【2025年】小型ポータブル電源のおすすめ10選! 5kg以下の軽量モデルと選び方、活用術も紹介

  • 筆者: MOTA編集部

キャンプや車中泊、災害時の備えとして「ポータブル電源」が注目されていますが、大きくて重いと持ち運びが大変です。

この記事では、特に携帯性を重視した「重量5kg以下・容量500Wh以下」の小型ポータブル電源に絞って特集します。

小型モデルを選ぶ際に失敗しないための「容量と出力」「安全性」など4つの重要ポイントを初心者にも分かりやすく解説。さらに、おすすめの最新小型モデル10選を、特徴やスペックと共に紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 小型ポータブル電源とは?
  2. 小型ポータブル電源の選び方
  3. おすすめの小型ポータブル電源 一覧
  4. 500Wh以下! 小型ポータブル電源のおすすめ10選
  5. 小型ポータブル電源の活用術
  6. 小型ポータブル電源に関するよくある質問
  7. まとめ

小型ポータブル電源とは?

小型ポータブル電源は、コンパクトで持ち運びやすい充電式バッテリーのことを指します。この記事では、重量が5.0kg以下、容量が500Wh以下の製品を「小型」として紹介します。

これらは、リチウムイオン電池を内蔵し、AC出力やUSBポート(DC出力)などを備えており、さまざまな電子機器に電力を供給できる便利なデバイスです。

主な特徴として、軽量性、高い携帯性、そして複数の充電方法(AC電源、ソーラーパネル、車載充電など)に対応していることが挙げられます。

小型ポータブル電源の最大のメリットは、電源のない場所でも電子機器を使用できる点です。アウトドアでのキャンプや車中泊、災害時の非常用電源として重宝します。

また、小型であることから収納スペースを取らず、日常的に持ち歩くことも可能です。

一方で、デメリットとしては、大型モデルに比べて容量や出力が限られること、連続使用時間が短いことなどが挙げられます。サイズと性能のバランスを考慮し、用途に応じた適切な製品選びが重要となります。

小型ポータブル電源の選び方

小型ポータブル電源を選ぶ際には、以下の4つのポイントを押さえることが重要です。それぞれのポイントについて、具体的な数値や事例を交えながら詳しく解説していきましょう。

容量と出力

容量と出力は、ポータブル電源選びの要となる要素です。容量はWh(ワットアワー)で表され、一般的な小型モデルは100Wh〜500Wh程度です。例えば、300Whの容量があれば、スマートフォンを約30回、ノートPCを約5回充電できます。出力はW(ワット)で表され、接続する機器の消費電力に応じて選択します。

使用する機器の消費電力を合計し、必要な容量を計算することが重要です。例えば、60Wのノートパソコンを5時間使用する場合、300Wh(60W×5時間)の容量が必要となります。余裕を持って20%程度多めに見積もると、安心して使用できるでしょう。

サイズと重量

小型ポータブル電源の魅力は、その携帯性にあります。一般的に、サイズがコンパクトで重量5kg未満、容量が500Wh以下の製品が「小型」と呼ばれます。

例えば、1kg未満の超軽量モデルは、バッグに入れて持ち運ぶのに最適です。一方で、2kg前後のモデルは、より大きな容量や出力を備えていることが多いです。

使用シーンを想定し、携帯性と性能のバランスを考慮することが重要です。キャンプや登山など、長時間の持ち運びが必要な場合は、軽量性を重視しましょう。車中泊や災害時の備えとして使用する場合は、多少重くても大容量のモデルが適しているかもしれません。

安全性

小型ポータブル電源の多くはリチウムイオン電池を使用しているため、安全性の確認は非常に重要です。

特にAC出力を備えた製品は、日本の法律(電気用品安全法)に基づきPSEマークの表示が義務付けられています。これに加え、CEマーク(欧州)やFCCマーク(米国)などの海外の安全認証を取得している製品は、より信頼性が高いと言えるでしょう。

