アメ車のおすすめランキングTOP7!人気のSUVから旧車まで特徴をわかりやすく解説

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アメ車とは、「アメリカ車」を略した言葉で、アメリカの自動車メーカーの車のことを指します。車体やエンジンの排気量が比較的大きいことが、アメ車の特徴です。アメ車という言葉から連想されるのはアメリカの自動車メーカーの“ビッグスリー”と称されるゼネラルモーターズ(GM)、クライスラー(FCA)、フォードが中心です。クライスラー傘下ブランドのジープやダッジなどもアメ車の範疇に入れられることが一般的です。

 

自動車の発展とアメ車

アメ車の特徴について詳しくお話する前に、自動車の歴史についても簡単に触れさせてください。

自動車の創成期、とくに乗用車は欧州では貴族の間で“馬車”に代わる乗り物であり、新しいステータスの象徴として発展してきました。アメリカでも当初は、同じような流れをたどっていましたが、フォードがベルトコンベアを使い飛躍的な大量生産を成功させ、一気に大衆レベルでも買えるようなものとなりました。

そして広大な国土を有することもあり、“トランスポーター”や“物流の担い手”としての実用的な“道具”として自動車が発展してきました。

日本では終戦直後、まだ自動車の生産が厳しく制限されていたころに、駐留米軍が使っていたアメ車が民間に払い下げられ、一般に車が流通し始めます。

 

かっこいいアメ車はかつて人々の憧れの的だった

当時は、アメ車がすべてにおいて世界最先端の技術を大きく採用、品質も高かったこともあり、憧れの的でした。そのため、終戦後“国産車”が日本でも本格的に生産されるようになると、新車の多くはアメ車の最新トレンドを積極的に採り入れていました。

アメ車にならったフロントベンチシート&コラムシフト(ステアリングコラムにシフトレバーのあるもの)が当たり前に採用されている事からも、アメ車の影響がうかがえます。

当時の映画スターや野球選手の多くはアメ車を所有していたことからも、アメ車のブランドイメージが高かったことがわかります(この傾向は80年代に入るころぐらいまで続きます)。

ただし、デザイントレンドなどは積極的に採用していたものの、何もかもアメリカ流だったわけではありません。ボディサイズや排気量は日本に合ったモノを採用していました。

国土の広いアメリカでは、山間部といえばロッキー山脈ぐらいで、平坦な直線が多いフリーウェイを、高速で巡航して長距離移動する、という独特のドライブシチュエーションとなっており、その為ゆったりした大きなボディサイズを採用。

イージードライブを追求し、自動変速化やクルーズコントロールなどの快適装備も、早くから採用していました。フリーウェイでの走行が多いので、中速域から高速域での加減速に主眼をおき、“パワーアップ=排気量アップ”という流れもあり、トルク志向の大排気量V型ユニットが搭載エンジンの種類では長い間主力となっていました。

進化しつつあるアメ車の世界

時代に合わせ変化するアメ車

そんなアメ車の流れを大きく変えたのが、70年代に発生したオイルショックです。“水より安い”と言われたガソリン価格が高騰、公害問題も顕在化してきます。

それまでは、大排気量や大きいボディサイズがアメ車の特徴であり、日本におけるアメリカへの憧れの象徴でしたが、オイルショック後からアメ車は悪者呼ばわりされる事となります。

代わって“セカンドカー”程度の認識しか持たれなかった日本車のステータスが、“燃費性能が高い”ということで一気に高まったのです。

当時、世界一厳しい排ガス規制法と言われ、達成不可能と言われた“マスキー法”をホンダが世界で初めてクリアすると、燃費が良いだけでなく、環境性能も高いとのことで、日本車は爆発的な人気となりました。

オイルショックが節目となり、日本車とアメ車の立場は一気に逆転します。このタイミングで日本車は欧州車、特にドイツ車を手本にした新車開発へ一気に変化しました。以降、乗用車では圧倒的な苦戦傾向を見せてきたアメ車ですが、ピックアップトラック、そしてこれをベースにしたSUV車では今も世界的には人気を維持しています。

しかし、アメ車も日本車と同様、欧州車から多くを学び、進化しているのも忘れてはなりません。

例えばクライスラーは、フィアット傘下となりフィアットのメカニカルコンポーネントを積極採用。フォードも欧州フォード、GM(ゼネラルモーターズ)はGM傘下だったオペル(現在はプジョーシトロエングループ)のメカニカルコンポーネントを採用し、アメ車の“欧州化”が進んでいます。旧車ファンのなかには、このような動きに納得できない人も多いかもしれません。

人気のアメ車、その魅力とは?

