新型レンジローバー イヴォーク徹底解説|世界初、ボンネットやリアが透過して見える技術を採用
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社
都市からオフロードまで対応するラグジュアリーSUVが大幅進化
ランドローバーは現地時刻2018年11月22日、同社ラグジュアリー・コンパクトSUVである新型「レンジローバー イヴォーク」を、ロンドンのイーストエンドで世界初披露した。大画面のディスプレイに世界各地の都市が映しだされるなか、新型「イヴォーク」がダイナミックな走行をしながら登場した。
レンジローバー イヴォークは、登場からこれまで世界販売台数は77万2096台以上を記録し、217以上の国際的な賞を獲得している。そのイヴォークが、さらに磨きをかけた。
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個性的なデザインを継承した新型イヴォークは、独特の傾斜したルーフラインとリアに向かって上昇するウエストラインが、紛れもなくレンジ ローバーファミリーであることを印象付ける。またボリューム感のあるプロポーションは、はっきりとしたショルダーラインとパワフルなホイールアーチで強調され、21インチホイールを組み合わせることで、力強い雰囲気を演出した。
さらに超薄型マトリックスLEDヘッドライトやリアランプのグラフィックがより上品さを増し、格納式のフラッシュ・ドアハンドルが滑らかで美しいボディを際立たせている。「R-ダイナミック」グレードは専用のディテールとコッパーのアクセントが魅力。
インテリアは、すっきりとしたサーフェスや最高級の素材で丁寧に仕上げたシンプルなラインを組み合わせ、精巧なデザインとなっており、ラグジュアリーかつミニマリストなデジタル空間を創りだした。インテリアの素材には、従来のレザーのほかにも、クヴァドラ社のウール混紡やDinamica(R) スエードクロス、ユーカリ・テキスタイル、Ultrafabrics(TM)といったオプションを設定。
また、最新ソフトウエア搭載のデュアルタッチスクリーン・インフォテインメント・システム「Touch Pro Duo」をはじめ、電動16ウェイシートやイオン空気清浄テクノロジーを備え、広々とした車内空間を実現した。全長は4.37mで従来とほぼ同じながらも、ランドローバーの新型プレミアム・トランスバース・アーキテクチャーを採用し、車内空間を拡大。ホイールベースを延長することで、リアシートのスペースは20mm広くし、小物などの収納スペースも拡大した。広くなったグローブボックスやセンターコンソールボックスには、タブレットやハンドバッグ、ペットボトルなどを収納できる。
ラゲッジスペースは10%増の591リットルになり、折り畳んだベビーカーやゴルフセットの出し入れも簡単に可能。また、40:20:40の分割可倒式リアシートを倒すと、総容量は1383リットルである。
新型「レンジローバー イヴォーク」主な6つの特徴
ランドローバー初となるマイルド・ハイブリッド・エンジン(MHEV)をラインアップ
電気自動車化に対応するために開発した新型アーキテクチャーには、まずは48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)・システムを組み合わせる。今後約1年後には、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルも追加予定。
ランドローバー初のMHEVは、通常減速時に失われてしまうエネルギーを動力として活用する。エンジンに搭載されたベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターが、エネルギーをフロア下のバッテリーに蓄え、ドライバーがブレーキを操作して車速が17km/h(11mph)以下になるとエンジンを停止。また、発車時には蓄えられたエネルギーを再び利用する。建物が密集した渋滞の多いエリアでも、静かで効率のよい走行ができ、燃費にも貢献。
フロント下180°の視角を確保する「クリアサイト・グラウンドビュー」世界初採用
新型イヴォークでは、車両前方下部に設置したカメラで路面を撮影しその映像をタッチスクリーン上に映し出すことで、まるでボンネットがないかのようにフロント下 180°の視角を確保する「クリアサイト・グラウンドビュー」を世界で初めて搭載。市街地での難しい駐車スペースや段差のある中央分離帯、オフロードなど障害のある路面を走行するときに有効で、ランドローバーが2014年に発表したトランスペアレント・ボンネット・テクノロジーを具現化したものになる。
車両後方の映像をリアミラーに映す「クリアサイト・リアビューミラー」同社初採用
ジャガー・ランドローバー初となる、車体後方のカメラで撮影した映像をルームミラーに映しだす「クリアサイト・リアビューミラー」を採用。乗員や荷物でリアビューの視認性が悪い場合、ミラー下面にあるスイッチをフリックするだけでクリアな映像を提供する。ミラーに映し出される視野角も50度と広く、暗がりでの視認性も向上している。
革新的なテレイン・レスポンス2テクノロジーにより、あらゆる地形や天候でも走破
全輪駆動の新型イヴォークは、あらゆる地形、あらゆる天候でその優れた走破能力を発揮する。ドライブライン・ディスコネクトを搭載した第二世代のアクティブ・ドライブラインが効率性を高め、アダプティブ・ダイナミクスにより、快適性と機敏性の最適なバランスを実現。
同社のフラッグシップ「レンジ ローバー」で初めて採用されたテクノロジーである「テレイン・レスポンス2」は、走行中の路面状況を自動的に検知し、状況に応じた最適な車両設定(サスペンション、トランスミッション、トラクション)をし、ドライバーの負担を軽減。
また新型イヴォークの、走行可能な渡河水深は500mmから600mmに向上させた。
Apple CarPlayやAndroid Autoに対応
インフォテインメント・システムのソフトウエアはより進化し、直感的な操作が可能。さらに、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応し、スマートフォンとシームレスに接続する。
AIがドライバーの好む設定をサポートする「スマート・セッティング」を同社初採用
人工知能(AI)アルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンを学習し、ドライバーをサポートする「スマート・セッティング」をランドローバーとして初めて採用した。
シートポジション、音楽、温度設定だけでなく、ステアリングコラムの設定も制御することができ、快適性を最大限に高めた。
[text:オートックワン編集部/photo:ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社]
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