ランボルギーニ ウラカン 試乗レポート/五味康隆(1/3)
- 筆者: 五味 康隆
- カメラマン:茂呂幸正
ガヤルドの後継モデル「ウラカン」10年振りに刷新されたスーパーカーを試乗!
“拍子抜け”するほどの乗り易さと、“超激辛スパイス的”な刺激を併せ持つモデルが誕生した。
ランボルギーニのV10エンジン搭載モデル、「ガヤルド」から約10年の時を経て産声を上げた『ウラカン』がそれだ。最新技術を惜しげも無く投入して洗練された性能を前にすると、その歳月の長さを強く感じる。
ランボルギーニ ウラカン関連動画:ランボルギーニ ウラカン動画試乗レポート ~五味康隆のブイブイ言わせたる~
デザイナーでも無いのに見た目を語るのはおこがましいが、主観を申しあげるとフロントからルーフそしてリアタイヤ後方のボディエンドまで、ひとつのラインで描いたその様は、ガヤルドには無かったエレガントさや知的な雰囲気を漂わす。
イメージとしては、力強さを周りに誇示していた若者が、品のある振る舞いを身につけて凛としだした感じ。
この手のモデルにとって大事な後ろ姿も、シンプルでありながら存在感がある。しかもライト関連がフルLED化されており、ダブルY字のフロントポジショニングランプや、リアの水平ラインが暗闇に浮かぶ姿にも品がある。
冷静に考えれば、見た目をこんなにも絶賛している時点で、すでにウラカンの魔性とも呼べる魅力にやられてしまっているのかもしれない。
シンプル“過ぎる”デジタルメーター
ここから、絶賛の嵐になるはずの試乗感想の前に気になる要素を先に伝えておくと、コクピット正面に設けられた12.3インチのフルカラーTFT液晶。ここにはスピードメーターやタコメーター、そして全画面ナビゲーション表示やOPでパーキングアシスタンスを選んだ時のバックモニター表示など、その時々で今欲しい情報が的確に映し出される。これは多機能が進む中でのシンプルな内装を確立するための有効な手段だが、ボクがすでに昔の人間なのだろうか…「立体感」が無さ過ぎる。
やはりスポーティに走っている時や気持ちよくアクセルを踏んでいる時などは、平面的なデジタル画面はTVゲーム的な安さではなく、アナログ式のような奥行きのある立体的な針の動きが欲しくなる。レクサスがLFAを筆頭に、デジタル式とアナログ式をコンビネーションさせている意図が読み取れた瞬間だ。
またオーナーに失礼かもしれないが、ハンドル左側のスポークにウィンカースイッチがあり、右側スポークにワイパースイッチが付き、ウインカーレバーやワイパーレバーが無くなった。それによりシフトパドルが大型化されて操作し易くなったが、ウィンカースイッチがスクーターのウィンカーのようで若干寂しい。
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