また、過充電保護、過放電保護、短絡保護などの安全機能を備えているかも確認しましょう。一部の高品質な製品では、耐熱性や耐衝撃性にも優れた設計が施されています。製品の説明書や公式サイトで、これらの安全機能や認証の有無を必ず確認することをおすすめします。

価格とコストパフォーマンス

小型ポータブル電源の価格帯は、容量や機能によって大きく異なります。

100Wh程度の小容量モデルは1万円台から、500Wh程度の大容量モデルは5万円台からが一般的です。高機能・高性能なモデルでは、10万円を超えるものもあります。価格が高いほど性能が良いとは限らないため、自身のニーズと予算のバランスを考慮することが重要です。

コストパフォーマンスを評価する際は、1Whあたりの単価を計算すると比較しやすくなります。例えば、3万円の300Whモデルと、5万円の500Whモデルでは、後者の方が1Whあたりの単価が安くなります。ただし、必要以上に大きな容量を選ぶと、携帯性や使い勝手が犠牲になる可能性もあるため、総合的に判断しましょう。

500Wh以下! 小型ポータブル電源のおすすめ10選

Jackery Explorer 100 Plus(定格容量:99.2Wh)

手のひらサイズで飛行機内にも持ち込み可能な、Jackeryの99.2Whポータブル電源。

最大128Wの高出力でノートPCも充電でき、本体はわずか1.8時間でフル充電が完了します。長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、約2,000回の繰り返し使用を実現しました。

旅行やアウトドア、リモートワークに最適な一台です。

※USB-C×2、USB-A×1ポート搭載。ACコンセントは非搭載です。

定格容量

99.2Wh

定格出力

128W

商品重量

965g

Anker Solix C200 DC(定格容量:192Wh)

Anker Solixシリーズで最も小さく軽い、持ち運びに特化したポータブル電源です。

わずか1.7時間で本体を満充電でき、合計最大200Wの5ポートからノートPCや複数のスマホへ同時給電が可能。防災用途にも嬉しい「100%満充電での長期保管」に対応し、いざという時に頼りになります。

付属のストラップで肩掛けもでき、アウトドアや家庭でのサブバッテリーに最適です。 ※ACコンセントは非搭載。USB-C、USB-Aポートのみ。

定格容量

192Wh

定格出力

200W

商品重量

1.9kg

BLUETTI ポータブル電源 AC2A(定格容量:204Wh)

わずか3.6kgの軽量ボディながら、AC急速充電で40分で80%まで充電できる小型ポータブル電源です。別売りのB80拡張バッテリーを接続すれば、容量を増やせるユニークな設計が特長。

簡易UPS機能やアプリ遠隔操作にも対応し、手軽さと拡張性を両立。5年の長期保証で、初めての一台にも最適です。

定格容量

204Wh

定格出力

300W

商品重量

3.6kg

EcoFlow RIVER 3(定格容量:230Wh)

先進のGaN(窒化ガリウム)技術で、小型・高効率化を実現したEcoFlowのポータブル電源。

最大の特徴は、図書館なみの「超静音設計」で、寝室や静かな場所でも動作音が気になりません。3,000回使える長寿命なリン酸鉄バッテリーと、20msで瞬時に切り替わる高速UPS機能も搭載。家庭での防災からキャンプまで、静かに、そしてパワフルにサポートする一台です。

定格容量

230Wh

定格出力

300W

商品重量

3.5kg

Jackery ポータブル電源 240(定格容量:256Wh)

ソロキャンプや一人暮らしの防災といった、個人での利用に最適化された256Whクラスの小型軽量ポータブル電源です。

最大の特長は、同容量の製品と比較して約22%も小型化されたコンパクトな筐体に、10年使える長寿命バッテリーや最速1時間で完了する急速充電機能を凝縮している点にあります。

手軽さと本格的な性能を両立した、注目のモデルと言えるでしょう。

定格容量

256Wh

定格出力

300W

商品重量

3.6kg

Anker Solix C300(定格容量:288Wh)

