普通のETCと違う!?ETC2.0って何ができる?

ETC2.0とは?

ETC2.0とは料金決済だけでなく、道路情報と連動してさまざまなサービスが受けられるようになる、次世代型ETCのことです。

平成30年3月の段階で普及率は16.1%(※)となっているので、既に導入済の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、新車を購入したらETC2.0だったというだけで、従来のETCからわざわざ買い替えたという方はまだ少ないのではないでしょうか。

今回はそんなETC2.0について詳しく解説していきます。

国土交通省 ETCの利用状況調査による。

通常のETCとETC2.0の違い

そもそもETCは2003年に導入が開始されました。それ以前は高速道路に出入りする際にいちいち料金所で停止し、通行券を受け取ったり料金を払ったりしないといけなかったので、料金所周辺の渋滞が酷かったのです。当然ながら排気ガスの排出量も多くなってしまうため、この状況を打開するために導入されたのがETCでした。この導入により、料金所で停止する必要がなくなったので、料金所での渋滞は大幅に改善されました。

そんなETCに対して追加機能を持たせたのがETC2.0で、現在は通常のETCとETC2.0の両方が並行して使用されている状況です。通常のETCの使用ができなくなるかと言えば、当面その予定はなく、通常の車載器も利用できます。ETC2.0非対応の機種も、まだまだ普通に販売されています。

ETC2.0導入の経緯

ETC2.0導入の経緯は、ETC利用者が抱える不満の解消、また蓄積した位置情報や渋滞情報を活用した、ETCのさらなる機能強化です。

具体的には、それまでできなかった高速道路からの一時退出ができるようになったり、より広い範囲の渋滞情報や迂回情報、自己情報を取得したりできるようになります。さらに高速道路から一時退出ができるようになることで、高速道路の周辺地域への立ち寄りが容易になるので、周辺地域への経済的なメリットもあります。

ETC2.0の利用に必要なもの

ETC2.0対応の車載機+ETC2.0対応のカーナビやスマートフォンが必要

ETC2.0のサービスを受けるためには、新しいETC2.0に対応した車載器を用意する必要があります。さらに全てのサービスを享受するためには、DSRC通信と連動するカーナビやスマートフォンも必要となります。が、このカーナビやスマートフォンが無くても表示が出来ないだけで、サービスを受けること自体は可能です。

【商品例】パナソニック(Panasonic) ETC2.0 (DSRC) 車載器(ナビ連動型)CY-ET2000D

次章から、ETC2.0のサービスについてご紹介します。

現在実施中のETC2.0の新サービス

圏央道の料金が通常のETC料金比で約2割引

圏央道とは、横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの東京周辺の中核都市を円周状に結ぶ高速道路です。この通行料金が、従来のETC比2割引の料金で通行できます。圏央道を頻繁に利用する方は大きなメリットですね。

高速道路からの一時退出を可能とする『賢い料金プラン』

SAやPAの混雑緩和や周辺地域の活性化を目的に、道の駅のような休憩施設への立ち寄りの場合に限り、ICで一時退出が可能となります。条件は以下の通りです。

・ETC2.0搭載車で、全行程同一のETCカードを使用

・対象のICやスマートICで、一度退出した後に同方向を再度利用する場合

・対象のICやスマートIC退出後、1時間以内に同一ICから再流入

・対象の道の駅(後述)に必ず立ち寄ること

ただし、まだ実証実験の段階である為、対象となっているのは以下3施設のみです。

高速道路からの一時退出利用の対象となる道の駅

・高崎玉村スマートIC~道の駅『玉村宿』

・新城IC~道の駅『もっくる新城』

・徳山西IC~道の駅『ソレーネ周南』

今後導入予定のETC2.0の新サービス

一時退出・再進入の料金同一化

災害時や事故時、または給油目的などで高速道路を一時退出して再進入した場合、退出せずに連続して走行した料金が計算されます。これにより、高速道路周辺の飲食店などにも寄りやすくなりますね。

渋滞を避けたルートを選択すると料金割引

ETC2.0では走行経路情報が取得されるため、渋滞を避けたルートを走行した際に、料金が割引されるというサービスが検討されています。時間・走行距離と見合った割引率になれば、渋滞緩和が進みそうですね。

運行や配送の管理支援

GPS機能を活用した走行経路や急ブレーキ、急ハンドルの情報を物流会社などに提供することで、運送や配送の管理を支援します。

目的地までの円滑な移動を支援

事故や渋滞発生時には一般道を含めた迂回路の提案がされるなど、経路選択の幅が飛躍的に増加し、道路ネットワーク全体が有効活用できるようになります。

フェリー乗船の簡素化

駐車場でフェリーの利用料金が決済できるようになり、車両確認などの時間、手間を大幅に省略できます。

今後更なる広がりに期待ができるETC2.0を活用したサービス

民間企業との連携が進めば、高速道路以外でのサービス登場に期待ができます。例えば駐車料金のキャッシュレス決済、ガソリンスタンドやドライブスルーの支払などです。新発売されるETCやカーナビはどんどんETC2.0対応となっているので、サービス側の開始が待ち遠しいですね。

◆ETC2.0 公式サイト

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監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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