【2030年問題】普通のETCと違う!?ETC2.0って何ができる?【使い方から解説】

  • 筆者: MOTA編集部
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今や高速道路利用者の94%(国土交通省令和4年10月のデータ)が利用しているというETCですが、料金を払う以外にさまざまなサービスを受けられる「ETC2.0」の存在はご存じですか?

今回はETC2.0とはいったい何なのか、ETC2.0の正しい使い方や今話題の2030年問題への対策、おすすめしたいETC2.0車載器をご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. ETC2.0とは?
  2. ETCの正しい使い方
  3. ETC2.0の利用に必要なもの
  4. 現在実施中のETC2.0のサービス
  5. 今後導入予定のETC2.0の新サービス
  6. 今後更なる広がりに期待ができるETC2.0を活用したサービス:利用明細の確認はこちらから
  7. 【2023年版】MOTA編集部おすすめETC2.0車載器
  8. ETC2030年問題とは:ETC2022年問題と合わせて解説

ETC2.0とは?

ETC2.0とは料金決済だけでなく、道路情報と連動してさまざまなサービスが受けられるようになる、次世代型ETCのことです。

令和4年10月の時点での普及率は28.9%(※)となっているので、既に導入済の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、新車を購入したらETC2.0だったというだけで、従来のETCからわざわざ買い替えたという方はまだ少ないのではないでしょうか。

今回はそんなETC2.0について詳しく解説していきます。

通常のETCとETC2.0の違い

そもそもETCは2003年に導入が開始されました。それ以前は高速道路に出入りする際にいちいち料金所で停止し、通行券を受け取ったり料金を払ったりしないといけなかったので、料金所周辺の渋滞が酷かったのです。当然ながら排気ガスの排出量も多くなってしまうため、この状況を打開するために導入されたのがETCでした。この導入により、料金所で停止する必要がなくなったので、料金所での渋滞は大幅に改善されました。

そんなETCに対して追加機能を持たせたのがETC2.0で、現在は通常のETCとETC2.0の両方が並行して使用されている状況です。通常のETCの使用ができなくなるかと言えば、当面その予定はなく、通常の車載器も利用できます。ETC2.0非対応の機種も、まだまだ普通に販売されています。

ETC2.0導入の経緯

ETC2.0導入の経緯は、ETC利用者が抱える不満の解消、また蓄積した位置情報や渋滞情報を活用した、ETCのさらなる機能強化です。

具体的には、それまでできなかった高速道路からの一時退出ができるようになったり、より広い範囲の渋滞情報や迂回情報、自己情報を取得したりできるようになります。さらに高速道路から一時退出ができるようになることで、高速道路の周辺地域への立ち寄りが容易になるので、周辺地域への経済的なメリットもあります。

ETCの正しい使い方

有効期限を確認

ETCカードにはクレジットカードと同様に有効期限があります。期限切れのカードは使用することができません。

車にETCカードを挿入していると有効期限を音声でアナウンスする機器もありますが、期限が近づいていないかチェックするようにしましょう。

挿し忘れや入れる向きなどに注意

上記に挙げた有効期限切れのETCカードや、ETCカードが正しく車載器に入っていない、もしくはETCカードを挿し忘れているとETCのゲートは開きません。

高速道路上にはETCカードが入っていないことを知らせる「お知らせアンテナ」が設置されています。ETCカードは車載器にしっかり挿入し、正常に作動することを確認してから利用するようにしましょう。

ETCのゲートや表示版を確認

ETCレーンに進入する前に、信号が赤になっていないか、閉鎖中という文字が出ていないかを確認してください。

赤になっている場合は遮断機が降りており、ETC搭載車も非搭載車も通行できなくなっています。

料金所係員がレーン内を横断している場合や、ETCレーン内で立ち往生している車がいることもありますので、絶対に進入しないでください。

ETCレーンでは時速20km以下まで減速する

ETCレーンには時速20km以下に減速して進入し、レーン内では徐行して開閉バーが開いてから通行します。通過速度が速すぎると開閉バーが上がらないこともあるので注意しましょう。

また、ETCレーンでの追突事故などを避けるため、走行中は十分な車間距離をとるようにしましょう。

エラーが起きても焦らず、出口では一般レーンへ

入口料金所で開閉バーが開いてETCレーンを通過できた後に、ETC車載器からエラー通知があった場合には、出口料金所でETCレーンではなく料金所係員のいる「一般レーン」を使用するようにしましょう。

