レクサス LFA 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂 幸正
ヤマハが丹精込めたLFAの絶品V10サウンドに酔いしれる・・・
LFAのエンジンをスタートさせるには、イグニッションを回し、ステアリングホイールのセンターパッド右上のプッシュボタンを押す。
そのドライブフィールにも大いに興味があったのだが、すべてがスペシャルなこのクルマの中でも、とくに印象的だったのは、とにかくエンジンだ。 ヤマハとイチから開発したという1LR-GUE型4.8リッターV10ユニットは、最高出力412kW [560PS]/8700rpm、最大トルク470Nm[48.9kgm]/6800rpmというスペックを誇る。
このエンジンは、レスポンス、回転フィール、サウンドのどれを取っても絶品の仕上がりで、 右足の動きと直結したエンジンの反応が最高に気持ち良く、思わず無駄に空吹かしをしたくなるほど。
タコメーターは9000回転からレッドゾーンとなっているが、フリクションをまったく感じさせることなく吹け上がり、9000回転までキッチリ回る。
それも高回転域で苦しそうになることもなく、むしろ7000回転あたりからがクライマックスを迎える印象だ。
サウンドのチューニングも、音響の専門家であるヤマハとの協業で綿密に仕上げたというだけに本当に素晴らしい。
吸気音については、ダッシュを貫通させてサージタンクから伝送されたサウンドを、フィルターを通して、音量を最適化するとともに良い成分のみを室内に取り込めるよう調整。
排気側には約3000回転で開くバルブを設定し、低回転域では重低音を強調した力強いサウンドを聞かせつつ、高回転域では澄み切ったV10サウンドを奏でるよう調整したのだという。
まさに芸術品のようなフィーリングに接し、こんなエンジンがつくれることに感動しきり。
スーパーカーと呼ばれるクルマの中でも、本当の意味でエンジンの「官能」性能で魅せてくれるクルマというのは、実はあまりなくて、フェラーリぐらいしかないのではと感じていたのだが、レクサス LFAのそれは、フェラーリにもまったく負けていないと思う。
組み合わされるトランスミッションは、6速の「ASG」と呼ぶもので、デュアルクラッチ式ではなく、通常のMTをベースにクラッチ操作を自動で行なうタイプ。
シフトチェンジのタイミングが7段階から選べるようになっていて、最速にするとけっこう速い。 オートモードも選べるが、パドルシフトを操ったほうが、より絶品のエンジンをダイレクトに味わうことができる。
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