中古車値引きは可能!相場や具体的な交渉術を紹介

  • 筆者: MOTA編集部
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中古車の購入を検討している方のなかには、値引き交渉をして可能な限り安く購入したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

中古車の値引きは、交渉次第で可能です。値引きの相場はボディタイプによって異なり、軽自動車などよりも、セダンタイプのほうが値引きが大きい傾向にあります。交渉の際は、事前に価格を調べたり月末や決算時期を狙ったりとコツを押さえることが大切です。

本記事では、中古車の値引き交渉について、交渉に成功した人の割合や役立つコツなどを詳しく解説します。また、値引き以外にも節約できる費用も紹介するため参考にしてください。

目次[開く][閉じる]
  1. 中古車の値引きは可能!相場はいくら?
  2. 値引き交渉で値引きできた人の割合は?
  3. 中古車の値引き交渉で役立つ7つのコツ
  4. 値引き以外も重要!節約できる費用や経費は?
  5. 値引き交渉なしで中古車をお得に手に入れる方法
  6. まとめ

中古車の値引きは可能!相場はいくら?

中古車を購入する際、値引きは可能です。値引きの相場は、ボディタイプによって異なります。中古車の魅力のひとつは価格を抑えられる点ですが、さらに安くできることに越したことはありません。ここでは、中古車の値引き交渉と相場について解説します。

中古車の値引き交渉は可能である

中古車でも、値引きは可能です。ただし、もともとの元値が安いため、新車ほどの値引きは期待できません。中古車の場合、100万円の車両価格に対して10万円ほどの値引きが限度でしょう。2万円〜5万円値引きできれば、値引き交渉が成功したといえます。

中古車販売店だけでなく、ディーラーでも値引き交渉が可能です。ディーラーでは新車の販売に影響が出ないように、中古車の値引き幅はより抑えられています。

中古車の値引きには、車の状態や年式、走行距離などが大きく影響します。販売店の在庫状況、車種の人気度、地域性なども、値引きに影響を与える要因です。ただし、場合によっては、値引きできない可能性があることも覚えておきましょう。

また、値引きの相場もボディタイプによって異なります。次章で、ボディタイプによる相場を詳しく解説しましょう。

値引きの相場はボディタイプにより異なる

値引きの相場は、ボディタイプによって異なります。どのくらいの値引きが可能なのか、ボディタイプ別に説明します。これから中古車を購入する方は、値引きの相場を押さえてから交渉に臨むほうがよいでしょう。

軽自動車やコンパクトカー

軽自動車やコンパクトカーの場合、値引きの相場は車両価格の3%ほどです。車両価格が100万円であれば、値引きは3万円ほどが相場といえます。

軽自動車やコンパクトカーは新車時の値段が安いため、中古車のなかでも値引き率が低くなります。

もともと、軽自動車やコンパクトカーは大きな利益を狙って作られる車両ではなく、新車時の価格も抑えられているため、中古車も大きく値引きできるわけではありません。

しかしながら、車両価格が104万円であれば、「切りよく100万で購入したい」と話を持っていくことは可能でしょう。軽自動車やコンパクトカーでは、大きな値引きは難しいのが現実です。

セダンやステーションワゴン

セダンやステーションワゴンの場合、値引き相場は車両価格の10%ほどです。200万円のセダンであれば、20万円ほどの値引きを期待できます。

セダンやステーションワゴンはコアなファンがいるものの、需要が高いわけではありません。昨今は、維持費が安くて小回りのきく軽自動車や力強い走りが魅力のSUVに人気が集まっています。需要がそれほど高くないことは、その分、交渉の余地があることになります。

高級車の多いセダンやステーションワゴンでは、もともとの車両価格が高く、10%以上の値引きも期待できるでしょう。それなりの値段であれば、15%〜20%の値引き交渉をトライしてみてもいいかもしれません。

ミニバンやSUV

ミニバンやSUVの値引き相場は、5%〜10%ほどです。ミニバンやSUVは人気があり、中古市場でも需要が高い車種です。そのため、ほかの車種に比べて値引き率はそれほど高くありません。

200万円のミニバンの場合、10万円〜20万円ほどの値引きが期待できます。しかし、販売店からすると、値引きをしなくても欲しい人はすぐに見つかるため、交渉の余地は小さいといわざるを得ません。どうしても欲しい車であれば、交渉はほどほどに切り上げるのが得策でしょう。

値引き交渉で値引きできた人の割合は?

