ホンダ ヴェゼル ツーリング 試乗│新たに追加された最上級グレードは欧州車を彷彿とさせるしっとりと落ち着いた走り(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林 岳夫
ベンチマークは、Cセグハッチの王道VW ゴルフ!?
うわ、ゴルフっぽい!
それがホンダ ヴェゼル ツーリングに乗ったあとの、正直な感想。はい、例に出したのはお察しの通り、フォルクスワーゲン ゴルフのことですよ。
こういうときにあるモデルの個体名を引き合いに出すのは、ギョーカイルール的にもあんまりよろしくないってことくらいなんとなく解ってはいるつもりだけど、それでも今回その禁忌を破り、敢えてそう言いたくなるくらいにフィールが似ていてビックリした。
さらに言うなら今の最新型ゴルフのフラットで上質すぎる感じではなくて、ふた世代くらい前の硬派な男っぽい荒削りな感じに類似。
ベンチマークがこれほど明確に見える化されるって、すごくない? いや、もしかして狙い所は全然別の着地だったのかもしれないけれど、結果なんだかとても感じのイイことになっていたからオールOKなのではないかしらん。
以下そのフィールについては追って言及していこうと思う。その前にこのクルマのアウトラインをご紹介しよう。
“走り”という顧客のニーズが生み出した「究極のヴェゼル」
2013年に発売されて以降、ヴェゼルへの反響はとても大きなものだった。
SUVにしてはコンパクトなパッケージが意外なほどに受けて、日本国内はもとより特に途上国である環太平洋アジア地区において、納車待ちの長〜い行列が出来たと聞いている。累計販売台数は2018年末時点で260万台。実は現在も右肩上がりだ。
昨年2018年2月にはビッグマイナーチェンジを受けたのち、さらなる拡充のために今回モデル追加がなされた。それがヴェゼル ツーリング。
発売当時はまだ珍しかったスモールSUVというセグメントは、近年急成長を果たし、今や押しも押されぬ激戦区になっている。そんな中、同社では顧客からのニーズが“走り”の方向へシフトしていることをもとに、既存のヴェゼルの走行性能をより高めて、ヴェゼル ツーリングの投入で『究極のヴェゼルを作る』ことを目指したという。
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