マツダ CX-5やスバル BRZ、ホンダ シビックにも! キャラクター問わず用いられるグレーカラーの魅力とは

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ボディカラーはクルマのイメージを決定づけるポイントとなり、クルマを購入する上でも悩むポイントになるだろう。

そんなボディカラーには最近グレーを採用するモデルが増えている。例えばトヨタ GRスープラやRAV4、日産 ノート オーラ、ホンダ シ

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  1. シルバーに代わってグレーの人気が高まっている
  2. マツダはボディカラーを造形の一部として開発する
  3. アウトドアシーンにも合うことからSUVにも積極的に使われている
  4. スポーツカーやハッチバックにも適したグレーカラー

シルバーに代わってグレーの人気が高まっている

自動車塗料を扱うアクサルタコーティングシステムズ合同会社が発表した「2020年度版世界自動車人気色調査報告書」では、新車の81%が無彩色と呼ばれる白や黒、グレー、シルバーとなる。

また、多くの市場でシルバーからグレーに人気がシフトしてきているといい、世界的に見るとグレーが白、黒についで15%、シルバーが9%だ。

また、ひとつのクルマをさまざまなシーンで使うことを想定していることもグレーが人気になっている要因と言えそうだ。街中、アウトドアのどちらにも馴染む色としてグレーを混ぜていくことで、違和感のない穏やかな色とし、加えて個性を出したいというニーズに応えていくとグレイッシュカラーが好まれるようになっていく。

マツダはボディカラーを造形の一部として開発する

マツダは「色も造形の一部」という独自の思想でカラーデザインにも定評がある。2016年にプレミアムカラーシリーズとして鉄の美しさを表現した「マシーングレープレミアムメタリック」、2019年には「ポリメタルグレーメタリック」を発表。マシーングレープレミアムメタリックは「機械が放つ精緻な美しさの追求」をテーマに、コントラストの力強さと表情の緻密さを高次元で両立。光が当たる面全体が強く輝き、そうでない部分は鉄独特の力強い黒色になっている。

一方、まずCX-30やMAZDA3に採用されたポリメタルグレーメタリックは塩ビ管をイメージし、樹脂と金属の素材感を表現し、上品さを際立たせている。「グレーの新しい領域を作った」としてクルマのカラーデザインの企画力や形との調和、内外装すべてのデザインの美しさを表彰するオートカラーアウォード2019のグランプリにも輝いた。

アウトドアシーンにも合うことからSUVにも積極的に使われている

その後、スバルでも2017年にSUVモデル「XV」にクールグレーカーキを採用。クールグレーカーキは、水色がかったソリッドグレーでアウトドアにも似合うボディカラー、XVのテーマである「ファン×アドベンチャー」を表現する車体色として設定された。

さらに2019年にマグネタイトグレー・メタリックが追加。フォレスターや2代目BRZなどにも設定され、アウトドアにも合い、スポーティ感もある面白いカラーデザインとなっている。

また、人気SUVのトヨタ RAV4 アドベンチャーグレードにもグレーを取り入れたカーキ色の「アーバンカーキ」はアウトドアに合うカラーとして好評だ。

スポーツカーやハッチバックにも適したグレーカラー

グレーはアウトドアシーンだけでない。上記に挙げた通り、トヨタ GRスープラの最上級グレード「RZ」には32万円ものオプションカラー「マットストームグレーメタリック」が台数限定で用意されていた。

ホンダ シビックやS660に用意されるソニックグレーパールはソリッド色が強く、スポーティさが高まっている。

ほかにも日産車で設定されるステルスグレーはリーフから採用されるソリッドグレーでノート オーラにも採用。ノート オーラはコンパクトハッチバックでありながらスポーティで引き締まった印象を受ける。

ボディカラーは実際に目で見ると違った印象を持つこともある

国産車の一部モデルを紹介したが、グレーカラーは最近のトレンドとなっているといえるだろう。街中にもアウトドアにも映えるグレーは個性を象徴するボディカラーとして人気が高まっているようだ。

国内外を問わず、今後もさらに個性的なカラーが増えていくだろう。長く乗り続けるクルマであるからこそ、できれば実物を見てボディカラーを選んでみてほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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