ホンダアクセスの「中古車の購入に関する調査2023」によると、中古車購入者(全回答者1,000名)のうち56.7%の方は値引き交渉をし、そのうち76.0%が値引きに成功しています。

少しでも安く購入したいと、半数以上の方が値引き交渉をしている実態が伺えます。年代別に見ると、値引き交渉をしたのは20代が最も多く、65.0%です。

値引き交渉をした結果、値引きが成功した方は76.0%、交渉したがまったく値引きできなかった方は24.0%となっています。

交渉の結果、どのくらいの値引きが成功したのか、表にまとめましたので参考にしてください。

対象:中古車購入者のうち、値引き交渉をした方(567名)

値引き額割合

0円(値引きができなかった)

24.0%

1万円未満

4.6%

1万円〜3万円未満

15.2%

3万円〜5万円未満

15.0%

5万円〜10万円未満

22.8%

10万円〜30万円未満

13.1%

30万円〜50万円未満

3.7%

50万円〜100万円未満

1.8%

100万円以上

0%

最も多い値引き額は、「5万円〜10万円未満」の22.8%です。こちらの数値からも、値引きは1万円〜10万円ほどが相場であるといえます。30万円以上の値引きに成功した方もいるようですが、これはもともとの車両価格が高いからでしょう。

調査結果から、中古車を購入する場合は、値引き交渉をしてみる価値があるといえるのではないでしょうか。

参考:株式会社ホンダアクセス『直近3年以内に中古車を購入した20歳〜69歳のドライバー1,000に聞いた「中古車の購入に関する調査2023」』

中古車の値引き交渉で役立つ7つのコツ

ここでは、中古車の値引き交渉をおこなう際に役立つコツを7つ紹介します。7つのコツは、次のとおりです。

  • 事前に価格相場を調べておく
  • 購入総額が明示されている車を選ぶ
  • 月末や決算月を狙って購入する
  • 購入予算を伝えず交渉する
  • 即決で購入する意思を伝える
  • 値引き交渉以外の無料サービスを交渉する
  • 似た条件の車の見積もりを複数取る
  • それぞれのコツを解説します。

    事前に価格相場を調べておく

    販売店に行く前に、欲しい車の価格相場を事前に調べておくことです。年式や色、走行距離、車の状態によって価格は左右しますが、似た条件で複数の価格相場を押さえておきましょう。

    実際に交渉するときに「同じような条件だと、車の相場はこれくらいだった」と交渉の材料にできます。車の知識があることを示すことで、営業担当者も真剣に取り合ってくれるでしょう。

    ただし、相場よりも極端に安く売られている中古車には注意が必要です。事故の修復歴など、隠れた事情を否定できません。安い場合は、「なぜ安いのか」を確認することが大切です。

    購入総額が明示されている車を選ぶ

    購入総額が、明示されている車を選ぶことです。中古車購入にかかる主な費用は、次の2つに大別されます。

  • 車両本体価格
  • 法定費用と手数料などの諸費用
  • 販売店によっては、値引きに応じるように見せかけて諸費用を上乗せする場合があるため、諸費用がよくわからない車を購入するのは避けたほうが無難です。

    中古車を購入するときは、諸費用の内訳や金額をおおよそ把握しておくことも大切です。自分が欲しい車の諸費用が妥当かどうかの判断がつき、交渉を有利に進められます。諸費用を含めた見積もりを取り、最終的な金額や内訳に納得してから購入しましょう。

    月末や決算月を狙って購入する

    月末や決算月を狙って購入することも、値引き交渉を成功させるコツです。多くの販売店では、売上目標が設定されます。月末になると、その目標を達成させようと車の売却に積極的になります。営業担当者も、交渉に応じやすくなるでしょう。

    また、自動車業界では3月と9月が決算月です。この月であれば、大幅な値引きも期待できます。中古車の購入を急がないのであれば、3月と9月まで待つのもひとつの手です。

    購入予算を伝えず交渉する

    購入予算を伝えずに交渉することも、値引きの成功率をアップさせることにつながります。当然ですが、営業担当者はできるだけ高く車を売ろうとします。最初に購入予算を伝えてしまうと、それ以上に値引きが可能な場合であっても、購入予算に近づけるための少しの値引きで話を進めようとするでしょう。

    値引き交渉をする場合は、購入予算を伝えずに、「よい車を安く買いたい」とだけ伝えるのがコツです。購入予算がわからない営業担当者は、「どのくらいの価格なら買ってくれるだろうか」と交渉に応じてくれる可能性が高まります。

    即決で購入する意思を伝える

    即決で購入する意思を伝えることも、値引き交渉に効果的です。販売店のほうも、車を買おうと意欲を持っている方には、スムーズな対応を取る傾向にあります。

    「納車はいつ頃になるのか」「総額はいくらなのか」など、具体的な内容を聞くことで交渉がうまくいきやすくなります。ただし、あまりにもすぐに車が欲しいという態度を示すと、足元を見られ、大幅な値引きは期待できなくなるため注意が必要です。