アメ車と言えばV型エンジン

大柄なボディサイズと大排気量がアメ車のかっこよさ

アメ車のかっこいいポイントといえば、やはり大きなボディとエンジンではないでしょうか。

前述したとおり、直線が延々と続くアメリカのフリーウェイを快適に走るというシチュエーションが産んだアメ車は、車体と排気量が大きくなっていくという進化を続けました。ボディが大きいということは、デザインの自由度が増すことを意味しており、その結果数多くのかっこいいデザインをもつ名車が誕生しています。

また、大排気量のエンジンが奏でるかっこいいエンジン音も迫力満点で、通り過ぎる人々を振り向かせるには十分なインパクトがありました。

しかし、昨今はアメ車自体の“欧州車化”が進んでおり、その意味では独自の魅力というものは、薄れつつあります。ただ、ラインアップこそ減少傾向にありますが、V8エンジンの存在がアメ車の最大の魅力なのは間違いないでしょう。しかし、アメ車にも“アメリカンニュープロダクト”と呼ばれる大きな変革期が訪れています。

 

近年のアメ車の特徴 | ダウンサイジング

まずはエンジン排気量のダウンサイジング。かつては、アメ車の象徴であったV8エンジンは、今や乗用車ではごく一部の車種に搭載される特別な存在となりました。高級車のキャデラックブランドですら、CTSやATSでは2L直列4気筒ターボが搭載されています。

日本で言うカローラクラスの車では、1.5Lターボエンジンなどが搭載されるようになったのです。さらに、キャデラックやジープを中心として、欧州車テイストの内外装デザインを取り入れ、洗練化する傾向が目立ってきており、ドイツの高級車ブランドに飽きた人が、キャデラックなどに流れているとも言われています。

 

近年のアメ車の特徴 | シリンダーマネージメント(気筒休止)システム

搭載車種が激減しているV8エンジンにしても、シリンダーマネージメント(気筒休止)システムが当たり前のように採用されており、実走燃費ではそれなりの燃費性能を確保するようになりました。

国産車や欧州車にも、V8エンジン採用車はありますが、DOHCという形式が主流。一方のアメリカではフォードを除けば、OHVというアメ車ならではのエンジン形式が採用されており、太いトルクや独特の野太いエキゾースト音はまさにアメ車にだけ許された特権といえます。

この“伝統技術”ともいえるV8エンジン開発ノウハウはいまも若手エンジニアへ受け継がれています。たとえ搭載エンジンの主流が直列4気筒になったとしても、アメ車らしさがしっかりと伝承されていると考えれば、今のアメ車を自然と受け入れる事もできるでしょう。

気になるアメ車の燃費は?

ところで、前述したとおり近年発売されているアメ車の燃費性能は決して悪くありません。「アメ車」と聞いて「マッスルカー」と呼ばれる1960年代のアメ車のイメージを想像する方も多いかもしれませんが、その時代から進化した最近のアメ車は、現代の車に求められる十分な燃費性能を手に入れました。

例えば、本記事でも紹介しているジープ コンパスのカタログ燃費は10.5km/L~10.7km/L(JC08モード)。この燃費性能は、日本をはじめとする各国のライバル車と比較して特段優れてはいませんが、群を抜いて悪いわけでもありません。ジープ コンパスのボディサイズや車重を考慮すれば、十分納得のいく燃費です。

では、なぜアメ車は燃費が悪いという印象が定着したのでしょうか? 理由としては、かつての「マッスルカー」の燃費が悪いイメージが、一般ユーザーからなかなか離れないということが挙げられます。また、燃費性能が向上した近代的なアメ車を日本で見かける機会が少ないことも一因かもしれません。

いずれにせよ、最近のアメ車を購入するのであれば燃費を過度に心配する必要はありません。ただし、古いアメ車の場合は1~3km/Lくらいなのを覚悟して購入してください。

アメ車の維持費はどれくらい?

