える。2018年2月、2018年10月、2019年12月、2020年12月だ。つまり、毎年、1回以上の改良を行っている。それ以外にも、2017年8月に先進安全技術の標準装備化、2017年11月のバイオプラスチックの採用、2020年5月の特別仕様車の追加、2020年12月の特別仕様車「ブラックトーンエディション」の追加なども行っている。

こうした地道な改良や、ユーザーの好みを反映した特別仕様車の追加などが続いていることが、CX-5の人気の維持につながっているのだろう。

高い人気をベースにした戦略的な残価設定ローンの設定もCX-5人気を支える

また、見逃せないのが、残価設定ローンの存在だ。マツダの場合は、「マツダスカイプラン」の名称で、残価設定ローンを用意するが、その3年後の残価率を55%と明記している。一般的な残価設定ローンの場合、残価率は40~50%であることを鑑みれば、55%は嬉しい数字だ。もちろん、もっと有利な残価率を用意する他メーカー・ブランドもあるが、多くの場合、その残価率は大っぴらに公開されていない。そういう意味で、55%という数字を発表するマツダの残価設定ローンは、わかりやすく、使いやすいのではないだろうか。

CX-5はこれからもマツダの収益を支える最重要車種だ

CX-5は、現在のマツダのラインナップの中で、マツダ2(旧・デミオ)に次ぐ販売を誇っている。エントリーのコンパクトカーであるマツダ2と、ミドルSUVであるCX-5では、当然、利益率も違う。つまり、CX-5は数多く売れて、しかも利益の大きいクルマなのだ。現在のマツダを支える最重要車種と言っていい。

そうした地位を実現したのが、初代から2代目へのブラッシュアップというクルマの開発と、発売後の継続的な商品改良。言ってしまえば、マツダがCX-5にかけた努力と汗が、堅調な人気を生み出したのだ。

[筆者:鈴木 ケンイチ/撮影:MOTA編集部・Mazda]

マツダ/CX-5
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新車価格:
267.9万円407.6万円
中古価格:
69.8万円392.9万円

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鈴木 ケンイチ
筆者鈴木 ケンイチ

1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。最近は新技術や環境関係に注目。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)記事一覧を見る

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