マツダが「アクセラ」に続き、フラグシップモデル『アテンザ』を大幅改良!その実態は!?(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
価格設定は良心的
価格も装備が向上したLパッケージは変更を受けたが、クリーンディーゼルターボを搭載するXDプロアクティブなどは据え置かれた。
これもGベクタリングコントロールのメリットだ。制御を緻密に行って得られた効果だから、新たな部品を加える改良と違って価格を上昇させない。ナチュラルサウンドスムーザーは、当初はメーカーオプションだったが、今回のアテンザでは価格に反映させず標準装着とした。
最近は小規模の改良をしただけで、価格換算を超える大幅な値上げをする車種が目立つから、アテンザは良心的といえるだろう。
少し気になるのはガソリンエンジンで、以前からベーシックなグレードには2リッター、上級には2.5リッターという組み合わせであった。
ただし500ccの違いは価格に反映されていない。ガソリンの排気量が異なる25S・Lパッケージと20Sプロアクティブの価格差、同じディーゼルを搭載するXD・LパッケージとXDプロアクティブの価格差は、両方とも49万6800円で等しい(6速AT)。従って2.5リッターが一般的な排気量の相場で考えると10万円ほど割安だ。
開発者は「ディーゼルの比率が高い」というが、背景にはガソリンの2.5リッターが上級グレードに限られ、選びにくいことも影響しているだろう。1400kgを軽く超えるボディに2リッターエンジンという組み合わせは、ミニバンなら分かるが走りの重視されるセダン&ワゴンとなれば魅力に欠ける。自動車税は年額5500円高くなるが、2.5リッターのガソリンエンジン搭載車を拡大することも検討して欲しい。
またここまで手を加えたのだから、マツダ車の効果的なアピール方法も考えるべきだろう。「魂動デザイン」のイメージに合わせた薄暗い店舗が増えているが、ボディスタイルに合っていても、いまひとつマツダ車らしくない。「スカイアクティブ」という名称を考えても、もう少しフレンドリーな雰囲気にすると良い。マツダがレクサスに近づく必要はないと思う。
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