エラーが起きた時の事例としては下記のようなものです。

「カードを確認してください」「ピーピーピー(異常音)」

ETC車載器からETCカードに入口情報を正確に書き込みできなかった場合にエラーが発生します。

開閉バーが開かなかった時の対処法

ETCレーンに入ったものの、開閉バーが開かなかったときに慌ててバックをすると後続車両に追突される可能性があります。絶対に車をバックさせないでください。

開閉バーが開かなかった時には、レーンに設置されているインターフォンで係員に連絡し、係員の指示に従ってください。また、車から降りて高速道路上を歩くことは危険です。絶対に車から離れないようにしましょう。

車の情報を変更した時には再セットアップを行う

車載器を他の車両に付け替えた場合や車両ナンバーを変更した場合、車両牽引できる構造に改造した場合など、登録情報に変更があった場合は再度セットアップする必要があります。最寄りのセットアップ店に相談するようにしましょう。

ETC2.0の利用に必要なもの

ETC2.0対応の車載機+ETC2.0対応のカーナビやスマートフォンが必要

ETC2.0のサービスを受けるためには、新しいETC2.0に対応した車載器を用意する必要があります。

さらに全てのサービスを享受するためには、DSRC通信と連動するカーナビやスマートフォンも必要となります。しかし、このカーナビやスマートフォンが無くても表示が出来ないだけで、サービスを受けること自体は可能です。

次章から、ETC2.0のサービスについてご紹介します。

現在実施中のETC2.0のサービス

圏央道の料金が通常のETC料金比で約2割引

圏央道とは、横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの東京周辺の中核都市を円周状に結ぶ高速道路です。この通行料金が、従来のETC比2割引の料金で通行できます。圏央道を頻繁に利用する方は大きなメリットですね。

東海環状自動車道の料金が約1.5割引

東海環状自動車道とは、豊田、土岐、美濃加茂、岐阜、大垣、養老、四日市など愛知県から岐阜県、三重県の中核都市を円周状に結ぶ高速道路です。この通行料金が、従来のETC比1.5割引の料金で通行できます。

高速道路からの一時退出を可能とする『賢い料金プラン』

SAやPAの混雑緩和や周辺地域の活性化を目的に、道の駅のような休憩施設への立ち寄りの場合に限り、ICで一時退出が可能となります。条件は以下の通りです。

・ETC2.0搭載車で、全行程同一のETCカードを使用

・対象のICやスマートICで、一度退出した後に同方向を再度利用する場合

・対象のICやスマートIC退出後、2時間以内に同一ICから再流入

・対象の道の駅(後述)に必ず立ち寄ること

2023年1月現在はまだ社会実験の段階ですが、北海道と沖縄を除く全国23か所の道の駅で利用可能となっています。

詳しくはETC2.0 公式サイトをご覧ください。

今後導入予定のETC2.0の新サービス

一時退出・再進入の料金同一化

災害時や事故時、または給油目的などで高速道路を一時退出して再進入した場合、退出せずに連続して走行した料金が計算されます。これにより、高速道路周辺の飲食店などにも寄りやすくなりますね。

渋滞を避けたルートを選択すると料金割引

ETC2.0では走行経路情報が取得されるため、渋滞を避けたルートを走行した際に、料金が割引されるというサービスが検討されています。時間・走行距離と見合った割引率になれば、渋滞緩和が進みそうですね。

運行や配送の管理支援

GPS機能を活用した走行経路や急ブレーキ、急ハンドルの情報を物流会社などに提供することで、運送や配送の管理を支援します。

目的地までの円滑な移動を支援

従来最大200kmの範囲だった道路交通情報が、ETC2.0では最大1,000kmに拡大。事故や渋滞発生時には一般道を含めた迂回路の提案がされるなど、経路選択の幅が飛躍的に増加し、道路ネットワーク全体が有効活用できるようになります。