気になるアメ車の維持費ですが、気をつけなければならないのが自動車税です。なぜ自動車税を気をつけなければならないかというと、自動車税の金額はエンジンの排気量によって決まるため、大排気量なアメ車は税額が高くなりやすいからです。

例えば、この後紹介するアメ車のキャデラック CTS-Vの排気量は6156cc。このとき自動車税はいくらになるのかというと、なんと年間111,000円。この金額は自家用乗用車の自動車税では最も高いランクとなっています。自動車税は車の所有する限り毎年払わなければいけない税金なので、車の維持費の中でかなり痛手となるのではないでしょうか。

アメ車だからといって、維持費が必ず高くなるわけではありませんが、アメ車を検討するときは排気量と税額に注意が必要です。

アメ車についてご理解いただけたでしょうか。それでは下記に現在新車で購入できるアメ車の中からオススメモデルをランキング形式でご紹介しましょう。

【アメ車人気ランキング】1位.キャデラック CTS-V

1位キャデラックCTS-V

アメ車における“アメリカンニュープロダクト”の先駆者ともいえるのが、このキャデラックCTSで、初代は2003年にデビューしました。現行モデルは、3代目となり2013年に登場しています。

ハイパフォーマンスモデルの“Vシリーズ”は2代目より設定され、2代目ベースのCTS-V は“最後のカーガイ”と呼ばれる、ボブ・ラッツ氏がGMで最後に関わったとも言われるモデルでした。

6.2L V8 OHVスーパーチャージャーを搭載した、2代目ベースのCTS-Vは標準車の強い欧州色が見事に払拭されています。標準車に比べて、CTS-Vのアメリカンマッスルセダンへの見事な変貌ぶりはお見事と言えるでしょう。

アメリカンV8エンジンの野太いエンジン音と、スーパーチャージャーによる抜群の加速性能の良さが秀逸で、正真正銘のアメリカンスポーツモデルへ変貌していたことに感銘を受けた人は多くいます。

現行3代目では、標準車に直列4気筒ターボが設定されましたが、それでもCTS-Vには引き続き、6.2L V8 OHVスーパーチャージャーを搭載。同じ車名ながら標準車とはまったく異なる世界観が、演出されています。

各種デバイスの採用で加速時に“ケツをふる”といったジャジャ馬ぶりもなく、洗練された内外装デザインは、アメ車ファンではなくても好きになれるはず。車両価格帯はやや高いものの、アメ車の入門版としてはおすすめの1台といえます。

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キャデラック CTS-Vセダン 主要スペック
主要諸元CTS-Vセダン
全長5010mm
全幅(車幅)1870mm
全高(車高)1465mm
ホイールベース2910mm
エンジン種類V型8気筒OHVスーパーチャージャー
排気量6156cc
最高出力649ps/6400rpm
最大トルク87.2kg・m/3600rpm
トランスミッション8速AT
JC08モード燃費-
新車価格1335万円

 

キャデラック CTSの中古車価格

キャデラック CTSの中古車相場は37.8万円~1,475万円となっています。

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【アメ車人気ランキング】2位.クライスラー300 SRT8

2位クライスラー300SRT8

クライスラーの車には、SRT(Street and Racing Technologyの略称)というトップパフォーマンスモデルにだけ冠せられるグレードがあります。クライスラー300は、セダン系でSRT8モデルが唯一設定されているモデルで、その意味でもオススメの1台です。

300及び300Cとなってからの初代モデルは、2004年にデビュー。その当時、クライスラーは“ダイムラー・クライスラー”としてダイムラー傘下で、300と300Cには当時のメルセデス・ベンツEクラスの一部コンポーネントを流用したLXプラットフォームや足まわりが採用されていました。