    値引き以外の無料サービスを交渉する

    値引きの交渉が難しい場合は、値引き以外の無料サービスを交渉してみるのもひとつの方法です。たとえば、ETCやドライブレコーダーの取り付け、タイヤ交換、延長保証などを持ちかけてみましょう。

    「今日契約するから、ドライブレコーダーを取り付けてほしい」といったように、実質的な値引きを狙ってみてください。

    似た条件の車の見積もりを複数取る

    中古車を購入する際は、似た条件の見積もりを複数取ることも大切です。他店に似た条件の車があれば、見積もりを取り、その見積もりをもとに交渉できます。

    交渉に応じてもらえない場合、ほかの店舗で購入を検討していることを示すと、交渉がよりスムーズに進む可能性があります。

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    値引き以外も重要!節約できる費用や経費は?

    値引き以外にも、節約できる費用や経費があります。車庫証明や名義変更を自分で手続きすると、その分、節約できます。ここでは、車庫証明と名義変更を解説しましょう。

    車庫証明

    車庫証明とは、「自動車保管場所証明書」の略で、車の保管場所を証明するものです。車を購入するときに、登録手続きをおこないます。通常、販売店が代理で手続きをしますが、自分でも手続きが可能です。

    車庫証明は、警察で取得します。都道府県によって多少の違いはありますが、普通自動車の手数料は2,500円〜2,750円ほど、軽自動車は500円〜600円ほどです。

    販売店やディーラーでの代行手数料は1万円〜2万円ほどが多く、差額分を節約できます。浮いた費用を、オプションなどの追加費用に回せるでしょう。

    名義変更

    車を購入するときは、名義変更も必要です。車の所有者を変更する手続きのことで、「移転登録」が正式名称です。車を購入もしくは納車した日から、15日以内に手続きをしなければなりません。

    名義変更にかかる費用は、次のとおりです。金額は、都道府県や車種によって多少異なります。

  • 移転登録手数料:500円
  • 移転登録申請書代:100円
  • ナンバープレート代:約2,500円
  • 販売店やディーラーの代行手数料は、1万円〜5万円ほどが一般的です。

    自分で手続きをすれば節約できますが、車庫証明や名義変更の手続きには、警察署や運輸支局に行かなければならず時間や手間がかかります。そのため、時間に余裕のある場合の節約方法ともいえるでしょう。

    値引き交渉なしで中古車をお得に手に入れる方法

    値引き交渉なしで、中古車をお得に手に入れる方法もあります。購入の際には、次の3点を押さえてみてください。

  • マイナーカラーの車を選ぶ
  • 乗っている車を高額で買い取ってもらう
  • 次の車検までの時間がより長い車を選ぶ
  • 次に、この3点について詳しく解説します。

    マイナーカラーの車を選ぶ

    値引き交渉なしで中古車をお得に手に入れるひとつの方法は、マイナーカラーの車を選ぶことです。

    中古車の販売価格には、車種や走行距離だけでなく、ボディカラーも影響します。人気のあるボディカラーは、ブラックやホワイト、パールホワイトです。一方、レッドやオレンジの車は人気がありません。

    人気のないボディカラーの車は安く販売されていることが多く、お得に手に入れられます。車の色にこだわらない方は、ボディカラーに着目して車を選んでみてもよいかもしれません。

    乗っている車を高額で買い取ってもらう

    乗り換えの場合、中古車をお得に手に入れるひとつの方法は、乗っている車を高額で買い取ってもらうことです。乗っている車を高額で買い取ってもらえれば、収支の差額を小さくできます。

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    次の車検までの期間がより長い車を選ぶ

    次の車検までの期間が長い車を選ぶことも、お得に車を手に入れる方法です。次の車検までの期間が短いと、購入してからすぐに車検費用が必要となり、余計に費用がかかります。長い期間の車検が残っていれば、メンテナンス費用を抑えられます。

    中古車を選ぶときは、車両価格や走行距離に目が行きがちですが、次の車検時期も確認しましょう。

    まとめ

    中古車の値引きは、交渉次第で可能です。しかし、100万円の車両価格に対して10万円程度の値引きが限度でしょう。

    また、値引きの相場はボディタイプによっても異なります。人気のある軽自動車やミニバン、SUVよりも、高級車の多いセダンやステーションワゴンのほうが値引き相場は高い傾向です。

    中古車購入者のうち過半数以上の方は値引き交渉をし、そのうちの76.0%の方が値引きに成功したとの調査結果もあります。

    値引きを成功させるためには、いくつかのコツを押さえることが大切です。値引き交渉以外にも、乗っている車を高く売ることも、お得に車を購入する方法のひとつでしょう。

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    筆者MOTA編集部

    MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

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    監修者MOTA編集部

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