フェリー乗船の簡素化

駐車場でフェリーの利用料金が決済できるようになり、車両確認などの時間、手間を大幅に省略できます。

今後更なる広がりに期待ができるETC2.0を活用したサービス:利用明細の確認はこちらから

民間企業との連携が進めば、高速道路以外でのサービス登場に期待ができます。例えば駐車料金のキャッシュレス決済、ガソリンスタンドやドライブスルーの支払いなどです。新発売されるETCやカーナビはどんどんETC2.0対応となっているので、サービス側の開始が待ち遠しいですね。

また、ETC利用照会サービスが提供されています。ETCカードを利用した走行の利用明細を、インターネット上で確認できるサービスです。

ETCクレジットカード、ETCパーソナルカード及びETCコーポレートカードで利用できます。登録は無料で年会費もかかりません。

過去の利用証明書・明細の確認ができます。無線で開閉バーを通行した場合だけでなく、カードを手渡しで利用した分も反映されます。

利用証明書・明細をPDF・CSVファイルで出力、印刷、保存が可能です。

【2023年版】MOTA編集部おすすめETC2.0車載器

おすすめのETC2.0車載器その1:フルノ GPS付き発話型 ETC2.0車載器 FNK-M100

フルノ GPS付き発話型 FNK-M100は、古野電気が自社開発した高品質のGPS受信機を内蔵し、カーナビと連動せず単体で使用できるETC2.0車載器です。

本体の前面には見えやすいLEDランプがついており、ボタン操作もシンプルで簡単。高速道路でのETC利用可否、料金案内、渋滞状況など様々な情報を音声とブザー、LEDで伝えてくれます。

カード抜き忘れ防止装置や有効期限通知、ETC利用履歴確認など使い勝手の良い機能も多彩。また、市販品として初のメーカー3年保証に対応している点は大きな魅力です。

フルノ GPS付き発話型 ETC2.0車載器 FNK-M100

メーカー名

フルノ

商品名

GPS付き発話型 ETC2.0車載器 FNK-M100

電源電圧

DC12V/24V

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

なし

単体使用

可能

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

17,315円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

21,000円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載器その2:パイオニア ETC2.0ユニット(GPS付) ND-ETCS10

パイオニア ETC2.0ユニット ND-ETCS10は、カーナビがなくても利用可能なスタンドアローンタイプのETC2.0車載器です。本体とアンテナ部ともに小型でスッキリしており、車内のインテリアを邪魔しないのも特徴。どちらにもLEDライトが内蔵され、カード挿入の有無やエラーなどを音声とともに光で知らせてくれます。

丁寧な音声案内は渋滞情報だけでなく、落石注意など安全運転の支援機能に加え、地震などリアルタイムの災害発生情報も提供。便利なだけでなく、もしもの時にも心強いアイテムです。

パイオニア ETC2.0ユニット(GPS付) ND-ETCS10

メーカー名

パイオニア

商品名

ETC2.0ユニット(GPS付) ND-ETCS10

電源電圧

DC12V/24V

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

なし

単体使用

可能

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

16,678円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

21,000円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載器その3:パイオニア 新セキュリティ対応 ETC2.0ユニット ND-ETCS2

パイオニア ETC2.0ユニット ND-ETCS2はカロッツェリアの「サイバーナビ」や「楽ナビ」などのカーナビと連動し、さまざまな情報をナビ画面に表示するETC2.0車載器です。

渋滞などの道路交通情報の他、前方状況、前方障害物、渋滞末尾、さらに災害情報などをパッと見て分かりやすいイメージ画像とともに音声で知らせてくれます。

また、広範囲のリアルタイム渋滞情報を素早く受信するため、常に最新の最短ルートを選ぶことができます。料金所付近では画面上でETCレーンの確認もでき、よりスムーズにETCを利用することができますよ。

パイオニア 新セキュリティ対応 ETC2.0ユニット ND-ETCS2

メーカー名

パイオニア

商品名

新セキュリティ対応 ETC2.0ユニット ND-ETCS2

電源電圧

DC 14.4V(10.8V~15.1V使用可能)

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

あり

単体使用

不可

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

31,329円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

37,258円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載器その4:アルパイン ETC2.0車載器 HCE-B110

アルパイン HCE-B110は、別売りのキットによってスマートにビルトイン取付けができるETC2.0車載器です。ETC単体でも使用できますが、2016年~2019年製アルパインカーナビに対応しており、連動してさまざまな情報を音声とともに表示してくれます。