現行モデルは、メカニカルコンポーネントを継承して2011年にデビュー。

エクステリアデザインはキープコンセプトですが、メルセデス・ベンツからコンポーネントを流用していることから、“ドイツ車の香りがする”として、純粋なアメ車として認めないという人もいます。

クライスラーは21世紀になってから、V8 OHV HEMIエンジンを新開発。

アメリカでは標準車でも3.6L V6 DOHCエンジン以外に5.7LのHEMIエンジン搭載グレードを購入できますが、日本国内では標準車は3.6L V6 DOHCエンジンのみのラインアップとなります。

一方のトップパフォーマンスモデルのSRT8では、排気量が6.4LのHEMIエンジンを搭載。バケットシートの採用など少々やりすぎ感はありますが、HEMIエンジンを搭載するセダン系のSRT8が日本国内でラインアップされているだけでも感謝しなければならないでしょう。

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クライスラー 300SRT8 主要スペック
主要諸元300SRT8
全長5090mm
全幅(車幅)1905mm
全高(車高)1485mm
ホイールベース3050mm
エンジン種類V型OHV8気筒
排気量6416cc
最高出力476ps/6100rpm
最大トルク65.0kg・m/4150rpm
トランスミッション8速AT
JC08モード燃費5.9km/L
新車価格756万円

 

クライスラー300の中古車価格

クライスラー300の中古車は48万円~998万円が相場価格となっています。

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【アメ車人気ランキング】3位.シボレー カマロSS

3位シボレーカマロ

アメ車を代表する、2ドアクーペのシボレー カマロ。その最新型が2017年後半デビュー予定です。

同じ2ドアクーペのライバル車種だと、フォード マスタングが挙げられますが、フォード マスタングには今や正規輸入モデルがありません。(フォードは2016年に日本市場から撤退)そういった点では、国内モデルが登場するシボレー カマロSSは貴重な存在と言えます。

導入予定の最新モデルは、2015年にワールドデビューした6代目で、4代目が2002年に生産終了となり、その後2009年に5代目がデビューしています。

5代目からは、ライバルといえるフォード マスタング同様、歴代モデルをオマージュしたエクステリアを採用。FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のダッジ チャージャーも同様のコンセプトでラインアップされています。

カマロもトレンドに乗って、エンジン排気量のダウンサイズが進み、ベースエンジンは2L直列4気筒DOHCとなっていますが、日本国内でもV8 OHVエンジンを搭載するSSモデルがラインアップ予定です。

国産車では、この手法のモデルは見た目だけのパイクカー(過去の車のデザインをモチーフにした車)になりがちですが、GMやフォード、FCAでは技術伝承がしっかり行われているので、歴代モデルのイメージと、最新トレンドをうまく融合させたモデルとなっている点も特筆ものです。

欧州車にはこのようなイメージのモデルはなく、国産車でも選択肢は限定的。アメ車好きならずともスポーツクーペに興味がある人にも自信を持ってオススメできる1台です。

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シボレー カマロSS 主要スペック
主要諸元カマロSS
全長4780mm
全幅(車幅)1900mm
全高(車高)1340mm
ホイールベース3050mm
エンジン種類V型8気筒OHV
排気量6153cc
最高出力461ps/6000rpm
最大トルク62.9kg・m/4400rpm
トランスミッション8速AT
JC08モード燃費-
新車価格未定

 

シボレー カマロの中古車価格

シボレー カマロの中古車価格相場は25万円~1,280万円です。

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【アメ車人気ランキング】4位.キャデラック エスカレード

4位キャデラックエスカレード

日本で購入できる、トラックシャシー(車台)ベースの“ボディ・オン・フレーム”タイプのアメリカンSUVで正規輸入されているのは、エスカレードのみとなっており、そういった点も人気の1つです。

