レクサス 新型GS 試乗レポート/藤島知子(1/2)

  • 筆者: 藤島 知子
  • カメラマン:オートックワン編集部/茂呂幸正
レクサス 新型GS 試乗レポート/藤島知子
レクサス 新型GS250と藤島知子さん レクサス 新型GS250 フロント レクサス 新型GS250 リア レクサス 新型GS250 フロント レクサス 新型GS250 リア レクサス 新型GS250 サイド レクサス 新型GS250 フロントイメージ レクサス 新型GS250 フロントイメージ レクサス 新型GS250 ヘッドライト レクサス 新型GS250 テールロゴ レクサス 新型GS250 ナビゲーションロゴ 画像ギャラリーはこちら

個性溢れるアグレッシヴなセダンへと変貌を遂げた新型「GS」

レクサス 新型GS250 フロントイメージ

2005年から日本市場で本格展開が開始された高級自動車ブランド『レクサス』。

2巡目を迎えたGSは、そんなレクサスブランドの第2ステージの方向性を占う重要なモデルとなる。彼らはこの7年を振り返り、どんな方向に進もうとしているのだろうか。

日本において、先代GSは日本で販売されていたトヨタ アリストの後継モデルとして登場する形となったが、その落ち着き払ったスタイリングは、BMWやアウディ、メルセデス・ベンツといった独自のブランドの特徴を訴えかけてくる欧州メーカーと比較すると、保守的な印象を与えるクルマだった。

ところが、今回のGSときたらどうだろう。

レクサス 新型GS250 ヘッドライト

以前はどこか優等生的だったキャラクターは『アグレッシヴなスポーツセダン』の姿にガラリと変貌を遂げてみせた。

2つの台形を逆さまに組み合わせた大きな開口部をもつ通称“スピンドルグリル”は、ひと目で美男に見える端正な顔立ちというよりは、明らかに個性派の類といえる。

一見するとその強面(コワオモテ)に圧倒されてしまったが、時間の経過とともに馴染んでくるデザインといえるのかも知れない。いずれにしても、この顔つきが今後のレクサスをイメージづけていくそうだ。

エクステリアで注目したいのが、ボディの造形に深い陰影をもたらす最新の塗装技術が取り入れられていること。

新色となる『ソニックシルバー』や『クリムゾンクリスタルシャインガラスフレーク』、『メテオブルーマイカメタリック』のボディカラーに加えて、新車時の色と光沢を長期に渡って維持できるコーティングが全色に採用されている。

これまでのモデルと比較しても、ボディサイドのエッヂや膨らみの陰影がくっきりと映し出されており、全体の質感がグッと上がって見える。

レクサス 新型GS250と藤島知子さんレクサス 新型GS250 リアレクサス 新型GS250 フロントレクサス 新型GS250 リアレクサス 新型GS250 サイド

まさに「高級車に乗っている」実感を得られるインテリア

また、インテリアについては、センスよりもコンセプトが勝っていると感じた先代に比べて、今回のGSは本物素材を取り入れながらハイセンスな仕上がりとなっている。

レクサス 新型GS450h インパネレクサス 新型GS250 オーディオ

例えば、ダッシュボードを横切る加飾パネル。

縞杢(しまもく)やマットな仕立てのウォールナットなど、天然木ならではの風合いがモダンな室内空間に都会的なセンスを感じさせるし、ハイブリッド仕様には成長が早くエコな天然素材として知られる竹が用いられているのも、日本的な要素で斬新なアイディア。

人工的なものでないぶん、自然に受け容れられるところもいい。

ダッシュボードのエアコンの吹出口と並行するように横一文字に薄く広がるオーディオは、左右に置かれた2つのダイヤルにアルミの削りだし材を採用。

ヌッと吸い付くような操作感は、家庭用の最高級オーディオ機器を連想させるものだ。

レクサス 新型GS350 Fスポーツ フロントシート
レクサス 新型GS450h インパネレクサス 新型GS250

シートはベースグレードに設定されるベージュのファブリック素材のほかに、F SPORT専用の本革シート、version L用には肌触りが柔らかなセミアリニン本革など、グレードによって違う本革素材が標準採用されている点にも驚かされる。

本革シートはブラック、グレー、アイボリーといったオーソドックスな色調のほか、品のあるダークブラウン色のサドルタン、新規開発として鮮やかに彩るガーネット、エレガントなトパーズブラウンの5色も用意。

購入を検討する上では、エンジンタイプや内外装の装備の好みのほかに、インテリアカラーはグレードによって選択肢が限られていることもあり、見栄えを重視する場合、好みのカラーリングが購入するグレードの決め手となることもありそうだ。

細かなパーツの触感や、視覚的に得る質感にこだわることで、「いいクルマに乗っている」と実感させるあたり、GSの高級車としての格がじわじわと増してきていることが分かる。

また、今回は『しっかり使えるセダンを1から見直した』ということで、全長は先代と同じながら、前後のホイールの位置に対して、ボディ全体を10ミリ後方に配置。

前席の背もたれの形状を見直して後席乗員のヒザ周り空間を拡大していたり、ドア上部の開口部を広げてスマートに乗り降りできるような工夫も盛り込まれている。

車内は、乗員へ居住性の良さを感じさせながらも、トランクルームの容量は先代の1.5倍で、ゴルフバッグが4つ詰め込めるスペースが確保されている。

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藤島 知子
筆者藤島 知子

通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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