高度道路交通システム(ITS)の双方向無線通信技術「DSRC」に対応し、高速道路での渋滞や合流ポイントを事前に知らせるほか、安全運転支援として落下物などの注意喚起も表示。また、ITSスポットでは道の駅やSA・PAのホームページを表示し、旅行や観光でも便利に使えます。

アルパイン ETC2.0車載器 HCE-B110

メーカー名

アルパイン

商品名

ETC2.0車載器 HCE-B110

電源電圧

DC 14.4V(DC 10V~16V)

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

あり

単体使用

可能

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

32,525円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

33,380円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載機その5:アルパイン ETC2.0車載器(光ビーコンアンテナ付属) HCE-B120V

アルパイン (光ビーコンアンテナ付属) HCE-B120Vはアルパイン製の最新カーナビ「NXシリーズ」に連動する、2020年発売のETC2.0車載器です。

高速道路だけでなく一般道の交通情報をリアルタイムで取得できる光ビーコンレシーバー付きで、2022年3月に従来の電波ビーコンがサービス終了となっても安心。

なお、2016年~2019年製アルパインカーナビには対応していないため、購入前にはお持ちのナビの年式をよく確認しましょう。

アルパイン ETC2.0車載器(光ビーコンアンテナ付属) HCE-B120V

メーカー名

アルパイン

商品名

ETC2.0車載器(光ビーコンアンテナ付属) HCE-B120V

電源電圧

DC 12V(DC 10V~16V)

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

あり

単体使用

可能

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

36,364円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

41,500円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載器その6:ケンウッド カーナビ連動型 ETC2.0車載器 ETC-N3000

ケンウッド ETC-N3000は、ケンウッドのカーナビ「彩速ナビ」に連動するETC2.0車載器です。

高速道路のITSスポットでは広い範囲の交通情報を取得し、運転支援や災害情報などのETC2.0サービスに対応。またカードの差し忘れ・抜き忘れ警告や有効期限通知などを音声、ブザー、LEDランプで知らせてくれ、ドライバーを総合的にサポートします。

彩速ナビとスマートに連携することで、安全で燃費もよいドライブを実現。購入の際はホームページでナビの適合表を確認すると安心です。

ケンウッド カーナビ連動型 ETC2.0車載器 ETC-N3000

メーカー名

ケンウッド

商品名

カーナビ連動型 ETC2.0車載器 ETC-N3000

電源電圧

DC 12V(DC 10V~16V)

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

あり

単体使用

不可

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

22,200円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

22,190円(セットアップ込み)

おすすめのETC2.0車載器その7:ケンウッド カーナビ連動型 高度化光ビーコンに対応 ETC2.0車載器 ETC-N7000

ケンウッド ETC-N7000は、ケンウッドのカーナビ「彩速ナビ」に連動し、高度化光ビーコンに対応したETC2.0車載器です。

高度化光ビーコンにより、通常の光ビーコン情報のほか交差点の信号情報(信号情報活用運転支援システム)を受信して画面の表示と音声で知らせます。これにより、高速道路での交通情報に加えて一般道でのより細かな情報が得られるため、広範囲において渋滞を避けたスムーズなドライブが可能に。最先端の機能を兼ね備えたアイテムで、彩速ナビユーザーは要チェックです!

ケンウッド カーナビ連動型 高度化光ビーコンに対応 ETC2.0車載器 ETC-N7000

メーカー名

ケンウッド

商品名

カーナビ連動型 高度化光ビーコンに対応 ETC2.0車載器 ETC-N7000

電源電圧

DC 12V(DC 10V~16V)

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

あり

単体使用

不可

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

25,023円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

30,600円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載器その8:デンソー GPS付発話型 ETC2.0車載器 DIU-A010

デンソー GPS付発話型 DIU-A010は業界最小クラスのコンパクトなアンテナにGPSを内蔵し、カーナビがなくても単体で使用できるETC2.0車載器です。

ITSスポットから配信される渋滞情報に加え、合流してくる車両の存在や見通しの悪いカーブ、悪天候や凍結など様々な情報を音声で知らせてくれます。地震やトンネル火災などの緊急事態もリアルタイムで注意喚起してくれますよ。