初代キャデラック エスカレードは1999年デビュー。現行モデルは2015年デビューの4代目となります。かなり大柄なボディなのに“2+2+2”の計6名乗りという贅沢な車内空間は、まさに高級車ブランドキャデラックらしいと言えます。

初代モデルは「シボレーやGMCブランドの同クラスSUVにキャデラックバッジをつけただけ」と言われるほど質感が低いモデルでしたが、先代から質感は急上昇。現行モデルでは文句のつけようのない内外装を実現しています。

質感だけでなく、これはキャデラックブランド全体に言えることのですが、スマートフォンの充電スペースをコンソールボックスなど見えないスペースに設けるなど、細かい“気配り”も見せています。

国産車ではレクサスLXがライバルとして想定できますが、各種デバイスやインフォテイメントシステムの充実ぶりではエスカレードの圧勝です。

メルセデス・ベンツやBMW、アウディやボルボなど欧州高級ブランドSUVにもない独特の雰囲気は、トラックシャシーベースモデル独特の世界観だと言えるでしょう。

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キャデラック エスカレード・プラチナム 主要スペック
主要諸元エスカレード・プラチナム
全長5195mm
全幅(車幅)2065mm
全高(車高)1910mm
ホイールベース2950mm
エンジン種類V型8気筒OHV
排気量6153cc
最高出力426ps/5600rpm
最大トルク63.5kg・m/4100rpm
トランスミッション6速AT
JC08モード燃費-
新車価格1349万円

 

キャデラック エスカレードの中古車価格

キャデラック エスカレードの中古車価格は24万円~1,478万円です。

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【アメ車人気ランキング】5位.ジープ グランドチェロキー SRT8

5位グランドチェローSRT8

FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)の1ブランドがジープです。そのジープブランドのフラッグシップモデルとなるのが、グランドチェロキーとなります。

量販グレードは、いずれも3.6LV6エンジンを搭載していますが、フラッグシップのSRT8にはV8 HEMIエンジンが搭載されています。

一時期、ホンダディーラーでも販売されていた初代グランドチェロキーは1992年にデトロイトオートショーで発表、1993年より発売開始。その後、2代目が1999年に発売され、3代目は2005年に登場。現行の4代目は2010年に販売開始となりました。

ジープブランドのファンはアウトドア志向が強く、一般的なアメ車ファンと一線を画すと言われています。欧州など北米市場以外のマーケットにもファンが多いことからも、それはわかります。

「グランドチェロキーに乗っている=アメ車好き」というわけではなく、その他大勢のSUV車の中からお気に入りを選んだだけというケースが多くなっています。ただし、これは前述したV6エンジン搭載車の話であって、V8HEMIエンジンを搭載するSRT8を選ぶということは、グランドチェロキーをアメ車として強く意識していることになるでしょう。

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ジープ グランドチェロキーSRT8 主要スペック
主要諸元グランドチェロキーSRT8
全長4850mm
全幅(車幅)1985mm
全高(車高)1800mm
ホイールベース2915mm
エンジン種類V型8気筒OHV
排気量6416cc
最高出力468ps/6250rpm
最大トルク63.6kg・m/4100rpm
トランスミッション8速AT
JC08モード燃費-
新車価格805万円

 

ジープ グランドチェロキーの中古車価格

ジープ グランドチェロキーの中古車価格相場は19万円~688万円です。

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【アメ車人気ランキング】6位.ジープ コンパス

6位ジープコンパス

パトリオットとともに、ジープブランド初のコンパクト・クロスオーバーSUVとしてデビューした、ジープ・コンパスは“ミニグランドチェロキー”のような風貌が特徴的です。

コンパスに採用されるプラットフォームは、三菱自動車と共同開発したもので、三菱 ギャランフォルティスなどがその流れを汲むプラットフォームを採用していました。

北米などでは、すでに2代目がデビューしていますが、日本国内ではいまだに初代のフェイスリフトモデルが販売中です。

コンパスは2006年1月に開催されたデトロイトショーでデビュー。乗用プラットフォームを採用したコンパクト・クロスオーバーを各メーカーが相次いで投入している中、ジープもブランド初のFFベースのプラットフォームを採用してコンパスを開発。