災害による停電やアウトドアシーンでの利用を想定して開発された、コンパクトでパワフルなポータブル電源です。数ある製品の中でも、特に「防災」という観点から実用的な機能が追求されています。

付属のショルダーストラップによる高い携帯性や、独自の省電力技術により「満充電」のまま長期保管できる点は、この製品の大きな特長と言えるでしょう。

定格容量

288Wh

定格出力

300W

商品重量

4.1kg

BLUETTI AORA30(定格容量:288Wh)

日本市場専用に設計された、BLUETTIの最新ポータブル電源です。わずか4.3kgの軽量設計ながら、定格600W、さらに独自の電力リフト機能で最大1500Wまで対応し、電気ケトルなども使用可能。

特筆すべきは、停電時に業界トップクラスの0.01秒で瞬時に切り替わるUPS機能。PCやルーターの電源を落とさず、データを守ります。本体も約45分で80%まで急速充電が完了。

10年使える長寿命なリン酸鉄バッテリーと、安心の5年保証で、防災からキャンプまで長く頼れる一台です。

定格容量

288Wh

定格出力

600W

商品重量

4.3kg

Philips DLP8091C(定格容量:296Wh)

PHILIPS品質のポータブル電源。最大の特徴は、-20℃でも使える低温性能に優れた「リチウム三元電池」の採用です。

リン酸鉄系より軽量な3.4kgのコンパクトボディに、ACコンセント2口やPD 60Wなど合計9ポートを搭載し、9台同時充電にも対応。ACとUSB-Cの同時入力なら、わずか3時間でフル充電が可能です。パススルー機能も備え、冬場のキャンプや車中泊でこそ真価を発揮する一台です。

定格容量

296Wh

定格出力

300W

商品重量

3.4kg

Jackery ポータブル電源 400(定格容量:400Wh)

400Whの大容量で、キャンプから防災まで幅広く活躍するJackeryの定番ポータブル電源です。

消費電力が200W以下のノートPCや電気毛布(設定による)など、一部の小型家電に対応します。充電はACやシガーソケットに加え、ソーラーパネルにも対応。独自のMPPT制御方式により、太陽光から常に最大の効率で充電できます。

PSE認証やBMS(バッテリー管理システム)による高い安全性も備えており、初めての一台としても最適なモデルです。

定格容量

400Wh

定格出力

200W

商品重量

3.6kg

LACITA エナーボックス(定格容量:444Wh)

信頼の日本ブランドが手掛ける、444Whの大容量ポータブル電源です。AC400Wのハイパワーな純正弦波出力で、スマホ充電はもちろん、小型冷蔵庫や電気毛布など消費電力の大きな家電にも対応します。

パワフルながら5kgと軽量コンパクトで、持ち運びも簡単。防災安全協会推奨品にも登録されており、充実した国内カスタマーサポートと2年保証で、キャンプから防災まで長く安心して利用できます。

定格容量

444Wh

定格出力

400W

商品重量

5.0kg

小型ポータブル電源の活用術

ここでは小型ポータブル電源の効率的な充電方法やバッテリー寿命を延ばすコツ、災害時の活用方法について解説します。

効率的な充電方法

小型ポータブル電源を効率的に充電するには、付属のACアダプターを使用することが基本です。多くの機種では、このACアダプターを使用することで最も速く充電が完了します。

また、ソーラーパネルを活用する場合は、晴れた日の10時から14時頃に設置すると、最も効率よく充電できます。車での移動が多い方は、シガーソケットからの充電も有効です。

充電中は、本体の温度上昇を防ぐため、風通しの良い場所に置くことを心がけましょう。

バッテリー寿命を延ばすコツ

バッテリー寿命を延ばすには、適切な使用と保管が鍵となります。

使用時は、極端な過放電を避け、バッテリー残量が20%を下回る前に充電を開始することをおすすめします。保管時は、50%程度の充電状態を維持し、涼しく乾燥した場所に保管することが重要です。

