もっとランボルギーニを楽しもう! スーパートロフェオ アジアシリーズ2018 第3戦 in鈴鹿サーキット|イベントレポート

  • 筆者: 松田 タクヤ
  • カメラマン:松田 タクヤ

世界最速のワンメイク・レース「ランボルギーニ・ スーパートロフェオ」

2018年6月30日~7月1日にかけて、アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは、世界最速のワンメイクレースとして知られている「ランボルギーニ・ スーパートロフェオ」のアジアシリーズ第3戦を三重県 鈴鹿サーキットにて開催した。

ランボルギーニと言えば、言わずもがなスーパーカーメーカーの大御所であり、そのフォルムやパフォーマンスに憧れを抱いている人も多く居ることだろう。今回は、アジア各地のサーキットで極限のパフォーマンスを発揮するランボルギーニによるレース、「ランボルギーニ・スーパートロフェオアジアシリーズ2018 第3戦」にメディアとして招いていただいた。

レースの他にも、ランボルギーニ・オーナー達によるパレードランや、ウラカン ペルフォルマンテのサーキット同乗体験など盛り沢山だった今回のイベントをレポートしていきたいと思う。

>>ランボルギーニだらけ! スーパートロフェオ アジアシリーズin鈴鹿の模様を写真で見る!

レース前のカンファレンスには、ランボルギーニ社の重要人物も出席

「ランボルギーニ・ スーパートロフェオ」は、ヨーロッパでの初開催から10年を迎えるランボルギーニ車だけによるワンメイクレースのことで、アジアを舞台としたシリーズが初めて開催されたのは2012年のこと。翌年の2013年にはアメリカにも上陸し、アジア各国から集結したドライバー達による激しいバトルが毎年繰り広げられている。

レース開催前に行われたカンファレンスには、ランボルギーニジャパン カントリー・マネージャーのフランチェスコ・クレシ氏と、アジア太平洋地域のモータースポーツ・コーディネーターであるジョン・フリン氏が登壇し、ランボルギーニの現状とスーパートロフェオの事について語ってくれた。

フランチェスコ・クレシ氏は、「昨年、ランボルギーニは過去最高の売り上げ台数を記録し、全世界で3815台を納入することができました。その中でも日本は2位のマーケットとして位置しており、400台以上を納入しています。

さらに昨年、ランボルギーニは初めて10億ユーロ(日本円で約1300億円※2018.7.3のユーロ換算)を超える売り上げを記録し、その売り上げは7年連続増加しています。またこの記録を塗り替えるべく、ランボルギーニは更なる設備の強化や研究に投資をしてまいります。」と、コメントした。

ジョン・フリン氏は、「ランボルギーニ スーパートロフェオは我々にとってとても大きなビジネスであると共に、ブランドの価値を高める為に非常に重要なレースです。

さらに、我々はこの活動を通じてランボルギーニ・オーナー同士の”繋がり”をより強固なものにし、私たちのお客様に更なる最高の時間を体験していただくことができるようになるのです。」と、コメントした。

快音がサーキットに響く! ランボルギーニ・オーナー達によるパレードラン

レースを目前とした鈴鹿サーキット国際コースでは、日本各地から集まったランボルギーニ・オーナー達によるパレードランが行われた。

色とりどりのアヴェンタドールやウラカンが、サーキットのグリッドに並んでいる姿はまさに圧巻の一言。パレードランが始まると、咆哮にも聞こえるエキゾーストノートをサーキット中に響かせ、会場に来ている観客たちを沸かせていた。

>>ランボルギーニ・オーナー達によるパレードランの写真はコチラ!

接戦のアジア第3戦を制したのは、FFFレーシングチームのA.AmiciとA.Janosz

2018年のランボルギーニスーパートロフェオ アジアで勝利を収めたのは、FFFレーシングチームのAndrea AmiciとArtur Janoszで、第3戦 鈴鹿のレースでは、シリーズチャンピオンへのリードをさらに広げることになった。

2位はClazzio RacingのKei CozzolinoとAfiq Yazid、2017年のランボルギーニスーパートロフェオ アジアプロチャンピオンでは15位からスタートし、準優勝でフィニッシュするまでに成績を伸ばした。3位はJack BartholomewとJames Pullが操るFFF Racing Teamのマシン。ドライバーの技量はもちろん、チーム力とマシンの完成度も示す結果となった。