ジープブランドは現在、コンパスより小さいジープ レネゲードをラインアップしていますが、こちらはフィアットの工場(欧州)で生産しているのに対し、日本仕様のコンパス(つまり先代)は、アメリカ国内生産となっているので、その意味でもよりアメ車に乗っている気分にさせてくれるのは間違いないでしょう。

欧州車テイストの強いレネゲードより、アメリカン感覚溢れるお手軽モデルという点もおすすめポイントです。2代目ジープ コンパスに関してはブラジル、メキシコ、中国、インドなどで生産されますが、アメリカ国内での生産は行わないところが少々気になるところです。

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ジープ コンパス・リミテッド4×4 主要スペック
主要諸元コンパス・リミテッド4×4
全長4475mm
全幅(車幅)1810mm
全高(車高)1665mm
ホイールベース2635mm
エンジン種類直列4気筒DOHC
排気量2359cc
最高出力170ps/6000rpm
最大トルク22.4kg・m/4500rpm
トランスミッション6速AT
JC08モード燃費10.7km/L
新車価格356万円

 

ジープ コンパスの中古車価格

ジープコンパスの中古車価格は135.8万円~339万円です。

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【アメ車人気ランキング】7位.ジープ ラングラー

7位ジープラングラー

ハリウッドのアクション映画でも、たびたび登場するなど、誰でも一度は見たことがあるアメ車なのが、ジープ ラングラーです。

第二次大戦で活躍した、ジープの基本スタイルを継承し続けている武骨なキャラクターは、現在ではかえって新鮮に見えます。クラスや価格は違いますが、メルセデス・ベンツGクラス、ランドローバー ディフェンダー、少し前に日本でも再販されたトヨタ ランドクルーザー70などが、ライバル車種として挙げられます。

しかし、ランドクルーザー70を除くとライバル車種を購入する富裕層はファッション感覚で乗っているケースが多く、その点でいうとラングラーは、悪路走破性などの性能に惚れ込んで乗っている人が多いと言えるでしょう。

日本国内では、ショートホイールベースで2ドアとなるラングラーのほか、ロングホイールベースで4ドアとなる“ラングラー・アンリミテッド”をラインアップ。

実用性でいけばドア数も多く、室内も広いアンリミテッドを選びがちですが、ここはあえてよりワイルドさを追求するためにラングラーを選びたいところです。

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ジープ ラングラー・サハラ 主要スペック
主要諸元ラングラー・サハラ
全長4185mm
全幅(車幅)1880mm
全高(車高)1845mm
ホイールベース2425mm
エンジン種類V型6気筒DOHC
排気量3604cc
最高出力284ps/6350rpm
最大トルク35.4kg・m/4300rpm
トランスミッション5速AT
JC08モード燃費7.9km/L
新車価格396万円

 

ジープ ラングラーの中古車価格

ジープ ラングラーの中古車価格は26万円~798万円です。

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アメ車は中古車を購入するのもおすすめ

中古車のアメ車の魅力 | 大排気量V型エンジン搭載車が豊富

フォード マスタング

※画像はV型8気筒エンジンが搭載されたフォード マスタング

上で現在新車で購入できるアメ車ランキング1~7位を紹介しました。しかし、アメ車ライフを送る方法として、中古車として販売されているアメ車を購入する手もあります。中古車のアメ車には新車では味わえない独特な魅力が数多くあり、あえて中古車を選ぶ人も珍しくありません。  

まず、中古車のアメ車は、近年のアメ車では少なくなりつつある大排気量エンジンが搭載されていることが多く、「大排気量=アメ車らしい」というイメージをお持ちの方は中古車も選択肢に入ってくるでしょう。

前述したとおり近年のアメ車はダウンサイジングが進み、搭載されるエンジンの排気量が徐々に小さくなりつつあります。もちろん、アメ車の小排気量化は環境性能向上などを目的とした進化なのですが、アメ車らしさが失われつつあるということに変わりはありません。