音声は5段階で音量調節でき、消音もできます。またアンテナ外れやカードの抜き・挿し忘れの警告機能など必要なものが揃ったシンプルなアイテムです。

デンソー GPS付発話型 ETC2.0車載器 DIU-A010

メーカー名

デンソー

商品名

GPS付発話型 ETC2.0車載器 DIU-A010

電源電圧

DC12V/24V

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

なし

単体使用

可能

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

21,800円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

21,980円(セットアップ別)

おすすめのETC2.0車載器その9:パナソニック 声案内 ETC2.0車載器 CY-ET2620GD

パナソニック 声案内 CY-ET2620GDは、カーナビがなくても単体で使うことのできるETC2.0車載器です。

アンテナにGPSとスピーカーが内蔵されているため、音がこもらないのが特徴。その上、音声を担当しているのは「となりのトトロ」サツキ役などでも有名な声優・日高のり子さんで、発音が聞き取りやすく耳なじみもいいのです。

またアンテナ部はフロントガラスに貼り付けるだけでなく、付属部品でダッシュボードに設置も可能。その際もスピーカー部分を塞がないよう工夫されていて、音声にこだわる方にはおすすめのETC車載器です!

パナソニック 声案内 ETC2.0車載器 CY-ET2620GD

メーカー名

パナソニック

商品名

声案内 ETC2.0車載器 CY-ET2620GD

電源電圧

DC12V/24V

設置方法

アンテナ分離式

音声案内

あり

自社カーナビ連携

なし

単体使用

可能

Amazon販売価格(2023年1月23日時点)

16,836円(セットアップ別)

楽天販売価格(2023年1月23日時点)

16,800円(セットアップ別)

ETC2030年問題とは:ETC2022年問題と合わせて解説

2022年問題とは:使えなくなるETCは限定的|確認方法についてもご紹介

「2022年問題」とは「一部のETC車載器が2022年12月1日以降は使用できない」というものです。これは電波法が一部改正されたことによる影響を受けています。

現行の電波法は2005年12月から適用され、2年の経過措置期間を経て2007年12月に全面適用されたものです。

旧規格で認証を受けた無線設備(今回のケースではETC車載器)も2022年11月末までは延長使用できる猶予期限が設けられていましたが、猶予期限が過ぎたことにより、使用できなくなります。

しかし、電波法の一部改正は先に述べた通り、2007年に適用されています。現在使われているETC車載器の中で2022年問題の影響を受けてしまう機種はごく一部に限られます。

2007年以前に発売されたETC車載器であっても、その多くは現行の電波法に対応したものとなっています。

今使っているETCがかなり古い機種なので心配という人は、メーカーへ問い合わせてみてください。

2030年問題は2022年問題より広範囲な影響がある:見分け方のご紹介

「2030年問題」とは、ETCシステムのセキュリティ規格「新スプリアス規格」の影響によるものです。

2023年1月時点では、旧セキュリティ規格である「2007年以前の規格に則って製造されたETC車載器」も使えます。しかし、遅くとも2030年には「新セキュリティ規格しか使えないように変更する」とされているのが2030年問題です。

旧規格の見分け方としては取扱説明書や保証書に記載されている19ケタの車載器管理番号の最初の数字が「0」であれば旧規格、「1」であれば新規格です。これはETC車載器本体にも記載されています。

また、ETC車載器本体のロゴ部分の下に「●●●」が付いていれば新規格、ロゴ部分がETC2.0となっていれば、ETC車載器本体のカード挿入口近くに「■」がなければ新規格です。

ETC2.0は2016年春から本格的な導入が始まりました。比較的新しいETCなのでETC2.0であれば2030年問題は関係ないと思われているかもしれませんが、実際にはそうではありません。2030年問題の影響を受けてしまう旧規格のETC2.0車載器も存在することに注意してください。

必要に応じてETC車載器の買い替えを

2022年問題はもちろんのこと、2030年問題に該当するETC車載器も近い将来使えなくなってしまいます。

2022年問題に影響を受けるETC車載器を使用している人は、早急に買い替えなどの対応を行いましょう。

また2030年問題は決済情報に関するセキュリティにも関係しています。現在使用しているETC車載器をよく確認し、買い替えの必要性を検討してみてください。

【筆者:MOTA編集部】

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商品価格に変動がある場合、または登録ミスなどの理由により情報が異なる場合があります。最新の価格や商品詳細などについては、各ECサイトや販売店、メーカーサイトなどでご確認ください。

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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