車両炎上トラブルや接触、クラッシュなども起きた波乱万丈のランボルギーニスーパートロフェオ アジア2018 第3戦だったが、大きなケガ人などは出ずに無事幕を閉じた。

ランボルギーニスーパートロフェオ アジア2018第3戦 レース・リザルト ※上位3位まで表示

【Pro Class】

1. Andrea Amici 78

1. Artur Janosz 78

2. Jack Bartholomew 67

2. James Pull 67

3. Ben Gersekowski 53

【Pro-Am Class】

1. Evan Chen 68

1. Akihiro Asai 68

2. Mikko Eskelinen 66

2. Juuso Puhakka 66

3. Takeshi Matsumoto 60

3. Toshiyuki Ochiai 60

【Am Class】

1. Suttiluck Buncharoen 55

2. Ken Urata 49

2. Daisuke Matsunaga 49

3. Saravut Sereethoranakul 48

【Lamborghini Cup】

1. Paul Wong 73

1. Clement Li 73

2. Gabriele Murroni 69

3. Takamichi Matsuda 46

ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテで鈴鹿サーキットを同乗走行!

6月30日のレース終了後は、プロドライバーが操るウラカン ペルフォルマンテの横に乗り鈴鹿サーキットを一周できるイベント、「HOT LAP」が行われた。

鈴鹿サーキット国際コースで、ランボルギーニ最新のモデル、ウラカン ペルフォルマンテを乗る。そんな機会なんてそうそうあるものではない…。筆者も過去にランボルギーニ車をドライブした経験があるが、正直その時よりもずっとワクワクした(笑)。

640ps、600Nmを発生するV型10気筒エンジンをリアミッドに搭載し、7速DCTを介し4輪を駆動するウラカン ペルフォルマンテ。スタート地点に着き、加速が始まると共に激しいGが身体中を襲う。0-100km/hの加速が僅か2.9秒のウラカン ペルフォルマンテのゼロ加速は、まさに「息つく間もない」と言ったところ。

素晴らしい加速やブレーキング性能を見せるウラカン ペルフォルマンテだが、最も驚いたのはトラクション性能。アクセルを入れるとV10エンジンのパワーが四輪全てで地面を強烈に蹴飛ばす。

弱オーバーステアの特性だがテールが流れすぎることもなく、異次元の加速感を維持したまま強烈な横Gとともにコーナーを抜けていく。スピードメーターはあっと言う間に時速250キロ超を差すが、高速域でも車体が安定性を失うことはなかった。

公道ではオーバースペック? とまで思ってしまう性能はドライビングの余裕を生み出すし、ダイナミックな走りは法定速度内でも卓越したドライビング・エクスペリエンスを体感できるだろう。ニュルブルクリンク、ノルトシュライフェにおいて量産車として史上最速のタイムをたたき出したパフォーマンスは伊達ではなかった。

ウラカン ペルフォルマンテのサーキット走行インカー動画

これからも更なる飛躍を遂げるランボルギーニに期待大!

筆者が2日間にかけて経験した「ランボルギーニ スーパートロフェオ アジアシリーズ」では、ランボルギーニのパフォーマンスや魅力を改めて感じることができるイベントだった。

このようにブランド価値を高める数々のイベントや、顧客へのきめ細やかなおもてなしを行う事こそが、ランボルギーニが成長を続けるひとつの要因ではないだろうか。

さらに2018年は、ランボルギーニ初のプレミアムSUV「ウルス」を登場させ、ラインナップを更に強化した。スーパーカーとしてのパフォーマンスやスタイリングは維持したまま、日常での使い勝手やオフロード性能を手に入れ、多くの新たな顧客を生み出すことに成功したのだ。

パフォーマンスや技術への飽くなき追求をしながら、新たな時代にマッチする車両開発も忘れず、成長を続けていくランボルギーニ。7年連続で売り上げを伸ばしたが、8年連続で売り上げを伸ばすことはほぼ確実と思って良いだろう。更に飛躍していくアウトモビリ・ランボルギーニに期待大である。

[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]

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筆者松田 タクヤ
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監修者MOTA編集部

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