アメ車の伝統ともいえるV型エンジン搭載車もダウンサイジングに伴って減少しています。 しかし、中古車のアメ車には大排気量車がまだ数多く存在しているので、現行モデルのアメ車を見てピンとこなかった方は、中古車の中からアメ車を探してみてはいかがでしょうか。  

 

中古車のアメ車の魅力 | 撤退してしまったフォードの車種を購入できる

アメ車ブランドの中には、日本では正規ディーラーから購入できなくなったメーカーの車両もあります。

アメリカ自動車メーカー大手の「フォード」も、その1つです。 フォードは、2016年末まで日本でも新車を販売していたのですが、販売不振などを理由に日本での事業から撤退となりました。そのため、現在は個人輸入以外の方法で新車を購入することはできません。

しかし、つい最近まで正規輸入が続けられていたので、フォードの中古車はクラシックなモデルから、アメリカではまだ販売されている最新モデルまで様々な車種から選ぶことができます。フォードの中古車の中で圧倒的に人気なのはアメ車に詳しくない人でも名前を聞いたことがあるフォード マスタングです。

初代モデルは1960年代に登場しており、ヴィンテージカーとしてもいまだに根強い人気があります。初代や2代目マスタングは現行モデルの中古車を超える価格の車両が販売されており、そのデザインやコンセプトを受け継いだ7代目の現行モデルもメーカーが撤退した今も中古車市場で人気となっています。

 

フォード マスタングの中古車価格

フォード マスタングの中古車の価格相場は25.9万円~1,050万円です。

フォード マスタングの中古車を見る 

 

アメ車を中古車で買うときの注意点

新車として販売されているアメ車を選べば、正規ディーラーによるアフターサービスを受けられるので、比較的快適なアメ車ライフを送ることができます。

一方、中古車の場合は、最新のアメ車と比較して故障の頻度が高かったり、故障したときは修理を受け付けてくれる整備向上やショップを自分で見つける必要があります。

また、設計が古いアメ車の場合は、燃費が3km/L程度の場合もあるので、高額なガソリン代を払う覚悟も必要です。

しかし、他の人があまり乗っていないアメ車に乗って街に出れば、周りから注目を浴びることまちがいなし。その強い存在感があなたを満足させることでしょう。

アメ車は個人輸入される個性派モデルこそ注目

アメリカで見かけたトヨタ タンドラ

2016年にフォードが日本市場から撤退したこともあり、現在日本に正規輸入されるアメリカンブランドは、GM(シボレー/キャデラック)、FCA(クライスラー/ジープ)そして、テスラのみとなっています。

販売されるモデルは、世界市場において積極展開されているモデルばかりなので、コアなアメ車ファンにとっては魅力の乏しいモデルばかりと感じるかもしれません。そこで、存在感を強めているのが個人輸入もしくは、輸入販売している業者となります。

アメ車ファンから注目度が高いのは、ピックアップトラック。そしてシボレー・タホなどのトラックシャシーベースの大型SUVです。

旧車ファン向けにアメリカ本土で、中古車を買い付ける代行業者なども多く存在しています。また、純粋なアメ車とは言えませんが、トヨタを中心にアメリカ現地生産もしくは、アメリカ市場を中心に輸出販売しているモデルの個人輸入車も人気が高まっています。

とくに目立つのが、トヨタのいずれもほぼ北米専売となる大型ミニバンの“シエナ”や、ピックアップトラックの“タコマ”、“タンドラ”で、大都市ではかなりの頻度で見かけることが多くなっています。

アメ車メーカーについては、過去にはGM、フォード、クライスラーを“ビッグ3”と呼んでいましたが、今ではクライスラーはフィアットグループ傘下で“FCA”となり、アメリカ本土では“外資扱い”する消費者もいます。また、テスラが時価総額でフォードを抜いたニュースも先日、話題になりました。

今後のアメリカ国内の新車販売の動き次第では、そう遠くない将来にアメ車の世界にさらにひと波乱が起きるかもしれません。アメ車好きは今後のニュースから目が離せない状況が続きそうです。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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