また、長期間使用しない場合でも、3ヶ月に1回程度は充放電を行い、バッテリーの状態を維持することが大切です。過度の高温や低温環境での使用・保管は避け、0〜40℃程度の温度範囲内で使用するのが理想的です。

※ただし、一部の製品では、リン酸鉄バッテリーの採用や独自技術により、満充電のまま長期保管が可能なモデルもあります。保管方法は製品によって異なるため、必ず各製品の取扱説明書をご確認ください。

災害時の活用方法

災害時、小型ポータブル電源は貴重な電力源となります。まず、スマートフォンやラジオなどの情報収集機器の充電を優先し、常に最新の情報を入手できる状態を維持しましょう。

LEDライトを接続して照明として使用したり、小型の扇風機や電気毛布を接続して快適性を確保することもできます。医療機器の電源としても活用可能です。

使用の際は、消費電力の大きな機器は控えめに使い、電力を長持ちさせることが重要です。

アウトドアでの使用テクニック

アウトドアでの小型ポータブル電源の活用には、いくつかのコツがあります。まず、使用前に必ず満充電にしておくことが大切です。

キャンプなどでは、LEDランタンや携帯調理器具の電源として使用できます。デジタルカメラやドローンのバッテリー充電にも便利です。

ポータブル電源は一般的に水濡れに弱いため、防水性能が明記されていない機種は、雨や水しぶきから厳重に保護することが重要です。収納ケースを活用したり、置き場所に注意したりしましょう。

使用しない時はカバーをかけ、直射日光や高温を避けて保管することで、バッテリーの劣化を防ぎます。

小型ポータブル電源に関するよくある質問

飛行機への持ち込みは可能?

小型ポータブル電源の飛行機への持ち込みは、一定の条件下で可能です。国際民間航空機関(ICAO)の規定に基づき、100Wh以下のリチウムイオン電池を内蔵する機器は、機内持ち込みが許可されています。100Wh〜160Whの容量の場合は、航空会社の承認が必要となります。

ただし、160Whを超える容量のポータブル電源は、基本的に機内持ち込みが禁止されています。航空会社や目的地によって規制が異なる場合があるため、事前に確認することが重要です。

寿命はどれくらい?

小型ポータブル電源の寿命は、使用頻度や充放電の管理状況によって異なりますが、一般的に500〜1000回(従来の三元系リチウムイオン電池の場合)程度と言われていましたが、近年主流のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルでは、2000回以上の長寿命な製品も多くあります。

最新モデルでは、高品質なリチウムイオン電池の採用により、寿命が延びる傾向にあります。適切な使用と管理を行えば、5年以上の使用も可能です。

ただし、容量は徐々に低下していくため、購入時の80%程度まで減少した時点で交換を検討するのが一般的です。

ソーラーパネルとの相性は?

小型ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせは、ますます人気が高まっています。多くのポータブル電源がソーラー充電に対応しており、アウトドアや災害時の電源確保に有効です。相性を良くするポイントは、ポータブル電源の入力電圧・電流とソーラーパネルの出力が適合していることです。

ただし、天候や日照条件によって充電効率が変動するため、補助的な電源として考えるのが良いでしょう。

冬場の使用で注意することは?

冬場の低温環境下では、小型ポータブル電源の性能が低下する可能性があります。リチウムイオン電池の特性上、0℃以下の環境では充放電効率が落ち、容量が一時的に減少することがあります。

使用時は、できるだけ本体を温かい状態に保つことが重要です。保温バッグの使用や、使用直前まで室内で保管するなどの対策が効果的です。

また、極端な低温下での充電は避け、室温に戻してから充電することをおすすめします。一部の高性能モデルでは、低温対策機能を搭載し、冬場でも安定した性能を発揮するものもあります。

まとめ

小型ポータブル電源は、アウトドアや防災、日常生活のあらゆるシーンで活躍する便利なアイテムです。

選び方のポイントとして解説した、容量と出力、サイズと重量、安全性、コストパフォーマンスなどを総合的に考慮することが大切です。

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